ビジネスソリューション本部 ソリューション開発部について教えてください。
当社にはビジネスソリューション本部と、UBEソリューション本部の二つの本部があります。UBEソリューション本部は、親会社の一つであるUBE株式会社およびグループ会社向けの受託開発やインフラの企画・構築・運用を行う事業部です。一方、ビジネスソリューション本部は、もう一つの親会社である株式会社オージス総研および大阪ガスグループ会社や一般企業向けの開発を担っています。私が担当しているソリューション開発部は、ビジネスソリューション本部の中で、一般向けソリューション製品の開発と導入を行っています。 ソリューション開発の特徴は、まず製造業に強みを持っていることです。当社は元々製造業を営む親会社を持つユーザー系SIer企業です。親会社とそのグループ企業に向けてシステム開発やDX推進を支援する中で培ったノウハウを生かした自社プロダクトの開発、販売、導入支援を行っています。現在は、フィルム製造業やプラスチック成型加工業向けに特化した統合基幹システム(ERP)『UP-One』、品質管理システム『QC-One』、社宅管理システム『借上くん』の三つを展開中です。特に『UP-One』は、ニッチな市場を狙った製品ということもあり、トップシェアを誇ります。この他、自社開発ではありませんが、生産スケジューラ『FLEXSCHE』のパートナーベンダーとして導入支援も行っています。 ソリューション開発部ができて8年ぐらい経ちますが、これまで他にも様々な製品を開発してきました。その中で安定的な成長を遂げてきたのがこれらの4製品です。それぞれ着実に導入件数を増やし、事業規模を拡大し続けています。
ソリューション開発部の業務に携わる魅力は何ですか?
魅力は、自社プロダクトの開発に携われることです。お客さまの課題を、自分達が提供するシステムやソリューションで解決できた時には大きな満足感が得られます。また、自社開発ですので、常に新しい技術に触れられますし、新しいことへのチャレンジも自由にできます。 当社は、新規ビジネス創生に向けた活動にも積極的ですし、社員のアイデア募集も常に行っています。実際の事業化に向けた手厚い支援も行っています。製造業領域に留まらず、当社が扱ってこなかった領域で新しいものを生み出したい、という想いを持った方には適した環境だと思います。 さらに業務の幅が広いという点も、もう一つの魅力です。当社はプロダクトごとに、開発だけではなく導入支援まで一つのチームで行っています。そのため、ゼロイチでプロダクトを生み出す開発から、お客さまの要望に合わせたカスタマイズや導入時のトレーニングまで、幅広い業務があります。そのようなチーム体制のため、社員の適性や希望に沿って仕事を任せるようにしていますし、キャリアを選んでいただくことも可能です。 加えて、お客さまとは直接やりとりができますので、業界知識やノウハウを自分の目で見て、体験して得られる機会も多いです。中国やアメリカ等海外の開発拠点や、顧客拠点に出張する機会もありますので、様々な経験を通じてエンジニアとしての市場価値を高めることができると思います。
ソリューション開発部のビジョンと課題は何ですか?
当社は、山口県を中核としつつ、全国に向けた事業拡大を進め、より一層の発展・成長を目指しています。その中でソリューション開発部は、これまで培ってきた技術やノウハウを基盤に、新しい技術を積極的に取り入れながら、付加価値の高いソリューションを積極的に開発・リリースし、お客さまのDX推進を牽引し、ビジネスの成長を目指していきたいと考えています。 ただし、IT業界は次々と技術革新が起こる業界です。従来の延長線上で物事を考えるのではなく、常にしっかりと先を読んで、新機軸を見出す必要があります。 現在は『UP-One』をはじめ、大手と競合にならない、我々が得意とする市場で戦うことで安定した売上が確保できていますが、その状態が未来永劫続くことはありません。キャリア採用も含めて、新しいことに前向きにチャレンジできる人材を確保し、これまで想像しなかったようなソリューションやサービスを生み出したいと考えています。
貴社の社風と、ソリューション開発部の雰囲気はどうですか?
当社は柔軟な社風です。若手のメンバーが思っていることを言えないような雰囲気はないと思います。野球やテニス、ゴルフ、バドミントン、フットサル等のクラブ活動も盛んです。私自身も軽音部に所属し、社内イベント、地域のお祭り等で演奏しています。社員同士、業務外の交流も活発だと思います。 ソリューション開発部は、宇部、東京、福岡、各拠点に分散していますが、現在はチャットや会議システム等、コミュニケーションツールが充実していますので、それらを駆使して密に連携を取りながら仕事をしています。オンライン上だけではなく、リアルな交流もあります。特に定例の集まりはありませんが、チームの中でテーマを決めて、いずれかの拠点に集まって活動しています。そのあたりは現場の裁量に任せて自由にやってもらっています。 部署のマネジメント方針としては、頭ごなしに言うことを聞かせるようなことはせずに、基本は現場に任せるようにしています。もちろん任せきりというわけにはいきませんので、コミュニケーションを取りながら状況を把握していますが、社員を信頼しているので、心配はしていません。そもそも私の役割は、何かが起きた時に責任を取ることだと認識しています。「任されている」という意識が持てなければ前に進まない。仕事とは、そういうものだと思っています。
求職者へのメッセージをお願いします!
私自身は、仕事も人生も、常に課題解決の繰り返しだと考えています。その中で、できない言い訳をするのではなく、どうすればできるかを考えるようにしているつもりです。仕事の場合、失敗が許されない局面もあるかもしれませんが、恐れずにチャレンジしたいですし、やらないで後悔するよりも、やって後悔したいと思っています。 私が就職した頃と違い、現在の地域格差は小さくなっています。技術を含めて、地方だから新しいことができないということは基本的にはありません。逆に、地方は生活の拠点としては安定していますし、自然が豊かで暮らしやすいというアドバンテージはあると思います。 もちろん東京や福岡などの都市にもポジションをご用意しておりますが、このような環境で新しいチャレンジをしたいという方も、ぜひご応募ください。