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エア・ウォーター・デジタル株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

エンジニアが安心してキャリアを築ける理想の職場!日本三大産業ガスメーカーのIT子会社

企業について

エア・ウォーター・デジタル株式会社は、その名の通り、日本三大産業ガスメーカーの一つであるエア・ウォーター株式会社のIT子会社で、エア・ウォーターグループ各社のデジタル基盤を保守・運用する役割を担っている。

親会社であるエア・ウォーターは、空気清浄・空気処理・水処理・産業ガス・食品・化学品等の事業を展開する環境・エネルギー・食品の総合ソリューション企業。社名に冠した「空気」と「水」の事業を中心に、私達の生活の土台を支えている。

なかでも、酸素・窒素・アルゴン・炭酸ガス・水素・ヘリウムといった産業ガスの供給を担い、国内LPガス市場ではその草創期よりLPガスの供給に携わり、環境負荷低減の潮流から世界的に需要が高まるLNG関連事業にも力を入れている。

また、医療用ガスの供給をフックに、医療機器やヘルスケアにまつわる事業、さらに液化窒素を使った冷凍食品の製造・販売を皮切りに、現在は農業ビジネスにも本格参入している。産業ガス供給に止まらない多角的な経営で成長を続けている。

グループ全体の売上が1兆円を超える巨大企業グループであるエア・ウォーター。その基幹システムを安定稼働させるのが、エア・ウォーター・デジタルに与えられたミッションである。

「産業ガスをメインに関連する事業をM&Aで強化して、メーカーや医療施設等に総合ソリューションを提供する企業として成長しているエア・ウォーター。そのシステム基盤を守るのが、当社の役割。当社のクライアントは、親会社のエア・ウォーターをメインに、全て同じグループの会社。グループとしてシナジーを最大化するため、M&Aの際にシステム統合するのも、当社の担う大きな役割です」(管理部長・藤塚滋美氏)

基幹システムの安定稼働。エア・ウォーターのような社会インフラを支える大企業の基幹システムを扱う場合、それなりの使命が伴う。社会の土台を根底部分で支えているプライドを持って、エア・ウォーター・デジタルのエンジニアは日々の業務に取り組んでいる。

「当社のエンジニアの仕事は、基幹システムの安定稼働を目指して、運用・保守だけに止まらず、クラウド基盤の整備や経営統合に伴うシステムの統合等、多岐にわたります。特にシステム統合は、古いシステムから新しいシステムまで幅広く携わることになり、エンジニアがスキルアップを目指してチャレンジングな仕事を楽しめる環境があります」(藤塚氏)

エア・ウォーター・デジタルが巨大企業グループで担う役割は、基幹システムの安定稼働や統廃合だけではない。エア・ウォーターグループのビジネスを支える重要なITインフラであるネットワークの維持監視を実施し、安定した情報インフラ基盤を提供している。加えて、サイバー攻撃から個人情報や機密データの漏洩を守るため、情報セキュリティリテラシー向上の支援やサイバー攻撃早期発見のための技術的なセキュリティ対策強化にも取り組んでいる。

また、Microsoft 365を中心に各種ITソリューションを活用したテレワーク環境の構築など、エア・ウォーター・デジタルの仕事だ。グループ各社で働く社員の生産性向上も、エア・ウォーター・デジタルが担う重要な仕事である。

「クラウドソリューションやRPAやAIといった最新テクノロジーを活用して、グループ各社の業務効率を上げる取り組みも進めています。グループ全体でDX推進を目指し、ビジネスモデルやビジネスプロセスだけでなく、グループの体制強化やカルチャーの醸成にも貢献していきたいです」(藤塚氏)

2022年4月、エア・ウォーターグループのDXをリードする役割を明確にするため、社名をエア・ウォーター・ソフテックから現在のエア・ウォーター・デジタルへと変更した。エア・ウォーター本社ビルに入るオフィスも、エア・ウォーターのAI・DX推進部と同じフロアになり、親会社であるエア・ウォーターと足並みを揃えて、グループのAI・DX化を進めている。

「生産性アップを目指す業務DXに加え、成長戦略のキーワードになっているデータ経営の実現に向けたデータ整備や分析業務のサポート等を担っています。グループ内にデータ主義の文化を根付かせて、デジタルシフトを完了させます。グループ全体のDX推進に関し、親会社のAI・DX推進室がグランドデザインを描き、私達はそれを実現する役割を担っています」(藤塚氏)

エア・ウォーターグループが業務DXやデータ経営を積極的に進めるため、エア・ウォーター・デジタルでは、エンジニアの増員を実施して、体制強化を図っている。

「システムの構築、運用・保守を進める際、外部ベンダーの協力を得て、主に上流工程に携わる形でプロジェクトを進めてきました。業務DXやデータ経営をスピーディーに進めるためには、内製化が必要だと判断し、エンジニアの増員を進めています。下流工程から上流工程へステップアップしたいエンジニアには、最適な環境があると考えています」(藤塚氏)

エア・ウォーター・デジタルの本社は大阪にあるが、同社のルーツを探れば「北海道」に行き着く。親会社のエア・ウォーターは、三つの産業ガス会社が合併してできた企業である。大阪に本拠を構えていた「大同酸素」と、北海道が拠点の「ほくさん」が合併し、その後、和歌山の「共同酸素」が合流し、現在のエア・ウォーターとなった歴史がある。

エア・ウォーター・デジタルは、1983年に設立された「ほくさん情報処理サービス」が源流。その後、「ほくさんソフテック」へ社名変更し、親会社の合併で1993年に「大同ほくさんソフテック」、2000年に「エア・ウォーター・ソフテック」となり、2022年に現在の社名となる。

「当社の起源は北海道の会社。現在も大阪本社と札幌オフィスで働くエンジニアの数は同じくらいで、大阪と北海道のハイブリッドな雰囲気を持った会社です。社員の6割が北海道の出身者です。ほくさんソフテック時代から、現在のエア・ウォーターへと組織が成長するのを、システムの面から支えてきました」(藤塚氏)

大阪・札幌・東京の各拠点が連携して、グループのシステムを守っているエア・ウォーター・デジタル。仕事の関係で転勤が発生する可能性もあるが、借り上げ社宅制度や転勤時の支度金補助を手厚くするなど、会社負担で転勤できるように制度を整えている。そのほか、リモートワーク環境を整備し、社員が働きやすい環境を整えている。

「大阪オフィスは固定費削減を目的にデスク数を削減したため、全員が出社するとワークスペースが足りません。多くの社員がリモートで働いています。札幌オフィスもフリーアドレスで、空いているデスクを探すシステムを採用しています。当社での利用実績次第で、親会社やグループ会社でも活用できればと思っています」(藤塚氏)

エア・ウォーター・デジタルの社員は大半が中途入社。勤続年数が長いエンジニアも多数在籍している。大企業の100%子会社という経営の安定感や、腰を落ち着けて働ける環境があって、スキルを磨いたエンジニアが安心してキャリアを築ける理想の職場かもしれない。

「当社は昭和からある企業なので昔気質な社風も残っていますが、会社の制度や働き方等は若いエンジニアも納得して働ける環境を意識しています。年功序列だった組織も成果主義になって久しく、エンジニアの頑張りに報える会社であるために、企業努力を続けています。大阪の会社ですが、北海道出身が多く、みんな大らかで優しい人柄なので、人間関係の面でも安心して働けると思いますよ。平均年齢が47歳と高いのですが、翻せば経験豊富なエンジニアが馴染める職場ではないかと。もちろん、会社の未来を担ってくれる若手エンジニアも大歓迎です!」(藤塚氏)

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インタビュー

エア・ウォーター・デジタル株式会社のインタビュー写真
専務取締役 システム本部長 酒井 隆博氏 1996年、大学卒業後に大同ほくさんソフテックへ新卒入社。汎用機(ホストコンピュータ)で稼働している基幹システムの運用からC/Sシステムへの切り替え対応等に従事。2005年に大阪へと異動となり、会計関連システムを担当。2012年に大阪事業部長、2019年に取締役就任。現在は専務取締役・システム本部長として、エンジニアを統括する。

── エア・ウォーター・デジタル株式会社で、どんな役割を担っていますか?

当社はエア・ウォーターグループの中で、基幹業務システムの構築・導入や、ネットワーク・セキュリティの情報基盤の運用・保守といったITサービス全般をグループ各社に提供する情報システム機能会社です。

エア・ウォーターグループは祖業である産業ガスの他、医療、エネルギー、そしてアグリといったまさしく「地球環境」と「ウェルネス」をキーワードに社会生活に貢献するグループ企業を目指しており、我々はその多様な事業をITとデジタルで支える役割を担っています。

私はシステム本部長として、エア・ウォーター株式会社のAI・DX推進室が策定するグループ全体のIT・DX方... 続きを読む

企業情報

会社名

エア・ウォーター・デジタル株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > 通信キャリア・データセンター・ISP

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

資本金

3,000万円

売上(3年分)

202432,224百万

設立年月

1983年10月

代表者氏名

木村 良雄

事業内容

・基幹システム全般の運用受託業務
・情報システムの企画、開発、導入、運用、サポート
・ネットワークの管理、運営、保守、敷設
・サーバーの管理、運営、保守
・IT関連ソフトウエアの販売
・コンピューター関連機器の販売
・OA関連購買業務等の事務代行サービス受託

株式公開(証券取引所)

従業員数

62人

本社住所

大阪府大阪市中央区南船場2丁目12番8号

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