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インタビュー画像CEO & Co-Founder 林 正悟氏 日本で合計7校のインターナショナルスクールの開校に携わった連続事業家。中学生の頃からの夢である事業創造にチャレンジすべく、24歳で起業。AI/データ分析のプログラミングが勉強できる「ピア・ラーニング」のプラットフォームを開発するも、グロースの可能性を見出せずピボット。CTOの森本氏との出会いをきっかけに、架電特化型AI電話オペレーター『nocall.ai』を開発。

高校卒業後、アメリカの大学に進学した理由は?

中学生の頃から将来の起業を考えていました。孫正義さんやスティーブ・ジョブズさんの伝記を読んで、ビジネスの世界でグローバルに活躍する人材になりたいと夢を抱きました。ビジネスを学ぶならアメリカで。そう考えた私は高校を卒業後、留学の道を選択。オハイオ州にある大学に入学しました。1866年創立の歴史あるリベラル・アーツ・カレッジです。 日本では馴染みが薄いリベラル・アーツですが、日本の大学のように入学時には学ぶことを厳格に決めず、いろんな学問を学びながら自分の進むべき道を見極めていく教育プロセス。入学を目標に受験競争を戦う日本の大学とは違って、入ってから何を学ぶのかをゆっくり考えられるアメリカの教育が自分の性格に合っていると考え、留学の道を選びました。 最初は経営学を専攻しようと考えていましたが、実際に学んでみると私がやりたいのは事業創造であって、会社経営ではないと気が付きました。経営学を学んでMBAを出てプロ経営者になる道は、私が憧れたビジネスの道ではないと感じました。

アメリカの大学を卒業した後の進路は?

企業経営者ではなく、事業創造するビジネスパーソンになる。将来の道は明確になりましたが、いきなり起業することもなく、卒業後の進路を模索しました。その時、日本とアメリカの教育制度の違いに興味を持って、夏休みに帰国したタイミングで、文部科学省でインターンとして働きました。ちょうど私がインターンで働いているタイミングで、地元の広島に日本初の全寮制の小学校が設立されることを耳にし、それに参加する機会に恵まれました。 大学在学中から参加し、卒業後に帰国してフルコミット。約1年で開校に至りました。地元企業が新規事業として進めていたプロジェクトでしたが、担当者が三人しかいなくて、私一人で開校まであらゆる業務を担当しました。短期間でビジネススキルを爆上げすることができ、ハードワークではありましたが貴重な経験をさせていただきました。

インターナショナルスクールの立ち上げを経験後、起業に至った経緯は?

2020年に全寮制の小学校が開校し、私はプロジェクトを離れました。そのまま残って学校運営を仕事にする道もありましたが、私が志しているのは、あくまでも事業創造。新しいプロジェクトの立ち上げを求めて、外に出ました。幸運なことに、当時、日本においてインターナショナルスクールの開校がブームで、特にイギリスの名門校が日本に分校を作るプロジェクトが複数進んでおり、私はそのうちの7校の開設に携わりました。 インターナショナルスクールは、富裕層向けの事業です。最初に開校を手伝った全寮制の小学校は、年間学費が800万円で話題になったほどです。日本では一般的ではありませんが、欧米では富裕層は小学生の頃から特別なキャリアを歩みます。全寮制の学校で学んで、徹底したエリート教育を受ける。日本の人材がグローバルで活躍するためには、富裕層の子息がエリート教育を受ける場を作るのは非常に重要だと思いますが、その反面、より広い層の人々に影響を与えられる事業を展開したいと考え、株式会社Passionate Genius、現在のnocall株式会社を立ち上げました。

架電特化型AI電話オペレーター『nocall.ai』を開発したきっかけは?

最初はEdTechに注目し、学習者同士が互いに協力しながら学び合う「ピア・ラーニング」のAI/データ分析のプログラミングを勉強できるプラットフォームを開発しましたが、日本人は社会人になってから学習する習慣がないようで、予想していたほどインパクトを出せず、ピボットしました。次の事業の種を探している時に、CTOの森本と出会いました。現代でビジネスを創造するにはITスキルは必須。けれど、私はエンジニアではないので、テック領域を全面的に任せられるスキルもあって信頼できる人物を探していましたが、森本と出会い、それが叶いました。 森本と出会った頃、生成AIが急速に発展しているタイミングで、確実に世の中を変える技術であることは感じ取っていました。とあるイベントで森本が、マーケットプレイスのサイトでAIアバターが接客してくれるサービスを開発しようとしているという話を聞き、私が考えていたAI活用とイメージが一致したので、一緒にビジネスを作らないかと誘いました。森本と出会ったことで、開発の速度が爆発的に上がりました。ハードワークを苦にしないタフなエンジニアで、オフィスに泊まり込んで開発を続け、短期間でモックを作り上げました。開発を全面的に森本へ任せ、私は『nocall.ai』を導入してくれる企業を探しました。

仕事をする上で大切にしていることは?

他人にも自分にも、失敗を責めないことです。失敗を恐れていては何も生み出せません。大事なのは、失敗を仕組み化して、次に同じ失敗をしないことです。失敗を見える化して、要因を分析し、再発を防止する。日本で教育を受けた人は、失敗した時にその場を乗り切れば済むと考えている人が一定数いると感じています。私は失敗を申し訳なく思う必要はないと考えます。それよりも、失敗をどうやって次に生かすか。それを考えない人とは働けないです。アメリカの大学で学んだ影響もあると思いますが、この考え方は私の性分だと思っています。 組織を拡大するに当たって、経営陣の三人でミッションやバリューを考える合宿をしました。その中で「beyond AI」というAIファーストのワークフローの実践を掲げました。最小限の努力で最大限のインパクトを実現する。AIを積極的に活用して効率的に働く組織、そして世の中をつくっていきたいというのが、私達の思いです。

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