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ダブルスティール株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

Microsoftクラウドを中心に高度な技術を提供、公共分野に強いシステム開発会社

残業少なめ

企業について

システム開発会社の、ダブルスティール株式会社。同社の事業内容は次のとおりである。

●エンタープライズシステム開発事業
MicrosoftのAzureやMicrosoft365/Office365の活用を中心とした、エンタープライズクラウド領域でのシステム開発・導入を手掛ける。クライアントは公共分野やヘルスケア領域が主。例えば、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)と呼ばれる、電子カルテや保険、医薬品といったヘルスケア領域をカバーする米国発の標準システム規格のデータベース構築に関わっている。そのほかの実績として、ビデオチャットサービスや物流システム等において、要件定義から開発、テストまでを一貫して担っている。

●プロフェッショナルサービス事業
いわゆるSESとして、10名ほどのパートナーのエンジニアを擁して、金融や物流、専門商社等のシステム開発現場にプロフェッショナルの技術を提供。

同社の強みは、次のとおりだ。
代表取締役の村山俊祐氏が以前在籍していたシステム開発企業は、MicrosoftのSharePointユーザー会幹事会社であった。そこで、Microsoftクラウドを中心に高度な専門性が必要な同社製品に習熟したエンジニアが揃い、多数の大規模プロジェクトを手掛けていた。
ダブルスティールはそんなメンバーらを集め、Microsoft製品のテクノロジーにいち早く対応できる開発体制を整備しており、検討から導入まで“ワンストップ”でソリューションを提供することを可能としている。
その“ワンストップ”とは、要求の分析に始まり、要件定義・設計・実装・運用までを「会社としてワンストップで行う」というレベルではなく、「ワンストップで実行できるエンジニアがチームでプロジェクトに従事できる」というレベルにある。このため、工程間のギャップがなくプロジェクトを進めることを可能としている。 プロジェクトにおいては、「ワンストップで実行できるエンジニア」が積極的にクライアントと関わることで、クライアントが求める密で具体的なコミュニケーションを取ることができている。
「クラウドでの開発は常に変化し続けており、かつての正しい方法がすぐに正しくない方法に代わってしまうこともある一方、最新技術の変化に追われて、安心して使える枯れた技術を取りこぼしてしまうこともあります。長年Microsoft製品を中心に関わってきた我々だからこそ、定番のアプローチと最新の技術を掛け合わせた正しい技術を提供することができると自負しています」と村山氏は胸を張る。

ダブルスティールの創業は、2012年8月。フリーランスエンジニアとして活動していた村山氏は、コンサルティングファーム経由で大手物流企業のシステム開発プロジェクトのPMO業務を要請された際、法人格が必要となったことを機にダブルスティールを設立する。それと共に、以前のシステム開発会社時代のメンバーを集め、現在のプロフェッショナル集団をつくった。

そんな同社が大切にしている理念は、“謙虚であれ”。その背景について、村山氏は次のように話す。 「我々の仕事の性質上、常に新しい技術に触れてそれを吸収し、成長を続ける必要があります。分からないことを恥じることなく、知識を習得するためにひたむきに努力を重ねて成長を続ける。しかし、知識を得ると人は驕るようになるものです。そこを戒め、驕ることなく他人を尊重し、得た知識を社会のために役立てて行く。自信と誇りは持ちつつも、偉そうな振る舞いや言葉使い、行動はしない。人のことを見下さず、相手のことを立てる、敬う。私達が手掛けるサービスは、単なるシステム開発ではなく、お客様が抱える問題に対する解決策の設計と実装だからです」

今後も、特殊な技術が求められるMicrosoftクラウドを主軸とするニッチなポジショニングはぶらさず、2026年までに30名体制を目指すという目標を掲げている。
「新卒採用も開始しました。今後も新卒採用を続け、技術を継承して人に教えられる分母を増やしていきたいと思っています」(村山氏)。

2021年9月現在、同社の社員数は6名。それ以外に、SESを担うパートナーのエンジニアを擁している。

理念である“謙虚であれ”を実践するために同社が心掛けているのは、たとえ顧客の強い要望であっても問題解決に繋がらない要求仕様には必ず“ノー”を言うことだ。
「力関係に圧されて、つい『できます』『やります』と言ってしまいがちですが、それで進めて大きなトラブルに発展するケースが少なくありません。できないこと、やるべきではないことは毅然と対応します」(村山氏)。

また、「コミュニケーション技術の研鑽を軽視しない」「一度決定した方針だとしても、さらにより良い解決策を考え続ける」「間違いや失敗を誤魔化さず、素直に受け入れ反省する」といったことも心掛け、現状に満足せず技術や社会の変化に敏感に反応し、いつまでも自分自身をアップデートし続ける姿勢を大切にしている。
例えば、新たなプロジェクトに入る前のタイミングで合宿を行い、CTOが最新技術の手ほどきを行うといった機会を設けている。

同社の現在の風土について、村山氏は次のように話す。
「コロナ禍となってからはフルリモート体制で業務を進めており、Microsoft Teamsで業務に必要なコミュニケーションを密に取りつつ進めています」
月1回のペースで全体ミーティングを行い、情報共有を行っている。その機会に、新人がつくったスロットマシンでゲーム大会を行い、優勝者には商品券をプレゼントするといった催しも。

福利厚生としては、社員の社宅を会社が借り上げて家賃の半額を補助したり、食事代を会社が負担するアプリの導入も検討している。
「手厚くできるところはできるだけ手厚く遇していきたいと思っています」(村山氏)。

そのような同社が求める人材像について、村山氏は次のように言う。
「社会性が低いとか、劣等感を持つといった人の方が面白いと思っています。そういったコンプレックスをはねのけるだけの技術を身に付けてくれる可能性があるからです。そんな尖った人材も歓迎します」

特徴のある高度な技術を身に付け、信頼性が求められるプロジェクトで活躍する。そんなエンジニア像が目指せる環境が、同社にはあるといえるだろう。

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企業情報

会社名

ダブルスティール株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
残業少なめ
設立年月

2012年08月

代表者氏名

代表取締役 村山 俊祐

事業内容

エンタープライズシステム開発事業
プロフェッショナルサービス事業
事業再生・投資事業

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

6人

平均年齢

30歳

本社住所

東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F

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