株式会社レクシード

システム開発会社の株式会社レクシード。主に企業のDX支援領域やアジャイル開発による受託案件において、高度な技術力を発揮している。

テクノロジーに強い同社の特徴は、コンサルティングに強い株式会社とマーケティングに強い会社との間で資本業務提携を行い、シナジーを強力に発揮するグループ体制でビジネスを展開しているところにある。また、代表取締役の蒋明（ショウ・メイ）氏は、中国にグループ会社を持つなど幅広くのIT業界とネットワークを構築し、優秀なエンジニアの確保に強みを持っている。

このため、React、Vue.js、Node.js、AngularJS、Python、goなどのWeb系、Java、C♯.net、C++などのシステム系、iOS、Android、Kotlin、Flutterなどのモバイル系、Unity、cocos2d-xなどのゲーム系、AWS、GCP、Azureなどのクラウドといったあらゆる技術領域をカバーし、柔軟な対応力を備えている。

代表的な実績としては、大手アパレル企業のDX支援が挙げられる。グローバルの顧客情報データを特定の属性で検索して効果的なマーケティングに活用する機能を開発し、業務効率化を実現させている。

また、日本企業と海外企業を連携させ、共同開発を支援する業務にも強みを発揮。大手SIerによる自動運転シナリオプラットフォーム開発のPoCにおいて、自動運転シミュレータプラットフォームを持つ中国のテック企業を繋いで、要件整理・伝達や一部の開発を担ったことも。

そのほか、AIやビッグデータ関連領域、スマートコントラクトアプリ、雑誌の定期購読サブスクリプションサービス、クレジットカード会社のDXシステム、生産工程見える化DXシステムなど多種多様な開発実績がある。

代表の蒋氏は2001年に来日してシステム開発企業にエンジニアとして入社後、大手エレクトロニクスメーカーや大手ICTベンダー、大手SIerなどの開発現場を十数年経験し、2014年4月にレクシードを創業する。

「それまでは基幹系のシステム開発を中心に手掛けてきましたが、ECやゲーム、スマートフォンアプリなどのBtoCの領域を手掛けたいと思うようになり、独立を決め、自分一人ではできないことにも挑戦するために会社を設立することにしたのです」（蒋氏）

当初は幅広く仕事を請けながらも、自社サービスとしてソーシャルRPGを開発し、GREEやMobage、コロプラで運営。（現在はサービス終了）。

2018年頃からDX案件が増え始めるとともに、アジャイル開発にシフト。2019年には株式会社HROTTIと資本業務提携をスタートさせ、本格的にDX領域にシフトする。

「HROTTIはコンサルティング・営業体制が充実しており、当社はエンジニアの層が厚く技術に強みを持ち、その相互補完を行うために、提携を決めました」と蒋氏。その後合計4社によるグループ体制を確立させる。

今後のビジョンについて、蒋氏は次のように話す。
「テクノロジーを武器に、人々の幸福に貢献するようなシステム開発に携わっていきたいですね。また、当社自身もDX領域の独自プロダクトやサービスなどを実現していきたいと思っています。」

組織はフラットで、案件ごとのプロジェクト単位で自律的に業務を遂行。スケジュール管理もそれぞれが主体的に行い、問題が発生すればチームメンバー同士が一致協力し合って解決させている。

技術力の強化においては、新たな技術を身につけたメンバーなどが主体的に勉強会を開催し、他のメンバーにシェアするカルチャーが根付いている。勤務は基本的にリモート体制であり、普段顔を合わせられなくても、頻繁に開かれるこうした勉強会が社員同士を繋げるいい機会になっている。

会社として、クラウドなど先端領域のセミナーへの参加の促しや、資格取得奨励金制度や、マンツーマンで講師をつけて日本語教育に取り組むなど。

「社員にはどこでも通用するグローバル人材になってほしいと思っていますし、そういう社員が進んで当社で働き続けたいと思ってもらえるような会社にしていきたいと思っています」と蒋氏は強調する。

そんな同社が求める人材像は、技術面ではアジャイル開発やDX領域にチャレンジしたい人。マインド面では、視野が広くいろいろな人とも交わることができる人。

技術のレベルに自信を持つ同社。技術力を高めたいと考えるエンジニアには、見逃せない募集と言えるだろう。