株式会社アドケイト

とにかく、クライアントの成果を出す為に！
にこだわり続ける株式会社アドケイト。

2016年に創業し、初年度に2億円。
翌年に6億円の売上高を計上し、以降倍々成長を続けている注目ベンチャーだ。

事業内容としては、大きく3軸。
・他社に類を見ないインフルエンサーマーケティング
・成果にコミットする広告運用サービス
・D2C立ち上げサポート
を掲げ、展開している。

インフルエンサーマーケティング領域では、『他社に類を見ない』を謳い文句として、QUICK IRというサービスをリリース。
各社から注目を集めている。
キャスティング会社にインフルエンサーのキャスティングをお願いする。という従来型のキャスティングサービスに比べて、同社のサービスでは『ダイレクトリクルーティングを簡単に、スピーディに！』を強みにしている。
自社に合ったインフルエンサーを簡単に、低価格に、自由にリクルーティングできるのがQUICK IRの強みである。

広告運用サービスでは、Yahoo!やGoogleのリスティング広告、FacebookなどのSNS広告、DSPやアドネットワークの選定・配信などの戦略策定、クリエイティブの企画提案および一連の施策の分析・改善を、常時50社程のクライアントに提供している。
クライアントは、コスメやサプリメント、健康食品、学習教材などの単品通販系企業が中心。「顧客のステイタスに応じてアプローチ戦略を最適化させるダイレクトレスポンスマーケティングが大好きで、もっぱら当該業界のクライアントに対応しています」と代表取締役社長の夏原啓佑氏は言う。

一般的な広告代理業の業務範囲は、クライアントから制作物を預かって入稿し、運用を手がけるといった内容。それに対し、同社ではいかにプロモーション効果を高めるかという観点での分析や改善施策まで取り組むことを強みとしている。
「裏側でのリストからの反応率の引き上げや継続率を改善させるために、例えばステップメールや同梱物の内容を変える提案をするとか、SNSにネイティブ広告を流して話題づくりを仕掛けるといったことを得意としています」。（夏原氏）

また、最近ではD2Cの立ち上げ支援などのサポートの依頼の引き合いも増えてきているとのこと。
「手厚いサポートを続けて来た結果、クライアント様からのご紹介で、ありがたいことにサービスの立ち上げから携わらせていただき、0→1の成功経験を多く味合わせてもらっています」。(夏原氏)

高校生時代から人にコントロールされる生き方に疑問を感じ、起業を志向していた夏原氏は、学生時代にサークルの代表としてイベントを企画するなどの活動を楽しんだ。「人に喜ばれることが楽しくて、大好きだった」と述懐する。

2013年に大学を卒業後、大手インターネット広告代理店に入社。「いずれ独立することを前提に入社を認めてもらった」。（夏原氏）という。東京本社に配属され、2年目に大阪営業所に異動し業績向上に貢献する。そして2016年3月に独立し、4月、大阪でADCATEを創業した。

創業当初から、クライアントに密着しキメ細かいサービスで業績向上に貢献するダイレクトレスポンスマーケティング支援に徹する。その背景について、夏原氏は次のように言う。
「大企業の前職では、営業部隊と運用部隊が分かれ、ツールを活用して1つのタスクを管理していました。業務効率化などのためであり、その方法は妥当なものであったと思います。しかし、ツールを介在させた管理では、クライアントのマーケティングに対する情熱まで伝わりにくい無機質さを感じていました。私には、広告とは情熱を伝えるツールであるという信念があります。ですから、独立し、心から応援したいクライアントに入り込むぐらいの感覚で営業も運用も一貫して手掛けたい、との思いが募りました」。

ダイレクトレスポンスマーケティングが好きな理由は、「理に適っているから」と話す。
「クリエイティブの改善で見込み客リストが増え、リストへのアプローチ次第で反響率や継続率が変わり、継続した顧客へのアプローチ次第でクロスセルやアップセルが可能になる。それこそがマーケティングだといった美学のようなものが私にはあります。施策の改善で着実に成果に結びつくロジックが好きなのです」

しかし、「一生、広告代理ビジネスだけを手がけるつもりはない」と夏原氏。“何をするか”よりも“誰とするか”を圧倒的に重視しているからだ。
「互いに心の底から信頼し合い、配慮し合える真の仲間による集団として、みんなが面白く感じ豊かになれるビジネスならば何をやってもいいと思っています。今はダイレクトレスポンスマーケティングが面白いのでこれを主に手がけていますが、B to CのWebサービスも来期からスタートできるように準備を進めています」。（夏原氏）

そんな同社の理念は「101％ VALUE CREATION」。夏原氏は次のように説明する。
「人に要望したことのフィードバックが、期待値の99％だったらがっかりしますね。100％だと、普通に受け止める感じでしょうか。それが101％だとすると、たった1％のプラスアルファでも非常に大きな差ではないかと思うのです。このプラス1％を、クライアントにも、社会にも、そして社内でも実行できる集団をつくりたいと思っています」。

こうした考え方を浸透させることが、企業風土づくりの方針となっている。そのために、夏原氏はまず自らが率先して“プラス1％”の行動を取るとともに、メンバーとの1対1での対面コミュニケーションにこだわっている。
「いきなり会社都合の用件を言いつけるということはしません。相手のモチベーションや感情は常に変化していますから、まずはそれを知り、相手に適したコミュニケーションを取ることをお互いに心がけるようにしています」。（夏原氏）

なお、同社の名刺の裏側は、一人ひとり色が違う。「個性を尊重し、“出る杭”を認める企業文化の表現」だという。

また、ビジョンとして大志を掲げている夏原氏。
最終的な目標は『アドケイト経済圏』の確立だと言う。
「人の幸せって、1事業だけで成し得るものだとは僕は思わないんです。たくさんの幸せを満たしたいから、それぞれの事業でどんなことが満たせるのか？にフォーカスして常にチャレンジしていたいですよね。で、そのチャレンジが最終的に輪になってシナジーを産んでいる。それが経済圏なんです」。(夏原氏)

真の仲間”であることを重視する同社。
「協調性や素直さ、相手に配慮できるといった資質の上で、自分の人生を自ら変えていこうという気合の入った方と一緒に働きたい。採用に当たっては、お互いに“相性”を確かめ合いたいので、カジュアル面談や会食などユニークな面談方法で選考を行うとの事。私も熱弁するし、応募者の話もいろいろ聞かせてもらいます。“コマ”ではなく、一緒にいい景色を見る“仲間”を探しているからです」

メンバーのほとんどが20代中盤という若さの割に、しっかりした理念や事業コンセプト、技術力、そして風土づくりの指針を備えた同社。“仲間”になれれば、今後の成長を共にする大きなやりがいが得られるに違いないだろう。