エンジニア組織としての価値観や目指す姿について教えてください。
まず第一に、お客様の課題解決を通じて信頼される会社を目指しています。同時に、変化の激しいIT業界で新しいことにチャレンジし続ける姿勢も大切にしています。 社員の成長と会社の成長が一体となることを理想としていますね。 今年8月にエクシオグループに参画したことで、これまで単独ではできなかった大規模な仕事にもチャレンジできるようになりました。この機会を活かして、さらなる成長を目指したいと考えています。 その中で、若手社員を中心に『学びの文化』が根付きつつあります。業務後に自主的な勉強会を開いたり、少人数でシステム開発にチャレンジしたりする姿が見られます。 会社としても資格取得制度を刷新し、不合格でも受験料を支給するなど、チャレンジしやすい環境づくりに力を入れています。また、コロナ禍で中断していたサークル活動も再開し、業務外での交流も促進しています。
ICDの強みや他社との差別化要因をどのようにお考えですか。
当社の強みは、オンサイトソリューション・オフサイトソリューション・ニアショア開発(札幌)・オフショア開発(ベトナム)、これらの事業形態を組み合わせて、お客様のニーズに応じてコストの最適化や開発のボリューム調整ができることです。ICDの規模の会社でこれだけの事業形態を持つことは決して多くはなく、小規模でありながらお客様のニーズに柔軟に応えられる体制が整っています。 また、デザイナーなどクリエイティブ系人材も擁し、UX(サービスや製品を利用することで得られる体験)/UI(サービスや製品とユーザーをつなげる接点)を考慮したシステム提案ができることも強みですね。 営業面では、人材提案のスピードの速さが評価されています。遅くとも1週間以内に提案できることが、お客様から高く評価されているポイントです。
エンジニア組織内での最新のトレンドや取り組みを教えてください。
AIの活用が大きなテーマです。お客様先での活用はもちろん、自社の生産性向上にも注目しており、AIをアシストとして使いながら開発を進めるといった新しいスタイルの確立も試験的に取り組んでいます。 AIはエンジニアだけでなく、デザイナーも高い関心を持っているのでこれからどう社内に活用の輪を広げていくかがカギだと思っています。 またシステムの開発時に、クラウドサービスを最優先で検討するあり方も浸透してきて、AWSの資格(Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの「AWS(Amazon Web Service)」に関する資格)取得者が増えています。 ICDの文化としては、若手社員を中心とした学びの文化と、昔からある風通しの良さが特徴です。役職の上下関係なく気軽に話せる雰囲気があり、新入社員が役員に直接話しかけることも珍しくありません。採用面接でも『家庭的』『フレンドリー』といった印象をよく聞きます。この文化は大切にしていきたいですね。
今後の技術的な目標や展望をお聞かせください。
DXの推進の中で、ノーコード・ローコード開発に注力しています。ノーコード・ローコード開発では、開発コストを抑え、スピーディーにローンチまで実現できる強みがあります。ユーザー自身が簡易なシステムを作れるところまで持っていければ、IT業界だけでなく、他業界へ貢献できるものと考えています。 また、AIの活用については、人からAIへの単純な業務の置き換えだけではなく、お客様のサービス向上に寄与する活用方法を模索しています。例えば、データ分析を通じた在庫管理の最適化や、航空会社の空席対策など、より戦略的な活用を目指しています。 そして海外に目を向けると、国内のIT労働人口不足に対し、ベトナムなどのオフショア開発の活用で貢献できると考えています。言語や文化の壁は確かにありますが、それを乗り越えて品質を高めていくことで、グローバルな視点でのIT人材活用のモデルケースになれると思っています。
最後に、ICDへの入社を検討されている方へメッセージをお願いします。
IT業界には多くの企業がありますが、私たちの会社には個性豊かな人材がいます。 『何をするか』だけではなく、『誰と働くか』という視点も大事ではないでしょうか。安心できる環境で、充実した育成プログラムを活用しながら、会社と共に成長していってほしいと思います。