代表の金さんからCTOのオファーを受けた時の気持ちを教えてください
金とは大学時代からの仲であり、学生起業を共に経験してきました。 彼は気の置けない友人であり、信頼できるビジネスパートナーでもあります。だからこそ、再び共に事業に取り組む姿が容易にイメージでき、ジョインする大きな理由となりました。 さらに金は『事業を通して多くの人を幸せにしたい』という強い思いを持ち、しかもそれをグローバルレベルで実現しようとする覚悟がある。その視座と情熱に深く共感し、心を一つにして挑戦できると確信しました。
御社の歴史の中で、印象に残っているエピソードを教えてください
『Palmu』が誕生するまでには、何度か仮説検証を行い、0→1フェーズが非常に長いプロセスであったことが印象に残っています。 しかし、焦って短期的な成功を追求することや、複数の仮説を同時に検証することはせず、どの山を登るべきかを慎重に見極めながら、それぞれを丁寧に検証しました。創業当初から掲げた「グローバルレベルでユーザーを幸せにしたい」という軸が、困難な時でも粘り強く挑戦し続ける原動力となりました。
思いが成功へと導いたんですね。そんな御社のCTOとして、大切にしていることは何でしょうか
CTOとして、私はメンバー一人ひとりが『Palmu』の1ユーザーとしてサービスを体験し、その視点を持って開発に取り組むことを重要視しています。 当社のビジョン『体験し、体感する』を実践するために、カルチャーワークショップなど、実際に『Palmu』に触れて気づいた点をシェアする場を設け、ボトムアップで意見を反映させる風土を育んでいます。こうした取り組みが、ユーザーが何を求め、どのようなコミュニティが理想かを常に見極め、サービス改善につながると考えています。
現在のメンバーについて、山口さんはどんな思いを持っていますか
当社はリモートワークやフルフレックスといった柔軟な働き方を採用しているにもかかわらず、高い心理的安全性が保たれ、社内は非常にフラットでオープンな議論ができる環境が整っています。チャットやオンライン会議においても、みんなが気持ちの良いコミュニケーションを心掛け、互いに思いやりのある素敵なメンバーばかりです。 また、当社のミッション・ビジョン・バリューに共感し、コミュニティーを大切にする方々が多いことも、強固な信頼関係と高い帰属意識を育む大きな要因となっています。こうした環境が、メンバー同士の連携を深め、さらなる成長を促していると感じています。
最後に、今後目指す組織のイメージがあれば教えてください
よりアジャイルで自律性の高い組織に進化させることです。現状でも優秀なメンバーが多数在籍し、私が全面的に指揮しなくてもチームは順調に動いていますが、これから加わる仲間も含め、各人が自らの得意分野や役割を持ち、高い裁量で行動できる体制が不可欠だと考えています。 1on1ミーティングなどを通じ、日々の課題や悩みを共有しながら個々の適性を見極め、チームの枠を超えたリーダーシップを発揮していただきたい。すべてのメンバーが自分らしく活躍できる組織作りこそ、我々が次のステージに進むための鍵だと信じています。