株式会社Blue Star

2011年に設立された株式会社Blue Starは、大手Webサービス企業を主要顧客に、BtoCWeb・アプリサービス開発を多数手掛けている。特に多くの案件がプライムで、最上流工程から設計開発～運用までワンストップ対応できる強みを活かして、これまで年率130％の成長を維持している。


弊社代表の黒木は、BlueStar設立前は10年程エンジニアとしてのキャリアを積んできた。2001年に新卒入社したSIerでは、証券系システムの開発に2年ほど従事し、その後はコンサルティングファームに転職。各種Webシステム開発プロジェクトに参加し、最終的にはPMとしてプロジェクト全般を管理運営するポジションで活躍してきた。

20代の若手エンジニアの頃、『忙しい上長を何とか楽にしてあげたい』と思いながら、目の前に見える仕事は誰よりも早く奪っていった。そうしていくと、徐々に自分の出来ることが増えていき、任される仕事の範囲も責任範囲も広がっていた。
それは、知らず知らずのうちに上長の期待を超える動きをしていたこと、そして、その行動が評価された結果であり、自分自身の成長を実感した時でもあった。
この感覚は最も幸せな瞬間であり、
「みんなにもこの感覚、周囲の期待を超える仕事を通じて、自分の成長を実感できる幸せを感じて欲しい」
と思うようにも繋がったのだ。

またその頃、周囲には、ただお金を稼ぐため、将来のため、と憂鬱な気持ちを抱えたまま働く人が多くいた。
ただ、『そんな人生で一生を終えていいのかだろうか』そんな風に思っていた時に思い出したのが自身の部活動だった。学生時代、ラグビー部で辛い練習を乗り越えながら、全国大会を目指して部員と共に一つの目標に向かって走り続けた経験がある。この経験は最も忘れられない経験であり、人生で初めて一生懸命になれたことでもあった。
「みんなにも、学生時代のように、時間を忘れて熱中できる感覚で仕事をして欲しい」
そう思うようになった。

「人生の大半の時間を占める仕事だからこそ、自分の成長を実感できる仕事を通じて、仕事を楽しみながら人生も楽しめるようになって欲しい」
そうして、34歳を迎えた歳にBlueStarを創業した。

「周囲の期待を超えるようなサービス提供を通じ、社員自身が成長し、BlueStarの成長にもつなげていく」

これがBlueStarの存在価値でもあり、
「付加価値の高いサービスを提供し、成長し続ける企業になる」
という企業理念にも繋がっているのである。

設立から3年が経った頃、ようやく組織としての基盤がある程度整い、大手Web企業を中心とした顧客から、継続的にプライム案件を受注できる関係性を築くことができた。そこで本格的に社員を迎え入れることになった。その後着実にメンバーを増やし、現在は社員35名の規模に成長した。

同社が新たに社員を迎え入れる上で、大切にし続けていることがある。
それはエンジニアとしての経験以外に、「成長マインド」をどれだけ強く持っているか？という点。

「たとえプライム案件で、上流工程から自由にチャレンジできるチャンスや環境があったとしても、最終的に社員が成長を実感し、楽しめるかどうかは、一人ひとりが持つ“成長マインド”の有無にかかっています。経験が浅くとも、まだそれほど高度なスキルがなく明確な目標が決まっていなくとも、“成長したい”という意思を強く持っている方を受け入れてきました」と、社員採用の基準に関して、黒木氏は語る。

まず企業が考える理念や目標を共有した上で「自分のタスク」「企業のタスク」「メンバーのタスク」を明確にする。結果、それまで自分が考えてきたことと、今、自分が求められている役割とのギャップを再認識し、そのギャップを埋めていくための方法を考え、実践していく活動を行っているという。

「成長するためには、個人としての明確な目的意識を持つことが大事なのですが、どうしても目の前のプロジェクトをこなすことにとらわれてしまいがち。そこで客観的に自分や企業、メンバーそれぞれの役割を認識できる場を作ることによって、一人ひとりの成長マインドを創り上げていくことに注力しています」。（黒木氏）

昨年から始めたばかりの取り組みだが、一人ひとりのマネージャーが強い責任感を持ってチームを率いることによって、自分だけではなく「チームBlue Star」として、どうすれば顧客から高い評価を得られるパフォーマンスを発揮できるのかを常に考え、実践しているなど、早くもその成果が表れているという。

設立から11年、社員が増えるとともに企業自体もまた、成長を続けている。年率130％の成長を毎年維持しているだけでなく、社員が安心して成長できる環境づくりも着々と進行。「年間休日120日以上」「残業月平均10時間以内」「有休取得率90％」「産休・育休制度」といった働きやすさに加え「資格取得支援制度」「海外社員旅行」「業務系→Web系、SE→PM/PMO、保守→開発といった本人の意思・適性に応じた柔軟なキャリアチェンジ＆キャリアアップ」など、社員の成長を強力にバックアップする体制も築かれた。

これまで紹介してきた取り組みによって今、各プロジェクト現場では大きな成果を生み出しつつあると、伊藤氏は語る。
「顧客がこれから世の中に発信するWebサービスの開発に関わる場合、中には開発環境や手法にのみ注目するエンジニアもいます。一方、当社のメンバーは顧客と同じ目線に立ちながら“どうすればもっとユーザーにとって使いやすい機能にできるか？”、“そもそも、ユーザーにとって魅力的な機能やサービスとは何か？”、“リリースしてから、どのようにブラッシュアップしていけばいいのか？”等、まるで自分たちのサービスをプロデュースするようなスタンスで、率直な思いや意見を顧客に対して遠慮なくぶつけます。だからこそ顧客も我々を信頼して“Blue Starさんのやりたいことに対して、できる限り協力します”といった形で、全面的に支援してくれるようになっていますね」

事実、過去には
・サービス開発に合わせた新しい言語やツールを、クライアントではなく同社の主導にて導入。
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・新たに導入した技術を習得するため、勉強期間を同社が独自に設定。プロジェクトメンバーの習熟度を高めてから本格的な開発をスタート。
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・クオリティを重視するためにリリース日を同社からの提案で再調整…
といったケースもあるという。

こうした環境の元で活躍できるチャンスがあるからこそ、Webサービスを大きく育てていく楽しさを追求しながら成長できるのだろう。今後の目標としては引き続き、年率130％の成長を維持しつつ、社員により多くのチャンスを与えられる企業にしていくことと、社員からボトムアップで理想の組織にしていくためのアイデアを募り、積極的に実現していくことだと、黒木氏は語る。

今後も続々と新たなメンバーを迎え入れながら、「社員一人ひとりが成長を実感し、人生を楽しめる企業」を創り上げていくという理念に向かってどう動いていくのか？これからの展開に大いに期待しながら、見守っていきたい。