会社設立の経緯について教えて下さい。
キャリアのスタートは、専門学校を卒業してすぐ入社した50人規模のシステム会社です。そこでエンジニアとしての基礎を学びました。数年して仕事に慣れ、自信も付いてくると、現場の声が経営に行き届かないなどのジレンマを抱えるようになり、26歳の時に個人事業主になりました。 すぐに、大型コンピューターのシステムを手掛けていた知り合いの会社と業務委託契約をすることになりましたが、いくつかの仕事をこなすうちに、社員が「自分の目標に向かってやりたいことをやる」ための環境を実現したいと思うようになりました。その後、業務委託先の社長に交渉し、私の裁量でプロジェクトを受注し、人を雇うことを一から行いました。外注の立場でありながら、採用した社員が最終的には7〜8人にのぼり、彼らが現在のヒューマン・ネットワーク・システムの原点と言える仲間となりました。 ヒューマン・ネットワーク・システムを創業したのはその頃ですが、当時は出資のみで経営は他の人に任せました。2007年に、私が正式に社長に就任し、それまで一緒にやってきた仲間を迎え入れて、現在の体制となりました。 最初に就職した会社以来、自分が思った通りにやりたいという気持ちで仕事を続けてきました。その過程で知り合ったメンバーと始めた会社ですから、どんな社員にとっても、やりたいことが実現できる会社でありたいと思っています。会社というのは、人生の一番多い時間を過ごす場所になります。だからこそ、ずっといられる環境を作りたいと思っています。
社員に求めることはどんなことですか。
IT業界は歴史が浅く、変化が速く激しいところがあります。規模が大きな会社では変化に時間がかかりますが、少さな会社だからこそ、状況の判断や、方針の変更を速くすることが可能となります。 だからこそ、メンバーには、常に業界の変化に対応すべく個々のスキルの充実をお願いしています。会社としてはセミナーや研修に参加してもらえるように支援していきますし、キャリアにあわせ最低限必要な資格を統一するなどの施策を行っていきます。 また、自分がどうなっていきたいのかを見失わないように、目標の管理をしてもらっています。中長期の目標を立てることで、自分のやりたいことの方向性が明らかになるはずです。目標管理については今後も全社的に力を入れて取り組んでいきたいと思っています。 日々プロしてのプライドを持ち、お客様のためになるように技術を磨いてもらえたらと考えています。そして、「彼や彼女に頼めばなんとかなる」とお客様から思って頂けるような人であってほしいと思います。
これから入社される方へのメッセージをお願いします。
IT業界の仕事はサービス業です。お客様の要望に応えて喜んでいただかなければなりません。今いる社員の多くは、そうやって仕事をしてきた中で知り合った仲間がほとんどです。だから一度お付き合いさせていただいたお客様とは、長い付き合いになることが多いのです。 これから入社される方には、仕事をするに当たって、「誰のための仕事か?」を常に意識するようにして欲しいと思っています。自分の満足のための仕事ではなく、お客様の満足のために仕事をしなければなりません。そして、技術はそのためにあります。その上で、仕事を好きになって欲しいと思います。 そして、私個人としても、会社としても一緒に成長したいと思います。 自分から積極的に仕事をして、前へ前へと進んでいきたい人のための環境を用意しています。 「やる気のある人、来たれ!」