これまでのキャリアの歩みについて教えてください。
私は学生時代から「人事」という仕事に興味を持ち、人に寄り添う仕事がしたいと思っていました。ただ、すぐに人事の道に進むのではなく、様々な職種や業界を経験することで、広い視野を持った人事になれると考えました。そこで最初に選んだのは、当時の自分にとって最も未知だったエンジニアの仕事です。縁があって自動車会社に入社し、現場での業務やマネジメントを経験しました。 次に営業職を選んだのは、どの職種でも生かせるスキルだと感じたからです。営業を通じて経営者と直接会話する中で経営視点を学び、採用の難しさを肌で感じる機会に恵まれました。こうした経験を経て、未経験ながらついに人事の道に進むことを決めました。 私のキャリアプランは、最初から人事を目指しつつも、異なる経験を重ねながら解像度を高めていく少し独特な進み方だったかもしれません。しかし、この道のりで得た全ての経験が、人事としての仕事に生きていると実感しています。
ユルリカをキャリアの新たなステージとして選んだ理由は何でしょうか?
私は当社が発信している情報や、面談で社長から直接聞いた説明を通じて、会社の思いや方向性に深く共感しました。「インターネットの恩恵を日本のすみから世界のすみまで届けたい」「テクノロジー格差のない社会をつくりたい」という当社のビジョンは、ITを力に変え、性別や年齢、居住地にかかわらず全ての人に平等なチャンスを届けるという理念が根底にあります。 特に、地方創生の文脈で鹿児島に注力している点が印象的でした。私自身、地方出身で情報格差を感じてきた経験があり、こうした取り組みに共感しています。当社での仕事を通じて、私も地元に貢献できる可能性があると思えたことが、大きな魅力でした。 また、社長の熱意と実行力を感じる面談はとても刺激的で、「この会社なら本気でビジョンを実現できる」と確信しました。次のステージとして当社を選んだのは、私自身もその一翼を担いたいと思ったからです。
ユルリカをどのような組織にしたいと考えていますか?その実現のために具体的に取り組んでいることがあれば教えてください。
私は当社を「個々が生き生きと活躍できる組織」にしたいと考えています。スタートアップとして4期目を迎えた今、まだ全員が同じ目標に向かい、一体感を持つには至っていません。そのため、「会社にいる意義」や「個々が果たすべき役割と目標」を明確に伝え、共有することが重要だと感じています。 具体的には、全社会議やコミュニケーションの場を定期的に設ける取り組みを始めました。3カ月に一度の全社会議では、社長が会社の方向性や各事業部の目標を共有し、社員同士で「いいね」を送り合う表彰の時間も設けています。この場を通じて思いを共有し、一体感の醸成を目指しています。 さらに、年明けからは朝礼をスタートさせ、社内の取り組みや進捗を確認する場を設けました。今後も社内交流イベント等を積極的に企画し、繫がりを深めていきます。こうした取り組みを通じて、個々の力を引き出しながらも、一体感のある組織を築いていきたいと考えています。
仕事とはどのような存在ですか?また、その考えに影響を与えた経験や学びについて教えてください。
私は仕事を通して、その先にいる「誰か」を幸せにしたいと考えています。自分の仕事が誰かの役に立ち、価値を還元できていることを実感する。その瞬間が大きな喜びです。 この価値観は、幼少期に母が懸命に働く姿を見て育った影響が大きいです。母が仕事を通じてお客様に価値を提供し、喜ばれる姿を見て、「自分も関わる人々に、より良い環境を提供したい」と思うようになりました。 そして、自己理解を深めるきっかけとなった本に、日本を代表するマーケターと称される森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』があります。この本では自分の強みを「名詞ではなく動詞で考える」重要性が語られており、何が得意かを改めて考え直すヒントを得ました。例えば「猫が好き」ではなく「人と話すのが好き」というように動詞で捉えるという考え方は、とても参考になりました。 これからも、自分がどのように人に貢献できるかを考えながら、日々の仕事に向き合っていきたいと思います。
ユルリカで働く魅力を教えてください。そして、応募を検討している方に伝えたい思いをお聞かせください。
当社のビジョンは「テクノロジーを全ての人に届ける」です。インターネットの恩恵を日本の隅々から世界中に広げ、誰もが平等にその価値を享受できる社会を目指しています。ITの力を駆使してアナログな環境に留まる企業の課題を解決し、業務効率化を通じて事業成長に貢献して参ります。 現在の当社は、スタートアップのアーリーフェーズで基盤を整えている段階です。そのため変化の多い環境を楽しみ、経験を生かして会社の成長に積極的に関わりたい方に最適なフィールドです。大切なのは、「まずはやってみる」という姿勢。自分の意見を持ちながら柔軟に対応できる芯のある方が、この環境にフィットすると考えています。発展途上にある組織だからこそ責任感を持ち、共に成長していける方をお待ちしています。 面接では応募理由や事業への共感、そして「これから何を実現し、どうありたいか」というWillをお聞かせください。一緒に当社と未来を切り開いていきましょう。