人材育成制度について教えてください。
新卒が対象となりますが、研修制度はかなりしっかりしています。私は、大学時代に情報系を学びましたが、プログラミングについては触り程度しか知りませんでした。ちょうどjavaが携帯電話のアプリケーションで使われ始めたころでもあり、中途半端に知っている分、難しさばかりに目がいき、不安の方が大きかったものでした。 しかし、当社は、入社前から週に1回研修を行った上、入社後にも新人研修を実施。入社後研修では、現場で活躍している社員が講師となり、実践的な知識を学ぶことができます。さらに、夏季には集中研修を行うなど、幾度もの研修を通じて、技術的な基礎力、社会人として心構え、学校と仕事との違いといったことを身に付けることができました。 その他、自己開発研修や国家資格やベンダー資格を取得するための支援制度もあります。サブリーダなど、キャリアを重ねていく上で必要なスキルを学でいくことが可能です。
中途入社の人にも同様に研修制度が整っているのですか?
中途入社の方は、一定の技術力を持っていることが前提ですから、新卒のような細やかな研修は行わず、基本的にOJTで習熟していただくことになります。ただ、当社には成長できる環境が整っているので、不安に感じることはありません。たとえば、上司が社員の技術力やキャパシティを見極め、それを多少上回るミッションを積極的に与えてくれます。 私も入社2年目の頃、開発環境を構築するようにいわれ、サーバ8台の立ち上げなどを行った経験があります。当時先端技術の一つだった仮想化ソフト『VMware』に触れたのも、そのときが初めてでした。未経験のことだったため、悪戦苦闘することになりましたが、どうしてもわからないことは先輩が教えてくれます。また、任せると言いつつ、先輩も一緒に夜遅くまで残ってくれ、仕事が終わるとタクシーで送ってくれたり、食事をご馳走してくれたりしたことが、非常に嬉しかったことを覚えています。仕事を任せっぱなしにするのではなく、目を配ってくれていることを感じられるため、頑張ろうという気持ちが切れることがありませんでした。 このように、後輩を育てる意識の高い社員が多く在籍しているのも当社の特長の一つです。このようにして先輩に受けた恩を後輩へ返していこうという雰囲気が自然に根付いているので、当社では、若いうちからどんどん成長の機会を与えてもらえます。
エンジニアとしてのやりがいは、どのようなところに感じていますか?
今は、大きく3つあると思っています。ひとつは、2次請け、3次請けではなく、お客様と直接仕事ができることが多い点です。しかも、多くの人が知っている企業やサービスに携われるため、自分が関わったプロジェクトの成果を実感しやすいところもいいですね。 また、最近は新規のお客様を担当することも多いので、お客様と信頼関係を構築し、取引を広げていく面白さも感じています。新規でお話をいただく場合、その多くは以前取引のあった開発会社の手に負えなかったり、トラブルが発生したりと何らかの問題を抱えているものです。それに対して、入念なコミュニケーションを通じて課題を明らかにし、高い技術力で解決していくのは、エンジニアとしての醍醐味の一つだと感じています。 2つ目は、新しい技術を取り入れることに柔軟で、必要性を説明することでチャレンジする機会を持てることです。AWSを利用する案件も早い段階から挑戦しています。周りに新しい技術に取り組んでいる先輩がいるので、新技術に触れる機会にも恵まれていると思います。 3つ目は、チームをマネジメントする難しさであり、面白さです。チームとして成果を上げるためには、メンバーのモチベーションを高く維持しながら、エンジニアとしての個々の力量も伸ばしていかなければなりません。当然、自分が抱えるプロジェクトもある。これらすべてで結果を出すのは容易いことではありませんが、うまく歯車が噛み合ったとき、一人では決して到達できない大きな成果を生み出せます。そのときの達成感や充実感は、いちエンジニアとは違った格別さがあります。
最後に、求職者にメッセージをお願いします。
当社には、チャレンジできる機会と成長できる環境の両方が整っています。ただし、それを活かせるかどうかは、本人の意識次第です。当社には仕事に前向きな社員が多いのですが、それは、この環境を最大限活用して、自分を、そして会社を成長させようという意欲が高いからだと感じています。ですから、自らが成長し、また後輩を育てていきたいと考えている人は、是非、一緒に仕事をしましょう。