株式会社ENZIAN

株式会社 ENZIAN は、2022 年 3 月に創業した IT ソリューションを主力事業とした会社だ。
創業者である 近藤紀充氏 と 斉吉涼介氏 は、業界のエンジニア・クライアント・社員など、すべての人が幸せになる事業の在り方を実現したいと考え、同社を立ち上げた。
社名の「ENZIAN」はドイツ語で花の「リンドウ」を意味する。
リンドウの花言葉は、誠実・正義などで、同社は IT の力で様々な課題や社会問題に取り組み、関わるすべての人々が幸せになる会社を目指している。

創業者は、代表取締役の 近藤紀充氏 と 同じく代表取締役の 斉吉涼介氏 の二人である。
二人は所属していた会社が異なってたものの、同じ業界で親しくしてきた仲だ。
業界の在り方に疑問を感じ、変革したいと考えた二人はいずれ一緒に企業をしようと意気投合。
「会社は創業者の”モノ”ではなく、会社という”家”であり関わる全ての人の人生を豊かにする環境そのもの。そういう会社にしたい。」
それぞれ異なる会社で異なる経験をしてきた中で一致した 近藤氏 と 斉吉氏 の想い。
近藤氏 が 2022 年 3 月に同社を立ち上げ、斉吉氏 が少し遅れて同年の 12 月にジョインし、ENZIAN は本格始動した。

ではその”家”の中でどんな環境を構築していこうとしているのか、立ち上げた思いとこれまでの経緯について 斉吉氏 は次のように語ってくれた。
「先が見えづらい世の中で、一人ひとりが自身の思考で自身の責任を持ってプランニングできる状態にすること、一言で言うと自律すること。しっかりとキャリアを構築していくこと。そしてその成果として高い報酬を得ること。
以上を全力で支援できるような制度と環境を、会社として創り上げていきたいです。
そのような環境のなか、充実度を持った社員の集合体である会社として”ひとつでも多く、ひとりでも多くの「ちょっと幸せ」を創造する”というビジョンを実現したい。
そんな思いで ENZIAN を創業しました。　

立ち上げ期は会社を軌道に乗せることで必死でしたが、少しずつ仲間も増えて順調に業績を伸ばせています。
営業力という点でも強みと言えるぐらいの体制を構築することができました。
これからご入社いただくエンジニアの皆様には、長期的なキャリア形成を見据えた案件を選択することが可能であり、かつ高い報酬を得られるような仕組みが整えられたと思います。準備は万端です！」

同社の強みは営業力とオペレーション力だ。
斉吉氏 は、前職では持ち前の思考力とマネジメント力を武器に事業と会社を成長させた。
近藤氏 も、同業界で 10 年以上に渡ってナショナルクライアントをはじめとした 100 社以上の案件を支援した。
二人とも IT 業界に広いネットワークを持つことから、業績は順調だ。
2 期目にあたる 2023 年 9 月期には、はやくも売上は 5 億円弱にのぼっている。
今後は社員のエンジニアを増やし、会社としての技術力を高めていく考えだ。

「昨今の IT 業界は人手不足が深刻で高還元が採用のキーワードになっています。受注単価の 70 ～ 75% を給料としてエンジニアに還元するモデルですが、その一方で受注単価を上げないことには給料もあがりません。その点、我々は営業力が強みで、平均受注単価は約 80 万円と比較的高水準です。お客様目線では ”高い” と思われることもあるかもしれませんが、それだけお客様の求める本質を捉えて提案し、成果を出しているためご納得いただいています。」と、営業部隊を率いる近藤氏は語る。

「当社の営業部隊は非常に優秀です。プロジェクトの本質を理解し、どのように成功に導くのか。そのためにはどのようなリソースが足りていないかを把握したうえでお客様に提案しています。シンプルに聞こえるかもしれませんが、実はとても難しいことで、この高い水準の営業活動を維持するために日々努力と研鑽を重ねています。」と、斉吉氏も語ってくれた。

また、急成長に耐えうるオペレーションを整えるべく、効率化と自動化を行い徹底的に工数を削減した。
さらに、ヒューマンエラーが起こらない仕組みを営業部隊とバックオフィス部隊が一体となって作り上げている。
「ミスをする人が悪いのではなく、ミスが起こりうる / 起きてもリカバリーができない仕組みが悪い」という考えを全員に浸透させ、徹底的な改善と効率化を心がけている。

「社員に経済的な余裕と充実感を持って働いてもらうためには、まずは会社としての体力と広いフィールドを構築する必要がある」という考えのもと、高い営業力とオペレーション力を武器に同社は短期間で急成長してきた。
新しい仲間を受け入れ、社員の人生を”ちょっと幸せ”にする準備は着々と整ってきている。
会社としてはここにエンジニア社員を加え、さらに成長していこうと考えている。

同社が掲げるミッションは「社会と誠実に向き合う正義となる」である。
ビジョンとしては「ひとつでも多く、ひとりでも多くの “ちょっと幸せ” を創造する」を掲げている。
少し気恥ずかしい文言だが、創業時の想いを言語化した。この想いは、今いる仲間はもちろんのこと、これから仲間になるたくさんの人たちにも向けられている。

「目指す像がある方は、当社で実現できるように全力で支援します。キャリアプランや人生設計がまだ定まっていない人も多いかもしれません。そういう方についても、我々は会社の成長・個人の成長・キャリアアップをリンクさせつつ、社員が経済的な自立・社会的な充実を図れる状態を目指しているので、我々の仲間になるメリットは十分にあると思います。ビジョン通りに、皆さんの ”ちょっと幸せ” を会社として提供していきたいと考えています。」と 斉吉氏 は語る。

また、同社は社員が社会的・経済的に自律できることを重要視しているという。
社会的・経済的な自律とは、業務面・私生活など、多方面な意味において余裕がある状態を指している。
「色々な意味で余裕があった方がいい仕事は生まれるし、何よりも余裕があった方がその人の人生もきっと少しは生きやすくなると思います。それが、会社にとってもいい効果を生んでくれるんです。」と 斉吉氏 は考える。

斉吉氏 はこれを会社としての一つのサイクルと捉え、以下のように語ってくれた。
「社員が社会的・経済的に自律できると、今度は個人の力が向上し、社員個々人の力の向上は当然組織力の向上にも繋がります。すると今度は、会社にも余裕が生まれ、新規事業や自社サービスなど、会社としても色々な選択肢が生まれます。
自ずと社員にも更に多くの選択肢や働き方を提供することができ、社員にとっても会社にとっても更なる成長に繋がるという好循環になります。社員と会社が成長することで世の中により多くの価値を提供することができ、結果として社会貢献に繋がると思っています。」

社会的・経済的な自律を実現するには、社員が自身のキャリアアップを見据えた案件を選択できる必要がある。
そのためには当然豊富な案件が必要となり、ひいては豊富な案件を社として抱えられる営業力・オペレーション力が必要となる。
好循環の起点となる営業力・オペレーション力は準備ができたため、次なるステップの実現を目指している。

斉吉氏 と 近藤氏 には、同社の成長の道筋が見えている。
その道筋を、より社員に寄り添いながら洗練された形で実現していくことが目標だ。
スタートしたばかりでまだまだ足りないピースは多いが、裏を返すと、必要なピースがはまれば成長できると分かっている。
これから入る仲間は、同社の核となり、ともに会社を作っていくメンバーだ。