代表取締役社長 石井 幸治氏 社員のキャリアを真剣に考える現役エンジニア社長。小売業に携わっていたころの想いを実現するため、自らネットショップ用のWEBシステムを開発。SES事業では、自身が経験した理不尽なエンジニアライフを社員たちに歩ませないため、火を噴きそうな案件は勇気をもって断る主義。「自社サービス、SES事業の両方で、ユーザーや社員を第一に考える優しい人柄」というのは社員の証言。会社都合でエンジニアを動かさないのが信条。

なぜエンジニアになったんですか？

本質は地域活性や地域発展というところです。 実はエンジニアになる前は、別業界（サービス業）で働いていましたが、そこからヒントを得ました。大卒後、ショッピングセンター内で働きましたが、地方の田園地帯や過疎エリア、大型工場跡地などに大きく構えたショッピングセンターやパワーセンターなどは、その場にたどり着かなければ、商品を見ることも、買うことはできませんでした。徒歩や自転車で気軽に商業施設へ行けるならマシですが、車社会の地方では移動は常に車であったり、本数が少ない割高なバスだったりします。ガソリン代やバス代も燃料費の高騰も起因し、安くありません。そのような状況下で、「わざわざ車で遠くから店に来たものの、欲しかった商品の在庫がない。」「在庫がないから、取り寄せになる。そうしたら再度足を運ばなくてはならない。面倒くさい。」「体調が悪いけど、店が営業している時間に行かなければ、商品を買うことができない。しんどい。」というお客様からの要望や不満を目の当たりにしているうちに、「どうやったらこういったニーズが好転できるだろう？」「アクセスの無駄を省き、世の中が便利になるような仕組みって何だろう。」という疑問がわいてきました。 そんな頃、ネットでショッピングが楽しめるシステムを知りました。当時は、ようやくショッピングモールが産声を上げたころで、ネットショップという言葉は浸透しておりません。自分がこういったサービスを創れたら、世の中に役立ったり、地方や地域の活性であったり、過疎地域に根付く地産のものを日本中に発信できたり、気軽に商品が売買できることで、今よりも遥かに多くの人に喜ばれるのではないかと強い意志が芽生えました。 そうして、ITエンジニアになることを決意しました。当時住んでいた地方には、ECであったり、WEBシステムに関する開発等の業務はほぼ無かったため、上京してSierで働きはじめました。もう20年以上前の話です。

イーゼを立ち上げた理由は？

10年ほどSierでシステム開発に携わった後、ECサイトの開発・運営会社で5・6年働きました。自分の希望が叶って、ショッピングカート（ECサイト）の開発会社で働けるようになったのですが、経験を積み重ねるうちに「こうすればもっと良くなる」という自分なりの考えが芽生え始めました。 当時働いていた会社では、クライアントの声に耳を傾けるより、他社がやっているからこちらも同じものを搭載しようといったノリで機能提供していることが多かったと思います。新しいサービスや機能を導入することに異論はないのですが、それが利用者層にあっているサービスに仕上がっているかの吟味・精査は重要です。 最初は会社のなかで働きかけて、会社を変革しようと努力しましたが、自分でプロデュースしたい、自分でサービス作ってみるほうがおもしろそう！会社を立ち上げたい気持ちが強くなり、独立しました。

会社の今後の展望を教えてください。

まずは、「comachi」の事業推進に拍車をかけ、時代やニーズに一層に合わせてゆきます。そのためには、開発の手を止めることなく、ユーザーの声に耳を傾けて使いやすさを追及していきたいと考えています。その後は上位サービスの立ち上げ　→　越境　へと目を向けます。 SES事業のほうも、人員を増強して規模を拡大していく予定です。 現在はエンジニアが40名在籍していますが、その数を300名ぐらいまで増やしたいです。そうすれば、案件の獲得へ向けて積極的に動けます。SES事業の営業は、技術的なバックボーンがしっかりした人材に任せたいです。金額だけで仕事を取ってくるような営業はいりません。仕事の詳細を正しく理解できず、現場で働くことになるエンジニアに正確な情報を伝えられない。ビジネスとして失敗であり、人間関係も歪み、トラブルが生じるだけですから。

どんな雰囲気の会社ですか？

特に帰社日を設けていませんが、社内ではメンバー同士でイベントを企画したり、勉強会なども積極的に実施しております。よく連絡を取り合い、日ごろから親交深いですね。私も寂しがり屋なので、社員の常駐先に会いに行ったり、帰社した際はめちゃくちゃ話しかけてます。日ごろからコンディションを把握したいですし、縁があって出会えた素敵な仲間達のことを気にかけたいので。その流れでランチに誘ったり、仕事終わりに都合が合えば軽く飲んだりということもあります。 メンバーの結婚を機に「結婚休暇」を作りましたし、独身者には「誕生日休暇」があります。ほかにもいい記念日があれば、休暇にしたいですね。個人個人の想いを大切にしたいですね！ なんでも思ったことは言い合う雰囲気の会社です。元気や積極的なな人材がイーゼにはマッチすると思います。私も「技術第一主義」の生意気な若造でしたが、物おじせず、思ったことは伝えることで意図が理解されるので、整理がつかずとも不安要素があったとしても受け止める社風なので気軽に言ってくださいという雰囲気です（笑）

応募者へのメッセージをどうぞ！

一回しかない人生、後悔がないように、思っていることがあれば伝えましょう！仕事仲間は家族みたいなもの。あれこれと相談しながら、メンバーみんなでエンジニアライフの充実を目指しましょう！一人で知識や技術、情報を集めてレベルアップしようとしても限界があります。壁にぶち当たって一人で思い悩むなら、誰かに相談して解決策や目標を見出して、それに向かって前進することに時間を充てる方が有意義ですよね。 多少の自信がなくても、まずは言葉にしてみる、それが大切なんです。面接で自分が描いている理想のエンジニア像を聞かせてください。自分の成長に限界を感じている、もしくは環境が成長を妨げていると感じて、くすぶっているエンジニアには、こう伝えたい…… 「ちょっと、待って！一度話し合おう。あきらめるのは、それからでもいいじゃないか。会社の都合に振り回されて疲弊するよりも、当社で一緒にキャリアを考えよう！」と。