代表取締役 斉吉 涼介 氏 2011 年 4 月、新卒で情報通信機器やシステムの営業会社に入社。 過酷な環境に耐えながら営業力を磨く。 その後、社員数人のIT企業に転職。8 年弱在籍し、リーダー、マネージャー、執行役員、子会社社長等を歴任。会社の成長に寄与した。 M&Aをきっかけに退社し、2022 年 12 月に株式会社ENZIANへ。 創業者の近藤紀充氏と共同代表を務め、二人三脚で奮闘中。

これまでの経歴を通して、仕事観や大切にしていることなどを教えてください。

仕事を通じて自分を知ることができる。それが一番しっくりくる答えです。 自分の能力・強み・弱み・価値観・自分の生き方や人づきあいまで、思ってもみなかったことも含めて、仕事をすることで「自分はこういう人間なのだ」と見えてきます。 その気付きを真摯に受けとめて、仕事に活かしていくことが大事ではないかと思っています。 実際、これまでの仕事を通じて、いろいろな経験とたくさんの気付きを得ました。 新卒で入社した会社は、超がつくほどゴリゴリの営業会社でした。 当然とても厳しい環境ではありましたが、そこで本質をつく上司と出会えました。 質問や相談をすると繰り返し「なんで？」と問いかけてくるんです。 そんな上司と日々をともにすることで「考え続けることで本質に近づき、自分なりの答えを出すことが出来る」ということを教わりました。 考え続ける習慣ができたことは、今でも大きな財産ですし、私の社会人としての根源になっていると思います。 2 社目では、事業不振で社員 20 人弱いた部署が 4 人になる経験をしました。 営業に加えて、パートナー推進・カスタマーサクセス・営業管理・経営管理・経理業務・総務業務・人事業務等も対応し、おかげで幅広く会社の経営に携わることができました。 いかに効率のよいオペレーションで回していけるかを工夫した経験は、今でも活きています。 3 社目では、過去 2 社の経験を活かして、とんとん拍子で会社全体をマネジメントする立場になりました。 こうして振り返ると、社会人になってからの日々は全てよい経験です。 当時は苦しかったこともたくさんありましたが、いろいろな経験を通じて見えてきた自分を、今の会社の経営に活かすことができていると思います。

人生で大切にしていることや座右の銘は何ですか。

ピーター・ドラッカーの著書が好きで何回も読んでいるのですが、 「大事なものは地位ではなく責任である」 という名言が大好きでとても共感しています。 私が人生で大切にしていることが、まさに「責任」だからです。 ほかの人のせいにしたり、業界がどうとか、会社がこうだからとか、周りの環境を理由にできない理由を探すのではなく、自らの「責任」をもって最善を尽くしたい。ずっとそう思ってきました。 起業して経営者となった今は、社員に対しても、クライアント様に対しても、そのほか全てのステークホルダーの方々に対しても、皆を守り、少しでも幸せにすることが、自分の責任だと考えています。 もう一つ、座右の銘としている言葉があります。 ライオンキングに出てくる「ハクナ・マタタ」という言葉です。 スワヒリ語で「心配するな」「気楽に行こう」的な意味で、一つ目の「責任」とは真逆な感じですね。 ただ、自分の中では矛盾していなくて、責任を持ちつつもネガティブ思考にはならず、どこか楽観的な部分を大切にしていきたいと思っています。 時に考え込んでしまうこともあるので、そういうときに自分に言い聞かせている言葉です。 私にとってはどちらも大切な要素です。

ENZIANで得られるやりがい、会社や仕事の魅力は何ですか。

これからの時代は、IT業界に限らずどこの業界も、どうなっていくかわからないというのが共通認識だと思います。 VUCA（不確実な時代）とよく言われますが、不確実な時代なので今後の人生に不安を抱いている人はたくさんいると思います。私も実際そうです。 ENZIAN は、仲間になってくれた人たちと個人・会社の将来を一緒に考えていくというスタンスです。 「会社として個人に肩入れしすぎ」と思われるかもしれませんが、お客様にもそう言っていただけるよう努めているように「そこまでやってくれるのか」と社員にも言われるのが会社の目標なんです。 そうやって一人一人のキャリアや経済が充実し、余裕を持って仕事に取り組めるようになる。 更にはその余裕が質の高い業務にも繋がることで、結果として事業の成長・会社の底上げ・お客様や社会への貢献にもつながります。 そんな好循環が実現できる会社を目指しています。 営業力・オペレーション力を駆使して土台作りはある程度できたので、これから新しい仲間と共に好循環をつくっていくフェーズです。これがやりがいや魅力になってくれるとよいなと思っています。

ENZIANに集まった素敵な仲間たちについても教えてください。

当社の社員は全員自慢できます。 何人か紹介すると、まず、社会人4年目のトップ営業。 営業力が高く、かつ真摯なので、お客様からもエンジニアさんからも頼られます。 自然と電話の数も多いです。 エンジニアさんからしたら、要望を汲みながら案件を広げてきてくれるし、受注単価も上げてくれるので、本当に頼もしい存在だと思います。 社内SEは、SE業務に留まらず法務関係やバックオフィス業務の効率化など、社内のこともやってくれるし、お客様のプロジェクトにも入ってくれています。 そして、私のよき相談相手でもあります。私の考えを伝えると、時には「それは違うんじゃないですか」と正面から否定してきます。自分と違う意見を求めているのでありがたいです。 常に一緒に考えてくれる人がいて、それが周りを巻き込んでどんどん会社の総意として磨かれていくという意味でも、彼の存在は欠かせないです。 また、バックオフィスの担当者には、事務にとどまらず総務・経理・労務、コンプライアンス対策やセキュリティ関係まで、全て安心して任せています。 「自分の業務範囲はここまで」と決め切らず、自分にできることはなんでもやってくれます。その時点では自分はまだできないことでも、手が空いていたり声をかけると進んで挑戦してくれます。 そういう姿勢が周りからの信頼に繋がり、今では社内の全員から頼りにされている存在です。 ここまで信頼されるバックオフィスはなかなかいないと思います。 他のメンバーも真摯に業務に取り組んでくれる人ばかりです。 当社は、本当に人に恵まれていると思います。

これから入る人には、どんな人に来てほしいですか。採用選考時に大事にしていることなども教えてください。

当社のことを、少しでもよいなとか、好きとか思ってくれる方がよいですね。 あとは、当社の掲げるバリューにひとつでも当てはまる方ですかね。 「こういう人間であろう！」という社内の指標として、日常業務において社員一同が大事にしている要素です。 【ENZIAN が掲げるバリュー】 ・WHY（なぜを追求すること） ・INTEGRITY（真摯な人間であること） ・DO（徹底的に実行すること） ・ESSENCE（本質を理解すること） ・BRILLIANT（輝いていること） ・OBTAIN（ねだるのではなく、勝ち取ること） ・X FACTOR（未知の才能や可能性を信じること） 技術力ももちろん大事ですが、採用基準という意味ではやはり人間性や「今後どうなっていきたいか」というところを見ています。 面接をしていると、自分の市場価値や今後のキャリアに不安を抱えている人が多いと感じます。 そういった不安について、入社してくれた皆様とは一緒になって考えていきたいです。それが ENZIAN のビジョンのひとつでもあります。 私は、本気でキャリアコンサルタントの資格を取ろうと思っています。それほど本気で、社員のキャリアや自律という主題に対して会社として取り組んでいくつもりです。 報酬面も、もちろん業界最高水準の還元をします。 いくら高還元をアピールしても営業力がないと実現できませんが、ENZIAN には強力な営業部隊がいます。 業務開始後のフォローも含めてしっかりバックアップするので、安心してください。二人三脚でやっていきましょう。 今は土台作りとしての営業活動が先行している当社ですが、営業力とオペレーション力は盤石です。 ここに技術とこれから入る皆さんの力が加わればかなり強い会社になるはずです。一緒にこの会社を大きくしていきましょう。 ENZIAN で皆さんの人生をちょっと幸せにします。