株式会社Lei Hau'oli

株式会社Lei Hau'oli（レイハウオリ）は、Webサイトのデザイン、開発、保守、コンサルティングなどを手がける企業だ。
Webサイトにおける戦略立案から、制作、運用後のデータ解析・改善提案に至るまでワンストップで提供できるトータルソリューションが強み。国内大手企業を中心に多くの直請け案件で、実績と信頼を積み上げてきた。

好調なWeb関連の既存事業はそのままに、エンジニアのキャリア支援を目的とした案件紹介プラットフォームの運営など、自社サービスへも事業領域を広げていく。事業強化のため、フルスタックエンジニアを志向するような、幅広い領域に関心を持つ新たな人材を募る。

2008年の創業以来、大規模なBtoCサイトの開発・制作をSESや受託開発という形で手がけてきた同社は、今、大きな変革の時を迎えようとしている。Webという既存領域はもちろんのこと、スマートフォンアプリやサーバーサイドの開発へと事業を広げていきたいと考えているのだ。さらに、自社サービスの開発・運営にも積極的に取り組んでいく。

根底にあるのは、エンジニアのキャリア形成を支援したいという思い。その思いを自社内のエンジニアだけでなく、フリーランスとして活躍する世のエンジニアにまで広げていく構想だ。

その思いのもとに立ち上げた自社サービスとは、2018年11月に本格提供を開始したエンジニア支援のプラットフォーム『tech tree』だ。IT系フリーランスの登録エンジニア・デザイナー・ディレクターに向けて案件情報を提供、マッチングを行う。

最大の特徴は、個々のキャリアパスに沿った仕事を紹介するという、キャリアサポート型のサービスである点。登録時からプロジェクト参画まで一貫して担当者がつき、気になったことや不安が生じた時、対面やメール等で丁寧にフォローする体制を取っている。

また、同社は、エンジニアの多様な働き方やキャリア観に応じたキャリアパスを「キャリアジャーニーモデル」として提唱。案件紹介だけにとどまらず、学ぶべきスキルや経験等をキャリアジャーニーに沿った形でレコメンドする。さらに、独自の教育プログラムの構築やコミュニティの形成なども進め、とことんフリーランスエンジニアに寄り添うプラットフォームとして、機能やコンテンツ拡充をはかっていく計画だ。

フリーランスは自由な反面、将来への不安を感じることもあります。仕事を紹介するだけという一過性のことではなく、例えば ”現場のエンジニアからCTOやCIOを目指したい" といったエンジニアが抱く未来像に対して、適したキャリアルートを示す。中長期的な視野を持って寄り添い、エンジニアがイキイキと働ける環境を作っていきたいと考えています。

同社は、SES・受託開発から自社サービスへと事業の主軸を移しつつある。
会社として飛躍するチャンスだと期待を寄せる、前向きな社員が多いという。

「和気あいあいとした仲の良さという良い社風を残しつつ、自分で考えてアクションに移していくという、自発性を重視する雰囲気を作っていきたい。」（代表鈴木氏）
自社サービスを展開していくにあたり、当事者意識を持つことと密度の高いコミュニケーションが必須だと考えているのだ。

現状は客先へ常駐するエンジニアもいるが、コミュニケーションや帰属意識を高める上でどのような施策を取っているのだろうか。
「月に一度全社会を行っている他、ミートアップを頻繁に開催し、なるべく顔を合わせて交流することを心がけています。」


社員からアンケートを取って福利厚生や就業規則に反映したり、スペックの高い機材や長時間座っていても疲れにくい椅子を用意したりと、エンジニアが働きやすい環境づくりを心掛けている。このような会社側の「人を大事にする」「社員の長期的な成長を支援する」という思いが伝わっているからなのか、社員自らで勉強会を企画するなど、自発的な動きが活発になってきた。

デザイナーによるエンジニア向けのデザイン講習や、経験豊富なエンジニアによるアプリ開発勉強会など、声をかけあい集まる文化が形作られている。多方面のスキルを習得しよう、フルスタックエンジニアを目指そうという意欲的な雰囲気になっているのだ。第二創業期ともいえる新たなフェーズに突入した同社には、スタートアップのような活気が溢れている。自身のキャリアアップと会社の成長をリンクできる、貴重なタイミングだ。