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インタビュー画像代表取締役社長 CEO 宮下敦士 東京理科大学卒業後、大手SIerでの開発・コンサルを経験後、公認会計士試験に合格し事業再生や監査に携わる。その後父の会社を継ぐ形で株式会社OMSの代表取締役に就任、町の零細企業をITベンチャーに作り替える。その後2019年に株式会社foxcale創業したのち2024年12月に退任、現在に至る。

これまでの経歴をお聞かせください

小中学生のころから当時は珍しいパソコン(当時はWindows95でした)に触れ、プログラミングに夢中な変わった子供でした。その分成績は散々でしたね(苦笑) その後大学では卒業研究で生産工学のアプリケーションをC言語で開発するなどITが大好きで、漠然と自分はIT業界でプログラマーとして働くんだなと思っていました。そこで当時純国産ERPパッケージを開発していたSCS社(現SCSK)に入社してJavaを使ってERPの会計パッケージの開発を行っていました。 ただ、大規模チームでのウォーターフォール的な開発にはあまり興味が持てず、ERPパッケージを使ったりコンサルティングする側のほうがおもしろそうだなと思い、プログラマーとして働きながら公認会計士試験に挑戦し、合格後デロイトトーマツに入社して事業再生や監査の仕事をしていました。 その後父の会社を継ぎ、事業を再構築するためにOMS社の代表になり、メディア製造の零細企業だった会社をITベンチャーに作り替えたのがこれまでの経緯です。 その間2019年に公認会計士の知人と一緒に株式会社foxcaleを創業、5年経営後に退任して現在はOMS社の経営に注力しています。

この会社で社長がやりたいことはなんですか?

株式会社OMSのミッションは ”教育とともにある価値” です。 教育というと、教材や問題といったコンテンツに目が行きがちですが、それらのコンテンツを制作するために”撮影”・”編集”など様々な業務が共に存在しています。さらには、同じコンテンツであっても、教室で見るのとeラーニングでは利便性や学習効果が異なるわけです。つまり、”教育とともにある価値”とは、より良い教育を効果的・効率的に開発し、それを如何に効果的・効率的に学習できるか?というテーマに対し、”テック”と”アイディア”を武器に闘っていくことにあります。 もっと具体的に言うとそうですね、たとえばとある認定資格の講習を我々のeラーニングプラットフォームで配信しているのですが、その資格の講習では不正受講(なりすまし)や車を運転しながら受講するなどの不適切で危険な受講が頻発していました。 不正受講や不適切受講では、もちろん教育効果がありません。eラーニングの利便性を維持しつつこういった不正を防ぐために、AIによる行動監視や顔検知の仕組みを開発しました。これはすでに実運用されており、これからこういった仕組みを他の資格講習を行っている団体や企業にも導入していきたいですね。

今社長が注目しているテック分野などがあれば教えてください

それはもちろんLLMですね。 2024年8月からChatGPT4oが非常に安価にAPI連携できるようになり、当社のシステムでもすでに取り入れています。 画像認識の分野のPoCを実施していく中で、GoogleVISIONという画像認識に特化した世界最高水準のAIエンジンと、ChatGPT4oやLLaVAなどのLLMモデルの画像認識精度を比較したところ、LLMモデルのほうがはるかに優れた結果を残しました。 これはニューラルネットワークの学習においても、人間の知育と同じく複合学習(つまり絵や文字や歴史など、様々な学習を行う)のほうが特化型学習より優れた結果を出すことを示していると思います。これはAIモデルが人間の脳の成長と近似していることを表しており、とても興味深いですね。 今後は優れたプログラマーはLLMを活用してプログラミングを行うのが当然になってきますし、当社でもLLMをプログラミングに活用しないことを禁止しています。 (活用することが禁止という大企業とは真逆で、ユニークな試みだなと自分でも思っています) LLMの台頭で今後テック企業はAIエンジニアよりもプロンプトエンジニアのニーズが高まるでしょう。テック企業は技術力よりも”データ”とその活用が重要になるでしょう。これはIT企業にとって大きな転換になると思います。

社長のこの会社での役割についてどう考えていますか?

そうですね。現在は開発チームのPDMとPMを兼務しているので、ややCTO的な役割になってしまっているかなと感じています。 しかし、エンジニアの成長とともに徐々に開発チームから離れていき、事業の拡大に力を注ぐ必要があるなと感じています。 具体的には営業としてトップ営業を推し進めつつ、営業組織を作っていくことが最優先課題になっていくと思います。 そのために優れたテックリーダーがこの会社には必要です。 ここを見ていただいているあなたこそ、そのテックリーダーやともに営業組織を作っていく営業リーダーかもしれません。 ぜひエントリーしてお話ししたいですね。面接でお会いするのを楽しみにしています。

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代表取締役 宮下敦士
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