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インタビュー画像取締役 開発本部長 新家 薫氏 朋栄一筋33年。開発現場の最前線で活躍してきた新卒プロパーのエンジニア。長野オリンピックで採用された「テロップシステム」の導入プロジェクト等で活躍し、○○年に取締役就任。2021年からは本部長として、佐倉R&Dセンターの開発チーム全体を統括している。

新卒で朋栄に入社を決めた理由は?

北海道の大学を卒業し、新卒で当社に入社しました。大学では電子情報学を学び、メーカーに進路を定めました。私が社会人になったのはバブル経済の最盛期。就職活動は“売り手市場”でした。理数系の勉強をしてきた私は、エンジニアになるべく就職活動をし、5社から内定を得ました。その中で、当社に入社を決めた理由は「ものづくり」に集中できる会社だと感じたから。内定をもらった他社と比較した時、当社は小規模なメーカーでしたが、技術者が開発に専念できる環境があると感じました。 加えて、札幌R&Dセンターの開設も当社を選んだ大きな理由でした。私は北海道出身で、私が入社した1991年、札幌テクノパークに当社の札幌R&Dセンターが開設されました。北海道で働く選択肢もあるのも決め手になりました。ハードウェアの開発拠点が千葉県佐倉市だったこともあって、結局北海道を出て、長く佐倉に住んでいます。会社から車で10分の距離に住んでいるので、通勤は楽ですよ。

朋栄ではどんなキャリアを歩んできましたか?

入社してからずっとエンジニアとして、主にテロップをインサートする機器の開発をしてきました。取締役に就任し、2021年からは本部長として、佐倉R&Dセンターの開発チーム全体を統括しています。キャリアの中で、佐倉R&Dセンターを出て導入現場で働いた時期もあります。自社製品単体の販売だけでなく、当社の製品を活用できるシステムを当社で用意するシステムインテグレーションが、当社のビジネスの特色でもありますが、長野で開催された某世界大会に当社の「キャラクタジェネレータ」が採用され、中継で使うテロップをインサートするプロジェクトで開発を担当しました。 同大会では14競技が行われましたが、それを放送するためには、選手名や得点・記録等を画面に表示するテロップが必要です。当社で全ての競技でテロップを表示するためのソフトウェアを開発しました。競技のルールを知らないと開発が進まないので、開催される全ての競技のルールを覚えました。本番の前年に、予行練習のような大会が全競技で開かれるのですが、私達はその競技会の現場でシステム開発をしました。

朋栄の強みはどこだと考えますか?

他社がやらないことを先駆けて製品化してきた点だと思います。世界初となるビデオタイマの開発・製品化から会社を興した歴史にあるように、世界初、業界初の取り組みは当社の開発の歴史で誇れるポイントではないでしょうか。複数の映像ソースを組み合わせて1枚のディスプレイ上に表示できる機材「マルチビューワー」という言葉を業界内で使用し始めたのは、当社です。海外の宇宙プロジェクトでは、宇宙ステーションの映像を安定化させる機器をロケットに搭載出来るよう機器製作するなど、映像に関連した幅広い分野に貢献しています。 特に、画面にインサートする「テロップ」に関しては、当社が業界のフロントランナーだという自負があります。1971年、当社の製品第一号となる『VTG-32』が発売されました。その当時、画面に文字をインサートするには、紙に書いた文字をカメラで撮影してスイッチャで合成する方法が採られていました。数字なら機器で生成して表示できるのではないかと考え、世界初のビデオタイマ『VTG-32』が開発されました。ビデオタイマの開発から数年、画面上に数字だけでなく矢印等を表示する製品として「ビデオポインタ」や、キーボードで入力した文字をリアルタイムに表示する「ビデオライタ」を開発しました。

朋栄が得意とする製品には、どんなものがありますか?

「プロセッサーの朋栄」として放送・映像業界では広く認知していただいております。1982年に朋栄オリジナルのタイムベースコレクター(TBC)の開発がスタートし、苦労を重ねながら世界中のユーザーの要望に対応してことで、全世界で当社のTBCは利用されました。その後、映像規格がアナログからデジタルに移り、HD化、インターネット配信、4K規格など、放送業界の技術の進歩に合わせて、当社のTBCも進化。プロセッサーの世界では、常に技術の最先端を歩んでいます。 スイッチャ製品も海外市場で広く利用いただいており、1985年に朋栄初のスイッチャとして、世界初のコンポーネントスイッチャー販売開始以来、世界中の放送局で朋栄のスイッチャが活躍しています。 朋栄では、新しい技術とその製品化に取り組める環境があります。HD-SDI規格の開発や標準化、高品位の製品化への貢献、即時リプレイや4K・8KといったHDよりも高解像な映像の制作、あるいは超高感度カメラ開発の早期取組みなどで、技術およびエンジニアリング部門で、アメリカのテレビ業界で功績があった人や組織に与えられるエミー賞を3度受賞しています。

朋栄は、どんなカルチャーの会社ですか?

技術者が技術者らしく生きられる会社です。開発チームはプロダクト単位で構成しており、どのチームも「他が作らない製品」を開発しようと努力しています。ハードウェアメーカーではありますが、時代の流れでソフトウェアでの製品開発も進めています。放送や映像制作もインターネットの活用が必須の時代。これからのテレビ局は、コンテンツをテレビ放映するだけでなく、その他のフォーマットで収益化できるように新しいサービスを数多く提供し始めています。その中で、当社が放送局や映像制作の現場に提供できる価値は何か?そこをしっかり掘り下げて、新しい製品の開発を進めたいと考えています。 当社で働くエンジニアは、技術をとことんまで突き詰めようとするタイプが多いかもしれません。会社の歴史に表れている通り、当社の開発現場はチャレンジの連続です。高い壁を乗り越えて、まだ誰も成し遂げたことがない製品や機能を作る。これはエンジニアなら誰でもやりがいに感じられる、「モノづくり」の神髄だと思っています。

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