東京本社　Hinemosソリューション事業部 事業部長　設楽 貴洋氏

ご略歴ついて、お教えください。

情報系の学部を卒業後、制御・計測機器大手に入社し、エンジニアとして製油所や浄水場、ごみ焼却場といったプラントの制御システム開発に7年ほど従事しました。その後、SESを手掛けるシステム開発会社に転職し、NTTデータ先端技術に派遣されて「Hinemos」の導入を担当します。横浜市の南端に住んでいるのですが、月島にあるNTTデータ先端技術への通勤が遠くきつくなったので、4年後に横浜の同業に転じて引き続き「Hinemos」の導入を1年ほど手掛けました。その頃、「Hinemos」がわかる人材を求めていたアトミテックに声を掛けられ、2013年5月に当社に加わりました。 Hinemosソリューション事業部は、新バージョンの開発を手掛ける開発チーム、顧客からの問い合わせに対応する保守および客先での構築を手掛ける保守・構築チーム、不具合を修正しマイナーバージョンをユーザーに提供する維持チームに分かれます。それぞれにシニアマネージャーがいて、私は10名強と最多メンバーを擁する保守・構築チームを見ています。

どういったチームづくりを目指しているのでしょうか？

周りで困っている人がいたら、率先してフォローするような助け合えるチームですね。そのために、本社オフィスに勤務する保守メンバーで毎朝ミーティングを開いています。業務の進捗はほかで管理しているので、その場では「悩んでいること、困っていることを話してほしい」と促しています。そして、出された相談事をみんなで考え、共有する場にしています。そうすることで、同様の問題が生じた時のナレッジにもなるからです。 ちなみに、他の2チームとは緊密に連携しています。当チームはお客様とダイレクトに接しているので、ユーザーの声を開発チームに届ける役割がありますし、ユーザーからヒアリングした不具合を維持チームに伝えて直してもらう役割もあります。部全体でも一体感がありますね。

社員に対して、どういった存在になってほしいかという思いをお聞かせください。

周りから認められるエンジニアになってほしいということです。認められるとは、頼りにされて何事も相談を持ち掛けられるような存在ですね。例えば、「この技術のことならば、●●さんが一番」と思われる存在になるということです。 私もプレイングマネージャーとして実務を手掛けていますが、メンバーからの質問にはすぐに応じて、できるだけ相談してもらいやすいような空気を醸し出すように心がけています。私は「Hinemos」に古くから関わり続けてきているので、その点では知見を貯めていると自負もしています。

設楽さんの仕事観をお教えください。

どうせなら、楽しくやりたいとの思いがあります。ですから、どんな仕事もできるだけ「嫌だな」と思わないようにしています。また、やるべきことをやったら、その結果に一喜一憂しないようにしています。「人事を尽くして天命を待つ」といった気分で、結果に必要以上に責任を感じないようにしている感じです。もちろん、どんな結果であっても受け入れ、責任を取るのはいうまでもありませんが。 この仕事の面白いところですか？　「Hinemos」というモノをつくってお客様に提供し、効果を発揮して喜ばれるところにあると思います。その点、保守や構築はお客様とダイレクトに接することができるので、最もその喜びが味わえる部署といえるかもしれません。

趣味や、オフタイムの過ごし方とは？

小学4年の娘がいるのですが、子供が生まれた時から写真を撮ることが趣味になりました。わざわざフィルムのカメラを買って、少なくなった現像所に「こんな雰囲気でプリントしてください」とオーダーしています（笑）。 それと、最近になってパンづくりを始めました。小麦粉をこねるところからつくっています。まだ始めたばかりなので、安い粉でシンプルなパンを数つくっている段階ですが。家族には、「味はいいけど形がイマイチ」と言われています（笑）。慣れてきたら、いい小麦粉でつくってみたいと思っているところです。