代表取締役社長 上塚 日出登氏

ご略歴と、御社を設立した経緯をお教えください。

大学卒業後にグローバルのコンサルティングファームに入社し、ITコンサルや戦略コンサルに従事しました。1年半ほどで、自ら事業をしてみたいとコンサルティング会社を起業します。中小企業向けや環境系のコンサルティング業を始めたのですが、コンサルの仕事をしていく中でITエンジニアとしての技術を身に着けたいというように強く感じるようになりました。 そこで、SES事業を手掛けるシステム会社にITエンジニアとして入社します。インフラ系の現場から入り、着実に成果を上げ、会社からアプリケーション開発領域も勧められて手掛けるようになり、フルスタックエンジニアとして成長することができました。 システム開発をもっと突き詰めてみたいと、別のシステム開発会社に転じ、そこではプロジェクトマネージャーを経てトップの下で経営戦略を策定する仕事まで手掛けるようになります。株式上場を目論み、その準備担当も拝命しました。 しかしながら、その会社は会社の収益が第一で、エンジニアを大切に考えていないことが分かったのです。会社の収益第一でありながら、さしたる将来展望もなく、ずっとSESを続けていく未来しか見えませんでした。また、コンサルティング会社やSESを通じて、世の中には会社の都合を社員に押し付けるようなマネジメントが非常に多く行われていることも見てきました。 一方、かつてアメリカに次ぐ経済大国で、一人当たりGDPが世界第2位だった日本が凋落し、特にITにおいては全く存在感を失くしている状況が個人的に悔しくてたまらなかったのです。 ならば、“エンジニアファースト”でエンジニアが働きやすく存分に力を発揮でき、日本発の高度な技術で世界を変えるような会社をつくろうと思い立ちました。 それが、2023年8月にITリモートワークスを設立した経緯です。

御社をどういう会社にしていこうと考えていますか？

会社のビジョンは2つあります。 1つはどこよりも働きやすい会社にするということ。 創業メンバーの共通の想いとして社員のみなさんがイキイキと働ける会社を作りたいというものがあります。 いくら儲かっていても社員が不幸な会社というのは社会にとって不利益でしかない。 社員の皆さん一人一人と常に対話をして、より働きやすい会社を作っていけるように心がけています。 最終目標は社員全員が「生まれ変わってもこの会社で働きたい！」と思うような会社にすること。 2つ目はITを中心とした高度な技術で今までにない新しいサービスを展開すること。 最終目標としてはグローバルで認知されるような日本発の画期的なサービスを展開することです。 そのためには開発予算と高い技術力を持った人員が必要。 現在はソフトウェア開発やインフラ構築を通じて会社の基盤固めとエンジニアの技術向上を行っているフェーズです。

そのために社員に対して期待することや、社員が御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。

前述のとおり、私はこれまでエンジニアを使い捨てにするようなIT業界の在り様をいろいろと見てきました。“就職氷河期”をいいことに、簡単に採用し本人の意向を顧みず案件に就かせ、長時間労働させて収益を搾取するような会社が非常に多くあったのです。そして、仕事が嫌になって離職していく不幸なエンジニアを数多く見てきました。 当社は、それとは正反対の、エンジニアにとって働きがいのある就労環境をつくり、イキイキとやりがいのある仕事をしていただきたいと考えています。そして、技術を磨き、素晴らしいアウトプットに繋げ、それに見合う報酬を得ていただきたいです。 加えて、設立したばかりのスタートアップとして狭い枠にとらわれず、新規事業へのチャレンジや会社づくりにも参加して、どんどん意見を言っていただきたいと思っています。 転職希望のエンジニアに対して、当社の二つの特色に魅力を感じていただけるのではないかと自負しています。 一つ目は、私含め全幹部がエンジニア出身で、エンジニアにとって何が嬉しいのか、嫌なことなのかを熟知していること。これを基に、どこよりもエンジニアが働きやすい環境を追求しています。 二つ目は、技術レベルが上がれば上がるほど、報酬に直結して上がっていく給与体系を採用していること。これによって、業界トップレベルの還元率を実現させています。 これらの2点で現状に不満のあるエンジニアの方は、ぜひ当社にアクセスして確かめてみてください！

上塚さんの仕事観をお聞かせください。

人生の時間の大部分を占めるものとして、仕事がつまらなかったりつらいものだったりすると、人生そのものが不幸せなものになってしまうと思います。反対に、仕事が常に前向きにチャレンジできるもの、イキイキと楽しくやりがいのあるものであれば、人生は幸せなものになるのではないでしょうか。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

旅行やドライブが好きで、自然に親しむことも好きです。そこで、よく家族と海や山にドライブし、温泉に浸かり森林浴をする、といった休日を過ごしています。 家族は妻と息子で、息子はゲーム好きなところから自分でゲームをつくることに興味を持ちました。そこで、プログラミングスクールを勧めてみたところ、目を輝かせて通っている状況です。エンジニアである父親として息子がエンジニアになることを強要するつもりは毛頭ありませんが、今から何か手に職を付けてもらうのは喜ばしいことだと受け止めています。