株式会社SeRoRi

モバイルゲームの企画・開発・運営を中心に、アプリ運営支援事業、アプリパブリッシング事業を手がける、株式会社SeRoRi。
代表の山下養一氏は学生時代からオンラインゲームに熱中し、オンラインゲーム運用会社へ就職。韓国や中国など海外で開発されたゲームを日本で展開するパブリッシング業務に5年間携わる。その後、当時市場が拡大しつつあったモバイルゲーム業界でディレクター、プランナーとして活躍し、2014年5月に同社を設立した。当時を振り返って山下氏はこう語る。

「モバイルゲーム会社2社で経験を積んでいくうちに、起業して自分たちが面白いと思うゲームを作りたいという想いが強くなっていきました。そんな時、たまたま行ったファミレスで小学校低学年ぐらいの子どもとそのお母さんが楽しそうにモバイルゲームアプリで遊んでいる姿を目にしたのです。こんな風に世代や性別を超えて夢中になれるゲームを自分たちの手で生み出したいと思い、独立して会社を設立することを決意しました」。

ちなみに社名の「SeRoRi」とは、山下氏が学生時代に没頭していたオンラインゲームで、一緒にプレイする仲間たちと結成していたチームの名称。共通の目的に向かって、モンスターを倒したり、アイテムを獲得したりと、メンバー全員が力を合わせてミッションをクリアしていく姿勢が企業経営にも通じることから、当時のチーム名をそのまま社名にした。

そして設立1年後の2015年5月に、同社の第一作としてグリー株式会社と共同開発したオリジナルタイトル『リベリオンブレイド』をリリース。続いて2016年4月には、同社のメンバーがディレクション、プランニング、デザイン、開発を担当して受託開発した新タイトルがリリースされる。このタイトルはダウンロード累計460万を突破し、Apple storeランキングでは最高6位を記録する大ヒット作品となった。

同社の強みは、大手モバイルゲーム会社でプランナーやエンジニア、デザイナーとして経験を積んで来たメンバーが集まっていること。それによってタイトルを開発する際に重要となる企画力、ディレクション力、デザイン力、設計・運営力を備えていることだ。

「企画力やディレクション力をはじめ、PCやモバイルタイトルを数多く運営してきたメンバーによる開発段階からの設計力と運営力、ジャンルに応じて最適なUIを制作できるデザイン力は、高く評価いただいています。男性向け、女性向け、アクションゲーム、恋愛ゲームなど、どんなジャンルにも対応できるのも、当社の強み。経験が豊富で、どんな種類の作品でも、プレイヤーの立場になって考えてコンテンツを生み出していくことができるメンバーが揃っているのです」。（山下氏）