株式会社エアー

1983年8月の設立から、一貫した技術志向で成長してきた株式会社エアー。他社の一歩先を行く技術力と目利き力を糧に、業界では「データベースといえばエアー」と言われる実力を保持し続けてきた。

現在、メールセキュリティ関連の自社パッケージの開発・販売から、大手通信キャリアのシステムを中心に認証、データ活用に関わるシステムの開発を行っている。

事業の拡大に伴ってエンジニアを積極採用している同社。同社のエンジニア職は、色々なチャンスに恵まれている。経験豊かな先輩社員から直接指導を受けながら成長できること、自社パッケージソフトウェア、海外ライセンスソフトウェア、SI、受託開発と揃う事業ラインから仕事を選びスキルアップすることができる。また、会社が培ってきたコア技術とノウハウを吸収できる刺激もあり、会社そのものを変えていく面白さもある。

同社は、エンジニアにとって必要なエッセンスが凝縮された会社なのだ。

同社の沿革を知れば、その実力を理解しやすいだろう。

設立直後の1984年、同社は日本におけるリレーショナルデータベース時代に先駆けて、米国産Unixデータベース「UNIFY」を独自に輸入・日本語化して独占販売を行っていた。ソースコードを入手して手探りで開発を推進し、日本市場に適用すべく数々のトライが行われた。その過程で得たノウハウは、後の同社を支える大きな基盤となる。このデータベースはOEM提供を行い、当時、市場で6割のシェアを獲得したと言う。

その後、培った技術とノウハウをベースに自社製品開発を開始した同社。日本初のIMAP形式のメールソフト「AIRMAIL」を開発し、早々に市場へ投入した。この製品は大手メーカにも評価され、大学や官公庁など多くの団体で採用された実績を持つ。

さらに、ローカライズと自社プロダクト開発で得たノウハウを展開するべく、同社が開発受託に乗り出すのは自然な流れだった。UNIX、データベース、メール、インターネットのカテゴリーでの確かな技術力には、多くの大手SIerが信頼を寄せている。高いレベルの技術志向で、確かな技術力を身につけてきた少数精鋭の技術集団、それがエアーだ。現在もR&D部門を中心に最先端技術の研究が進められ、常に先を見据えた製品開発を行っている。

開発受託においては、通信キャリア、ISP、流通を中心とした企業のインターネットサービスまたは社内業務システム、ユーザー基幹系登録システム、大規模認証システムなどの開発を行っている。プロジェクトの規模や期間は様々だが、大手SIerとの太いパイプがあり、上流の要件定義から手がけている。また、設計から開発・保守まで幅広く仕事が舞い込み、エンジニアのレベルに適したプロジェクトに参加している。

また、自社パッケージ製品もWISE Audit（メッセージアーカイブ＆フィルタシステム）、WISE Alert（誤送信防止Outlookアドイン）、WISE 365 Search（Office365向けメール監査システム）などを中心に、今後も新製品が続々と投入される予定だ。WISE Auditは、時代の背景を受け、家電メーカ、自動車メーカ、物流企業など大手を中心に導入されており、現在では7年連続で電子メールアーカイブソリューション分野で国内メーカーの売上トップシェアを誇る。

海外ライセンス製品については、レポーティングで世界的に高いシェアを握るActuate社製品をローカライズしてきた。現在は製品の販売サポートおよび開発を請け負っている。会長の北山氏は、Actuate日本支社の立ち上げ時に社長を務めた人物だ。また、ビッグデータ統合活用ツールTalendも大企業を中心に需要が高く、大手企業への導入が進んでいる。

今後もLinux、データベース、インターネット、メールといったコア技術にセキュリティ、ビッグデータ統合、分析等の新しい分野を取り込み、常に時代に求められるものを先駆けて提供していくことだろう。

自由な社風のもと、自分のペースで仕事を進めていくことができ、能動的に働きかければ必ず温かい反応が返ってくる。3事業の中から自分のキャリアや志向性に必要なポジションを選ぶことができる。それだけに、「やる気」と「主体性」を持った人に応募いただきたい。