人生を変える出会いから大学生活が劇的に変化
私は漠然と経営者のイメージを抱きながら、明治学院大学の経営学科に進学しました。しかしながら、大学生活の楽しさからいつしか目的を忘れ、テニスサークルに没頭していました(苦笑)楽しい日々でしたが、大学一年生の秋に、過ぎ去った生活を振り返り「まずい。ビジネスに関わろう」と決意を新たにしました。 すぐにサークルを辞め、1週間後には、ベンチャー企業のインターンをはじめ、インターネット回線の飛び込み営業を行ってました。商いを通じて、苦難を乗り越え、自身を信じ、契約いただいたお客様とのご縁が大変心地よく、やりがいに感じ、よりビジネスに没頭していきます。 そして、大学1年の冬に、共通の先輩の縁で求人サイトを運営する学生ベンチャー企業(現在は東証一部の上場企業までに成長を遂げた)で働くようになります。この出会いとそこから4年間近く働かせていただいた実体験や過ごした時間は、生涯の財産となっています。とにかく楽しかった記憶が鮮明です。私の業務としては営業中心、時にマーケティングからマネージメントまで幅広く経験させていただきました。ビジネスが楽しすぎた以上に、一緒に会社、事業を創っている仲間が素敵だったんだと思います。
独立の苦難と、人とのご縁に感謝しながら
苦難を共にしていた大事にすべき仲間に対して、不誠実にも会社を辞めることとなりました。私は、間近に急成長していく事業、求められるクオリティ、経験不足から逃げていました。当時を振り返ると、ただただ視野が狭く、不安だった、考えが浅かったと痛感します。 就職活動もろくにせずに、自暴自棄になり引きこもり、1人で1ヶ月ほど今までの事、これからの事を考え続けていました。 そこで思い至ったのは、今までお世話になった企業のご担当者に、「感謝」をお伝えしに行くことでした。とはいえ、独立して徐々に感じていきますが、お客様が求める価値提供はほとんどできず、挨拶のみの日々を過ごしていました。あるとき、とある会社から採用ページの原稿作成の依頼をいただきました。 一生懸命取り組み、はじめて入金していただいた、1万円を見ては涙が出ながら喜んだのを覚えています。同時に、自身が考える価値貢献を形にして一気通貫で商いをしていくこと。フリーランスの楽しさに気付き始め、フリーランスでやっていこうと決意した時期でもありました。 それから、少しずつ人とのご縁からお仕事をいただくようになり、それらの仕事を通じ、自身の成長を模索し、フリーランスで生きてくための地力を培っていき、仕事についての基本的な考え方、取り組み方、付加価値の重要性について学んでいきました。
フリーランスからコーボー創業(法人化)へのきっかけ
創業のきっかけは、フリーランスを通じ、優秀な企業に携わる数年の間で徐々に生まれていきました。そこで働いている素敵な方々と一緒にプロジェクトを進めていく中で、いつか私も経営者として、そのような社員(タレント)が集ってくれる会社を作ってみたい、共に同じビジョンを描いて事業を創ってみたら楽しいだろうな・・・というイメージからでした。 一方、順調に売上が伸びていた背景から、個人で仕事していき、自由な時間やいい暮らしをすることも自分の幸せなのかとイメージもしました。 しかし、自分にとっての幸せは、仲間と喜怒哀楽を共にすることだと確信して、2011年1月11日、株式会社コーボーを創業しました。コーボー社の創業のきっかけもまた、「人とのご縁」だったのではないかと思っています。 一方、個人的には、メディア事業に関わってきたキャリアというのもあり、お客様に愛されるメディアを作っていきたい「目標」「夢」があります。ちなみに、2018年からは、マーケティングから開発まで内製化し、メディア事業を立ち上げています。
決意と想い
コーボー社は、決して順風満帆ではなかったですが、ご期待いただけるお客様、パートナー様のおかげで、2020年7月より11期を迎えます。 本日までに、快適でご機嫌な働き方を実現するための制度を丁寧に作っていき、ビジョンや価値観に共感して仲間がひとりひとり、集ってくれました。以前より格段と良い仕事を追求していける組織(チーム)となってきていますが、 更に付加価値を追求し、お客様の満足、感動を創造していかなければ、「選ばれる会社」になっていくことは難しいと考えています。 この「人と人との縁」から、わたしたちと一緒に、感激、感動を創造する事業を創っていけたら嬉しいです。ワクワクします。