株式会社プリアップ

良いモノを、適正な形で、広く伝えていきたい。

株式会社プリアップはこれまでの流通業の体系を越えて、魅力あるモノ・サービスを国内外に届けていこうという「パブリッシャー」を目指すベンチャー企業だ。

中小規模のメーカーが大手通販サイトで気軽に販売出来るよう、その中間に立ち双方のギャップを埋める役割を担う卸売業をはじめ、消費者へeコマースを用いて商品を販売する小売業、商品をブランド化させるというメーカー視点での商品企画・販売広告戦略と、モノ・サービスの流通を一貫して行っている。

そんな同社は、自らを「総合コンテンツ（商品・サービス）プロデューサー」と呼んでいる。独自のポジションとビジネスモデルをより強固にし、「パブリッシャーになる」というビジョン実現を加速させるため、新たな人材を求めている。

国内における流通は、モノを作るメーカーから中間流通業者へ卸され、そこから各小売店を経て消費者の手へ渡るという流れだ。一方、eコマースではメーカーと消費者をダイレクトに結びつける仕組みであり、卸問屋のような中間流通業は不要であると考えられてる。しかし、中小規模のメーカーがeコマースで収益をあげるのは難易度が高い。ITの知識やWEBにおける集客や接客が求められ、リソースやノウハウが無く、世の中の流通がeコマースへシフトしていく流れであるのにかかわらず、進出を諦めている課題があった。

同社はその課題にいち早く着目し、さらにeコマースのみに当てはまる基準やシステムを構築することで、eコマース専門の中間流通業として2012年に創業した。同社の存在によって、メーカーは「良いモノをつくる」という本来の事業に集中することができる上に、Amazonというeコマースにおいて最も販売力のある場所のひとつに自社製品を陳列することができ、それまでとは違ったターゲットへの販路拡大も実現できるようになった。他社にはない独自性と専門性によって、同社は創業以来着実に業績を伸ばし、事業規模を拡大している。

しかし、同社が見据えるのは、さらにその先へと広がる世界だ。
多種多様の商品を扱うことで得た知識やノウハウをプロモーションや販売手法、商品企画等へ反映し、モノが持つ魅力を最大限に引き出して広い層へ届けていこうと考えている。同社では、既存の流通体系の垣根を越えてのその役割を「パブリッシャー」と呼ぶ。"良いモノを、適正な形で、広く伝えていきたい"という冒頭で紹介した信念を、同社はパブリッシャーとしての事業で体現することを目指している。

そんな同社の取り組みが伝わるのが『TANGLE TEEZER（タングルティーザー）』と『WAR PAINT.（ウォーペイント）』という2つの商品だ。

タングルティーザーは、イギリスTangle Teezer 社によるヘアケアブラシで、髪に負担をかけることなく髪本来の美しさを引き出すと評判のベストセラー商品だ。英国女王賞をはじめ、世界各国で数々の賞を受賞し続けている。タングルティーザーと出会った同社は、日本総代理店として2013年より国内でセールスプロモーションを展開。じわじわと知名度が高まっていき、2023年には日本国内累計販売数900万個を突破した。イギリス発のメンズコスメブランドであるウォーペイントも同様で、日本総代理店としての展開開始以来、順調に売上を伸ばしている。

日本の消費者にまったく知られていなかったこれらの商品が、同社によるマーケティング、ブランディングにより、日に日に認知されていくことに、社員は大きなやりがいと喜びを感じられるという。

まだ日本に広まっていないモノ・サービスだからこそ、自分たちでマーケットを開拓し、届けたいターゲットに向けて、クリエイティブをはじめとした「最適なカタチ」で魅力を伝えていくことが重要。そのために、WebデザイナーやUI/UXデザイナーはもちろんのこと、どんなポジションでも自己裁量を持って自由に創造力を発揮できるのが同社の特徴だ。

ほとんどが中途入社である社員はそれぞれキャリアも個性もバラバラだが、コアバリューへの賛同という共通項がある。それは次の6項目だ。

P：Professionalism（プロ意識）
R：Respect（敬意）
E：Enthusiasm（熱意）
A：Acceptance（受容）
P：Positive Impact（ポジティブな影響を社会に）
P：Play Adventurously（遊び心を持って）
. ：Period（謙虚に）

ちなみに、最後のピリオドには「謙虚に」という言葉が付け加えられている。価値観として掲げるワードの頭文字をつないで社名としていることからも、その思いの丈が伝わるだろう。

社員同士は、互いを思いやりながらも率直な意見交換と提案を行う風通しの良い関係性。創造性を大切にする同社だけに、自己裁量を持って自由に仕事を進めることを良しとする社風だ。もちろん自由と言っても、それは自分の好き勝手に振る舞うことではない。自律心と、自身も会社も共に向上させていこうという意志があってこその自由だ。

同社の社員はコアバリューと共に、自由の真の意味を共有して日々業務に勤しんでいる。役員陣は、そんな社員に報いるべく働きやすい環境や成長機会を提供する。ここ数年は社員旅行でハワイへ行き、リゾートでの休日を思い切り満喫したという。その時の楽し気な写真が、何枚もエントランス付近に飾られていたのが印象的だ。

チャレンジ精神と自らの考えで新たな道を開拓するフロンティア精神を評価する社風だけに、社内は前向きな明るさと活気に満ちている。見通しの良いオープンオフィスは、これから増えていく社員を迎え入れるべく充分なスペースを確保している。同社の魅力を直接その目で確かめに行って欲しい。