株式会社Cloud Soft

創業2年で100名を超えるエンジニアを集め、今なおエンジニアが増え続けているSES会社がある。2022年10月に設立された、株式会社Cloud Soft（クラウドソフト）だ。

クラウドソフトがSESエンジニアから選ばれる理由は、徹底した「エンジニアファースト」にある。SESエンジニアという、ある種特殊な働き方をする人材にとって長年課題とされてきたポイントを、一つ一つ丁寧に解決しようとしている。

分かりやすい例としては、高収入を実現する高還元システムがある。近年「高還元SES」なる言葉も見られるように、SES会社はマージン率を下げて、クライアント企業から受け取った金額をエンジニアに多く還元するようになってきた。クラウドソフトも「高還元」を謡っており、還元率50％～60％がSES業界の通例なところ、同社は入社1年目から還元率73％を約束し、最高で90％の還元率を誇る。

「当社はクラウドリンクというエンジニア専門転職エージェントが、SES業界で働くエンジニアの待遇改善を目指して立ち上げた会社です。透明性ある合理的な経営で、マージン率を下げながら、エンジニアへの手厚いバックアップを実現する。業界の常識にチャレンジしている会社です」(SES事業責任者 採用担当・松下 京平)

クラウドソフトでは、明確で透明性のある評価基準を採用している。賞与・昇給の基準や計算式、案件の契約内容（単価など）をすべて公開。現在の成績や予測金額を社内システムでいつでも確認できる体制を整えている。仕事の成果がしっかり評価に反映されている事実を確認できることで、エンジニアは納得感を持って働ける。

「SESエンジニアにとってマージン率以上に問題なのは、不透明な評価制度です。仕事の成果が収入に正しく反映されていれば、年収を上げるために自分は何をすればよいか明確で、仕事に対するモチベーションも上がり、業務に打ち込めます。これまでに入社したエンジニア全員が年収アップを実現しており、平均で148万円、最高292万円アップしたエンジニアもいます」(松下氏)

クラウドソフトが高還元を実現できる背景には、徹底した経営の合理化がある。SES業務の管理に必要な機能がすべて揃ったSES管理SaaS「Fairgrit（フェアグリット）」を創業時から導入し、徹底した合理化に努めている。

「SES事業が拡大する時、本社の人件費が利益を圧迫する大きな要因になると、創業時から考え、必ず発生すると考えられる無駄なコストを最小限に抑える体制の構築は絶対命題でした。本社の生産性を向上させることが、エンジニアへの還元率の向上につながると確信しています。今後も本社業務の合理化には手を抜かず、最小の経費で多くのエンジニアのバックアップができる体制を強化していきます」(松下氏)

エンジニアへの還元率と並んで、SESエンジニアにとって大事なのが「キャリア構築」。進化が激しいIT業界で働くエンジニアは、最新技術にキャッチアップすることで市場価値を高める必要がある。レガシーな技術しか扱えない「枯れた技術のエンジニア」になってしまえば、仕事がなくなる可能性もある。

SES会社では、営業が取ってきた現場に無条件で送られることも少なくない。会社に指示されるまま下流工程の現場を転々とした挙句、気が付くと年齢にマッチしたスキルがないエンジニアもたくさんいるのが業界の実情だ。

その点、クラウドソフトは案件選択の自由度が高い。案件に関する決定権はすべてエンジニアが握っており、希望にマッチした案件を選ぶことができる。自らのキャリアパスを考えて案件を選択することで確実なスキルアップが実現する。

「クラウドソフトでは、どの案件で働くか決めるのはエンジニア本人です。スキルアップにつながる案件を選ぶもよし、得意な技術のプロジェクトを選ぶもよし。大手SIerを含む600社を超える全国の企業から、1週間に2,500件以上の案件情報を取得し、それを100％開示しているので、営業や上長と相談しながら、次の案件を自由に選択できます」(松下氏)

エンジニアが最新技術にキャッチアップするのは現場での仕事だけではない。案件に入るためには、前提となる技術の知見が必要。クラウドソフトでは、エンジニアがスキルアップするための学習も全力でバックアップしている。

「最先端・実践的な講座が学び放題の『Udemy Business』を利用できる制度があり、プログラミング技術が学び放題です。ITスキルだけでなく、語学やデザイン、マーケティングなどの講座も充実しており、新規事業の企画や立ち上げに関する知識も得ることができ、イメージする将来のエンジニア像に合わせて効果的なキャリアデザインを目指してください。そのほか、学習のための書籍購入も会社が負担します」(松下氏)

エンジニアがスキルアップして市場価値を高めても、正当に評価されなければ年収は上がらない。クラウドソフトでは、市場価値を意識した給与体系を構築しており、転職しなくても適正年収で働くことができる。加えて、グループ内に転職エージェントを有している関係で、事業会社に転職したいと望むエンジニアの転職支援も行っている。

「社員専用の転職窓口を設けて、キャリアアドバイザーに相談できるようにしています。当社で末永く働いてもらうのがベストですが、他社で活躍したいと願うエンジニアのバックアップも全力で行います。グループの転職エージェントを利用してもらえれば、グループの売上アップにもつながります。円満にエンジニアを送り出すことで、いつでも気が向いた時に戻ってもらえる関係を構築します」(松下氏)

SESで働くエンジニアにとって重要な「働き方」についても、クラウドソフトは数々の工夫を凝らしている。客先常駐するエンジニアにとって、本社との窓口となる営業は重要な存在。営業の仕事次第でエンジニアの待遇や業務内容は大きく影響を受ける。

クラウドソフトでは、エンジニアの希望で営業を交代できる仕組みを設け、半年に一度、営業のパフォーマンスを評価するアンケートを匿名性で実施。営業がエンジニアのために動くことを保証している。

「相性が合わない営業が付いたら、エンジニアは転職するしか選択肢がありませんでしたが、当社では営業の交代を申し出るシステムがあります。クラウドソフトはエンジニアに『最高の待遇と安心な環境の提供』をミッションで掲げており、営業担当もみんなミッション実現のために懸命に働いています。けれども、相性が合う・合わないはどうしてもあります。エンジニアが安心して働ける環境を作るために、営業交代システムを作りました」(松下氏)

年間休日127日以上、平均残業7.82時間/月。規定勤務時間の下限を割ったとしても、月20時間まで会社が保証する制度もあり、有給休暇も取りやすい。リモートワークは案件によって異なるが、案件選択の自由があるため、リモートワーク案件を選ぶことで、テレワーク環境も実現できる。

「リモートワークに関しては、業界全体で比率が下がっている傾向もあって、エンジニアにはフルリモートは100％保証できないと話しています。今でもフルリモート案件はあるので、あとはエンジニア個人の判断に委ねています。クラウドソフト本社との距離感も、すべてエンジニア任せ。勉強会や交流会は積極的に開いて、クラウドソフトのエンジニア同士の交流は盛んですが、そういうのが苦手なエンジニアもいるので、強要するということは絶対にしません」(松下氏)

平均稼働率97.9％で、待機時でも給与は100％保証。勤続年数×1万円の手当も支給され、長く働くほど年収が上がる仕組みもある。

「クラウドソフトは『一生涯活躍できる場所を提供する』のを使命だと捉え、ミッションでもそれを掲げています。グループ全体で転職支援やフリーランス支援なども提供しており、副業もOK。エンジニアが長期的なキャリアを築いて、高齢期でも安心して働ける環境の確立を目指しています。キャリアに悩むエンジニアがいれば、ぜひ履歴書不要のカジュアル面談で話を聞かせてください。クラウドソフトがあなたに提供できる環境を提案します」(松下氏)

SESで働くエンジニアで、現在の待遇に不満や不安を覚えている人がいれば、ぜひ一度、クラウドソフトの話を聞いてほしい。SESエンジニアが感じる不満や不安に、真摯な姿勢で向き合っている同社の取り組みの数々を知れるだろう。