入社してからのキャリアの変遷と現在の業務内容は?
まずはエネルギートレード事業部(電力小売事業)にて、前職のコールセンターマネジメントで培った経験を活かし、カスタマーサポートを管掌すると同時に、RPAを活用した業務効率化の取り組みを行ってきました。私が入社した当時は自動化ツールの導入が進んでいなかったことから、1年ほどかけて自動化の施策を企画・実行してきました。 その後は電力小売事業の心臓部あたる需給管理部の部長として、電力小売事業全体を管掌してきました。その後はエネルギートレード事業部の執行役員として新電力を管掌し、現在は取締役とコーポレート部門にあたるサポート本部全体を管掌しています。 サポート本部では、人事総務における企画や情報システムの企画、カスタマーサポート部の現状把握などを行っています。
これまで大きな成果を挙げた取り組みについて教えてください。
1つ目は2018年から着手したカスタマーサポートにおけるRPAツールの導入です。それまで時間が掛かっていた業務が短縮することで、「技術・ツールを使って積極的に業務効率化を図ろう」というカルチャーが社内全体に醸成されました。 2つ目は電力小売事業における顧客管理システムの刷新です。既存のシステムを刷新するにあたり、設計業務もステークホルダーを含め大人数のプロジェクトとなり、システム移管に2年以上の時間が掛かりました。プロジェクトチーム内の意思疎通・人間関係の維持に苦心しましたが、結果的に理想に近いシステムが完成したと思います。 電力小売事業に関わるメンバーの事務作業を軽減させたのはもちろんのこと、これまでブラックボックス化していたミス・トラブルを可視化したり、電気を使うお客様の使い勝手を良くしたりするなど、サービスの質が劇的に向上し、システムが事業の強みになったことを肌で実感しました。
中途採用にあたってはどのような人材に期待しますか?
事業が成長過程にあるという意味では、まだまだベンチャー色が強い仕事環境だと言えます。だから既に決まった枠組みの中で仕事をこなすのではなく、変化に柔軟に対応しながら、どんどん仕事のやり方を進化させていける方に期待したいと思います。 当社はさまざまな部門・レイヤーで活躍できるので、「仕組みをつくりたい」「育成・マネジメントで力量を発揮したい」というリーダー志向の強い方から、「スキルを磨きたい」「現場の実務で手ごたえを感じたい」というプレイヤー志向の方まで幅広く歓迎しています。 もちろん当社の経営理念<未来の子どもたちからの「ありがとう」のため、生きとし生けるものと自然が共生できる社会を創造します>に共感できる方や、エネルギー事業に関心のある方であれば、自分が課せられたミッションに目的意識を持って取り組めるのではないでしょうか。
経営を担う立場として、今後どんな取り組みに注力したいですか?
現在は若手層のメンバーが増えていますので、何よりも次世代の人材が成長できる組織づくりに注力したいと考えています。 例えば顧客管理システムを刷新した際にも、苦労は大きかったものの、プロジェクトを完遂することで参画したメンバーはひと回りもふた回りも成長しました。新しい取り組みに積極的にチャレンジし、仕事を通して一流のビジネスマンになる。実践とスキルアップの循環ができれば、どんな事業も拡大していくはずです。 そのような環境にするためには、意見やアイデアを自由に発信できるカルチャーの醸成が欠かせません。だから現場から生まれてくる企画は、「事例がないから」と頭ごなしに押さえつけるのではなく、可能な限り企画の実現に向けてサポートしていきたいと個人的には思っています。
最後に求職者の皆さんにメッセージを。
普段皆さんが何気なく使っている電気は、電気特有の性質上、そのままの状態では貯めることができません。そのため電気がいつ、どれくらい必要なのかを予測するなど、電気が安定的に供給されている裏側では、非常に複雑なことが行われているのです。 初めて新電力/再生可能エネルギー業界に飛び込む方は、最初は難しくて戸惑うかもしれません。だからこそ苦難を乗り越える手ごたえは十分に味わえると思います。私たちが暮らす上で必要な電気を永続的に使っていただける仕組みづくりにぜひ参加してください。 社内システム・電力小売事業のシステムともに、まだまだ着手できていないことだらけ。新しいミッションに挑戦できるチャンスが豊富にある環境のもと、電気に付加価値をプラスしていける仕組みを一緒につくっていきましょう。