株式会社L is B

私たち(L is B)の社名の由来は、”Life is Beatutiful!”(人生は美しい)です。ITサービスを通じて人々の豊かな人生の彩りになりたいという思いのもと、2010年9月に創業しました。

最初に手がけた事業は、ソーシャルビジネスでした。2011年4月、1stプロダクトとして感情解析エンジンを搭載したTwitterアプリ『Feel on!』をリリース。140文字のツイートを瞬時に解析し、タイムラインを喜怒哀楽豊かなコミック調に変換する(感情を可視化する)アプリです。このアプリは全世界で50万ダウンロードを超え、App Storeのアプリランキングでも一位を獲得し、一定数の支持をいただきました。
『Feel on!』は単なるTwitterアプリにとどまらず、つぶやきに含まれる感情を解析し、ユーザーに商品やサービスをリコメンドする広告ビジネスへとつなげる構想のもと設計したサービスでした。この技術(感情解析エンジン)をコアに、Twitterを土壌として全世界でのビジネス展開を模索していました。しかし、その矢先、Twitter社によるサードパーティ製クライアントアプリ排除の方針発表があり、サービス継続が困難となってしまいました。

その後、『Feel on!』を通じて出会った数多くのお客様から私たちのアイデアと技術力を評価いただき、アプリやWebサービス開発の相談をお受けする機会が増え、そのご期待に応えるために受託事業の展開を始めました。
私たちは、お客様のご要望に対して企画段階から参加し、一緒にモノづくりを楽しんでもらいながら最終納品物は期待以上のものに仕上げることをモットーとしています。私たちの一番のやりがい(喜び)は、笑顔で驚いてもらいながら「またお願いしたい」と言っていただけることです。
おかげさまで現在でも数多くのリピートをいただいております。

そして、現在、自社サービスとして展開してるビジネスチャットツール『direct』は、これまでの受託事業を通じて、お客様との会話の中からアイデアが生まれたものです。

2013～2014年頃は、先進的な企業ではLINEやFacebookメッセンジャーが仕事で使われ始め、メッセンジャーの利便性に注目が集まり始めたときでした。
その利便性を一度体験してしまうと、メッセンジャーなしでは業務が回らないとまで言われていましたが、ここに大きな課題がありました。
●プライベートアプリに業務の機密情報が含まれること
●シャドーIT(無許可でのプライベート端末の業務利用)に対応できていないこと
つまり、メッセンジャーを企業で利用するには、セキュリティの問題があったのです。

私たちもお客様から、「誰もが使えて、セキュリティが担保されたメッセンジャーは作れないか」という相談を受けることが増えていきました。何度かヒアリングを重ねた結果、「これらの課題を解決できるならメッセンジャーを本格的に導入したい」というお客様のニーズがあることを確信しました。

そして、コミュニケーションに特化したソーシャルビジネスの経験(ビジネス面および技術面のノウハウ)と、受託事業で培ったお客様ニーズを具現化することを得意とする総合力を生かして、2014年10月、スマホ・タブレットとPCが混在する環境での業務に最適化されたビジネスチャットツールとして『direct』をリリースしました。コンセプトは「現場(フィールドワーク)と社内(デスクワーク)をつなぐ現場のためのメッセンジャー」です。

『direct』の開発で一番心がけているのは、「利用者視点を忘れない」ということです。セキュアなニーズに応えることは重要ではありますが、そこを重視しすぎると、使い勝手の低下しコミュニケーションのしやすさ失ってしまうことを私たちは理解していました。だからこそセキュリティを考慮した要件に加え、利用者の立場に立ち、以下の導入効果を達成できるよう基本設計を心がけました。
●リアルタイムな情報伝達による業務効率向上
●社内コミュニケーションの活性化による業務意識向上

加えて、お客様の声に耳を傾けながら、『direct』が掲げるコンセプトに従って進化させていくことが重要だと考えています。
サービスリリース後、日々、機能追加や改善に対する多くのご意見をいただいております。ただ、いただいたご意見に対して、手当たり次第に組み込んでいくと、おそらくとても使いにくいツールになってしまいます。そこで、私たちはdirectの「現場と社内をつなぐ」コンセプトを実現することができるかどうかを判断基準としながらご要望のひとつひとつに目を通し、よりよいバージョンアップを目指しています。

私たちは、お客様の声に迅速に応えることができるように、「9週間ルール」という社内ルールを定めています。
いただいたご要望を9週間サイクルで次々に改善してリリースしていくことで、お客様の満足度を高める取り組みです。

【導入実績】
アズワン株式会社 様
株式会社インターネットイニシアティブ 様
ANAエアポートサービス株式会社 様
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト 様
株式会社大林組 様
株式会社竹中工務店 様
株式会社テレビ朝日 様
西日本旅客鉄道株式会社 様　他 　※並び順：五十音順

ビジネスメッセンジャー市場の競合サービスは年々増えてきています。差別化が求められる中、私たちは競合を意識するのではなく、お客様が抱える課題に向かい合うこと、現場の課題に耳を傾けることが重要だと考え事業を展開してきました。
そして『direct』は現場(フィールドワーク)に最適なツールとして進化し、ゼネコン、流通小売、住宅メーカー、アパレル、不動産業等々で活用していただいております。

その課題解決を実現するテクノロジーの一環として、『direct』とシステムをつなげる『direct agent assist bot(ダイレクト エージェント アシスト ボット以下、daab)』を開発しました。
『daab』は擬人化されたロボットプログラムで、巷で言う「チャットボット」の定義に当てはまります。この擬人化されたボットが業務システムと連携することで、人と人とがコミュニケーションを交わすメッセンジャーの枠組みを越えた世界観をお客様に提供しています。
ボットと会話をするだけで、勤怠管理、報告書作成＆管理、受発注＆集計等々各種業界業種に合わせたシステムとの連携を実現しているのです。すでに先進的なお客様の環境において、ボットが稼働し、日々の業務をアシストしています。

私たちは『daad』を2014年12月からサービス開始しており、ノウハウの蓄積および稼働実績がある老舗のチャットボット開発ベンダーです。
(MicrosoftやFacebook、LINEがチャットボット関連のAPIを公開し始めた2016年3～4月頃からです。)

2016年10月、長時間労働を是正することによる働き方改革の支援を目的として、『direct Smart Working Solution（ダイレクト・スマートワーキングソリューション）』を開発しました。 本ソリューションは、『direct』と『daab』の技術を活用し、従来にない、コミュニケーションを軸とした働き方改革を支援するソリューションです。

このように、私たちはコミュニケーションツールとして提供するだけでなく、ソリューションとして発展させたサービスを『direct』+『daab』で実現しています。
この『働き方改革』は、『時間の改革』であると言えます。限られた時間で成果をあげる工夫として、コミュニケーションの効率化、業務フローの改善を『direct』+『daab』が担うのです。
『時間の改革』は全ての業務共通の課題であるからこそ、全ての業務フローにおいて普遍的なツールとして、私たちのサービスが注目されているのです。

弊社代表の横井をはじめ経営陣ならびに開発責任者は、株式会社ジャストシステムの出身者が多く、パソコン黎明期から日本を支えるソフトウェア開発会社で得た経験を現在の活動に活かしています。
特に開発責任者にはトップクラスのエンジニアが集まっています。サーバサイド、クライアント(iOS/Android/Web)の実力は折り紙付きです。コーディングスキルをチェックできる転職サービス『paiza』もみんなSクラスです。そして最近は、そんなトップエンジニアが見定めた新しいメンバーが続々と加わり、さらに技術力強化を進めているところです。
私たちの開発スタンスは、お客様が望んでいることの半歩先、一歩先を見据え、業務の中まで入り込み、期待を超えるサービスを創ること。この思いに共感し気概のあるエンジニアを求めています。

さて、弊社名のL is Bは、「Life is Beautiful！」から来ています。「ITサービスを通じて、人々の豊かな人生の彩りになりたい」という思いを込めています。モノやサービスを作ることで、様々な人に思いを届け、それぞれの人生に大なり小なりの影響を及ぼすことができる。それはメーカーやサービスサプライヤーにとって大きな喜びであり、このビジネスの醍醐味でもあると考えるからです。

また社内に目を向けると、「仕事とは本人と家族を幸せにするためにあるもの」との思いがあります。何のための仕事なのかを考えるときの原点として、忘れずに向き合うことを大切にしています。

私たちの事業への取り組みおよび考え方に少しでも共感してもらえたら幸いです。
ご応募お待ちしております。