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インタビュー画像代表取締役・矯 健氏 1981年、中国大連で技術者の家系に生まれる。中国の情報系の大学を卒業。2005年に来日し、岡山にある大学の大学院で学ぶ。2007年4月、SIerに新卒入社。主に車載機器の組み込みシステムの開発に従事するとともに、中国オフショアの窓口を担当。大規模案件で成功事例を作り、その実績を足がかりに独立。2017年12月、株式会社シンカテクノロジーを設立し、代表取締役に就任。2018年4月、中国大連事務所開設。現在、事業を拡大中。

日本に留学した経緯をお話しください。

私が岡山にある大学へ留学したのは、父が日本の友人からその大学の教授を紹介してもらったことがきっかけでした。 私の父は岡山にある大学の工学部で7年間学び、博士号を取得しました。私が中国で大学に入学した2000年頃は、父は中国に戻り、研究所に勤務していましたが、私が大学を卒業する際に、父から中国で就職するか、海外へ留学するかを問われました。当時、中国の企業に就職が決まっていたのですが、私自身、海外に出たいという気持ちはありました。アメリカと日本で迷いましたが、父の友人が紹介してくれた教授と連絡を取ることにしました。 ただ、教授はすぐに来いとは言いません。教授からの課題に応え、評価していただいて、岡山にある大学への留学が決まりました。 私の家系は他にも日本と縁がありました。父親方の叔父はIT業界で起業しており、日系企業からオフショア開発を受託していました。1990年代の中国の経済状況が良好だった頃、1995年から2000年までの5年間、日系企業の中国オフショアは成長していました。叔父は、その波に乗って起業し、成功していたのです。私はその姿を見ていましたので、自分も同じように起業したいと目標を決めて日本に来ました。

事業内容も決めておられたのですか。

はい。SIerの面接を受けた際に、もし就職できたら、将来はそのSIerの仕事を中国に持ち帰って起業しますという宣言をしていました。 そのため通常、新卒社員の採用は面接を3回しますが、私の場合は5回、面接の場が設けられました。学校の研究室ではほとんど英語で会話していましたので、私の日本語が通じにくかったことも要因の一つです。5~6年育てて、戦力を発揮する前に中国に帰られてしまっても困る。そういう怖さもあったと思います。おそらくほとんどの役員と面接していただき、その中から3名ぐらいの役員が、自分の事業部で引き取るとおっしゃっていただいて入社が決まりました。 10年後、私が起業することをトップの方が承認してくださったのは、そういった経緯があったからです。 ただ、会社としてもメリットがなければ、一社員の独立を後押ししてくれることはありません。そこで私からプランを出して、1年間ぐらい様々な指摘を受けながら、練り直していきました。最終的にはオーナーとも話をしました。その時に、「オフショアの考え方はもう古い」という指摘は受けましたが、とりあえず目の前の課題として人材不足の問題はあります。その対策として当社と連携するとおっしゃっていただき、独立に至りました。

「オフショアの考え方が古い」とはどういう意味ですか。

中国を単なる生産拠点としてではなく、市場として見ていく必要があるということです。 日系企業のオフショア開発は1995年から2000年の間に盛んに行われるようになり、2010年頃にピークを迎え、以降、急激に減っていきました。手戻りの多さや品質の低さ等、日本側だけではなく、中国側も不満が募りフェードアウトしていきました。それが20~30年前のことです。今さらオフショアと言い出すのは時代遅れではないか、これから起業するならビジネスの考え方を切り替える必要があるのではないかというご指導を頂いたのです。 私としてはSIerの社員として中国オフショアの成功事例を作りましたので、独立後もそれを展開していければ十分だと考えていました。しかしそれ以上のビジネス展開は考えられていなかった。オーナーにはそれを見抜かれていたのです。 独立後、少しずつ経営の勉強をしました。このままでも会社が潰れることはありませんが、事業が拡大する可能性もありません。今後は日本にあるもので中国にビジネスを作る。逆に中国にあるもので日本にビジネスを作る。両国を繋ぐ架け橋となって貢献したいと考えています。

会社設立後は一貫して業績を拡大してこられましたね。

特に会社設立から3年目に発生した新型コロナ感染症の拡大が、成長のフックになりました。コロナ禍は社会全体にとっては災いですが、IT企業の業績は伸びました。特に当社の場合、中国大連事務所を開設に併せ、セキュリティの体制と環境は整備していました。セキュリティ要件が厳しい日系企業ですが、コロナ禍でクラウドシステムを全社的に導入した際にも、安心して任せられるというイメージを持っていただけました。 「Salesforce」や「kintone」のビジネスも、コロナ禍をきっかけに、2020年末頃からスタートしました。国や自治体も従来対面で行っていた業務をシステム化する必要が生まれ、当社への依頼が増えました。その他、百貨店等、民需の案件も頂いています。 「Salesforce」や「kintone」は技術を持っていない方が使いやすいように作られたプラットフォームですが、プラットフォームは全てのお客様のニーズを満たすことはできません。そのためカスタマイズは必須です。お客様がやりたいことを実現するにはプロの技術が必要です。

社員に求めることをお話しください。

当社が社員に求めることは、(1)逃げない、(2)当事者意識、(3)素直さ、(4)スピード、(5)反省の五つです。失敗しても良いので逃げずにやり切ってほしいですし、仕事をする上ではいかなることでも自分ごとだと意識して行動していただきたい。また、自分なりにどうすればうまくいくかを考えながら業務を行ってほしいと思っています。さらにスピードを求めるお客様も多いです。シンカテクノロジーという社名に相応しく、時代の変化に遅れないよう、スピード感を持って行動したいと思っています。さらになぜ失敗したのか、なぜ上手くいったのかを振り返ることも非常に重要です。 当社が他の日本企業と違うのは、年功序列ではないことです。完全に能力で評価します。自分がこうしたいという意志を持った方がいれば、そのためのリソースは提供します。また優秀な社員に対しては、株を譲渡しています。会社のために働くのではなく、自分のために働く。当社はそういう会社です。自身の夢を実現するプラットフォームとして最大限に活用していただければ嬉しいです。

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