増保氏にとって仕事とはどういうものでしょうか?職業観をお聞かせください。
協力者が増えることが仕事であり、目指す会社像です。 M&Aでというわけではありません。お客様である美容室や取引を行うメーカーと社員が、当社を面白いと思ってくれて関わってくれる。当社は成長の場や給与として還元していく。そのようにして、人との関わりがどんどん増えていく会社でありたい。多彩な人生観を持った人々が関わり合い、多様性のあるものにしたいのです。 卸売業は、世間的に必要ないと思われがちです。しかし、商品が多品種に及ぶ現代では、個別への対応であるパーソナライズドな提案が必要になってきます。単なる御用聞きではない、相手を理解した上での提案です。取りまとめる存在であったり、コンシェルジュとしての存在であったりが絶対に必要となってきます。 それを、きちんとしたサービスとして提供していきたい。そのために、美容業界での流通システムを構築していきます。 新たなサービスをITで表現するために、推進力となる人材が必要なのです。
人生で大切にしていることや座右の銘がありましたらお聞かせください。
協力者が増えることを大切にしています。 そのために心がけているのは、思想・年代を問わず、相手を敬うこと。 私は、新卒入社の社員に対しても必ず「さんづけ」で呼びます。相手を敬って接することが、良い関係を築くのに必要だと考えています。 他に、社員に対してということで言えば、働き方を尊重します。 社員のやってみたいことや願望、例えばそれは出世であったり、有名になりたいであったり、稼ぎたいであったりと色々ありますが、私はそういった社員の望みと会社の成長のバランスを取るのが、ものすごく得意なんですよ。 ビジネスの世界では、Win-Winの関係と言いつつも実際はどちらかが80:20であったりするけれど、私のバランスのとり方は、本当に50:50です。
趣味は何でしょうか?また、今楽しみにしていらっしゃることなどありましたらお聞かせください。
仕事を趣味と言うのは迷うところではありますが……。何かしらを世の中に対して作りたい。美容業界に残る仕事をしたい。そんな思いで、責任感と楽しさを両立させながら仕事に取り組んでいます。 仕事以外だとピアノ。と言いたいところですが、一年半ぐらい練習をさぼっているので、趣味とは言えませんね(苦笑) 60歳になった時に「俺リサイタル」をやりたくて、30歳過ぎから始めたのですが、練習が滞っています(笑) 他には海外旅行ですね。バカンスではなく、辺境の地ばかり行っています。コスタリカの天文台に行ったり、ギリシャでは難民キャンプへも行ったこともありました。新しいものを見たいという思いが強いです。 あとは、読書・映画鑑賞も好きですね。ジャンルは偏っていて、SF、宇宙人、ロボ、コンピューター系が多いです。 最近読んだ本で印象に残ったのは、『生物と無生物のあいだ』。生命とはなにかという追及がされていて面白かったですね。
社員に求める仕事への取り組み方をお聞かせください。
代表である私以上に、相手のことを考えられる人になって欲しい。ここで言う相手とは、取引き先のメーカー、お客様、会社です。 われわれは美容室を応援するために、メーカーとチームを組むビジネスです。これを何よりも尊重できるようになって欲しい。真摯に相手のことを考えて、会社づくりをして欲しいと思っています。 ただ、あくまでも軸足は「美容と健康」です。ここを足場にして考えることは外せません。
最後に応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
私たちが軸足を置く「美容と健康」の業界。 現在この業界の中では、これからの時代に合ったシステムの提案を消費者に対して出来ていません。 われわれは、それを出来るようにしたいのです! 美容業界の中でシステムを作って、サービスの新たな表現をしてくれる人と出会いたいと考えています。