株式会社ＩＢＪ

「婚活」という言葉が生まれる前、2000年に国内初のネット婚活事業を手掛けたのが株式会社IBJ。現在では、婚活市場は1兆円規模と言われている中で、リーディングカンパニーとして業界を牽引している。

「『ご縁がある皆様を幸せにする』――私達が大切にしている理念は、とてもシンプルなものです。ですが、幸せというものは本人が感じるものであって、他人が押し付けるものではありません。そのため、私達はお客様との対話を大切にし、お客様が何を想い、何を大切にしているのかを知ろうと努力します。その過程でお客様と深い信頼関係を築くことで、婚約成立だけに留まらず、結婚式や保険、新居等、ご結婚後のライフデザインサポートのお手伝いをさせていただいています。」

株式会社IBJ／CEO石坂茂氏がこう語る通り、同社の事業は多岐に渡っている。ネット婚活事業として『ブライダルネット』を運営。直営の結婚相談所である『婚活ラウンジ IBJメンバーズ』は、54.5％という業界屈指の成婚率を実現している。同社の婚活事業ノウハウとインフラを提供する結婚相談所のネットワークシステム『日本結婚相談所連盟』には、約4,000社が加盟。婚活会員数はおよそ8.5万名にのぼるという。20代、30代向けに出会いの機会を提供するイベント事業や、生命保険や不動産仲介、ブライダル等、婚約後をサポートするライフデザイン事業においても、着実に実績を上げているのだ。

「IBJで結婚したカップルは、年間11,921組（2022年）と、日本の婚姻組数514,242組（人口動態統計速報 令和3年12月分）の2％。これを将来に向けて更に増やしていき、直接的に少子高齢化の解決につなげたい。そして何よりも、新たなカップルの誕生は世代を問わず人生と世の中を明るくします。そういった事業意義・やりがいに共感して、IBJには社員の皆さん、加盟店様、提携事業者様が協働しています。これまで幾度も災禍に見舞われましたが、そのたびに「パートナーシップや人の繋がり」の重要性を感じ、社会に求められている事業だと再認識しています。」（石坂氏）
同社は、多様な事業を展開しているものの、個々のサービスは複合的に結び付き、シナジーを生み出している。この総合力ときめ細かいサービス品質が、競合優位性に繋がっているのだ。

株式会社IBJは大きなミッションを掲げている。それは、「日本の婚姻数の5％をIBJが創出する」ことだ。

「日本は、少子高齢化という大きな社会問題を抱えています。当社は業界のリーディングカンパニーとして、この課題解決に少しでも貢献していきたいと真剣に考えています。まずは私達の手で日本の婚姻数の5％創出を通過点とし、さらに多くの結婚を生み出していくことで、少子・未婚化に歯止めをかけたいと思っています」（石坂氏）

「この中期経営計画を実現するためにも、想いに共感してくれる仲間がまだまだ必要です。その一員として、クリエイティブを担うメンバーの重要性も高まっています。当社は多様なサービスを展開していますが、事業ごとにお客様のニーズや年齢層などが異なります。IT技術は日進月歩で発展、顧客ニーズは変化、進化するものです。このスピード感に遅れることなく、アプリ開発や機能提供していくことが、顧客満足・シェア拡大に繋がるのです」（石坂氏）

2000年に創業され、2015年には東証一部上場も果たしている同社では、単体で500名、グループ全体で約1000名ほどの従業員が働いている。
近年、老舗結婚相談所を運営するツヴァイ社・サンマリエ社をグループ化し、業界シェア率も高まるばかりである。

「東証プライム上場企業と聞くと、堅い、保守的な会社を想像するかもしれませんが、実際は大きく異なります。いち早くネット婚活サービスに着目したように、創業以来、常に新しいことに挑戦し、新たなサービスや価値を生み出し続けていこうとするベンチャーマインドが息づいている会社です。新しい技術にも積極的に取り組んでいて、東京大学との共同研究にて「婚活マッチングアルゴリズム」を開発。AIなど先進的なテクノロジーを取り込んだ自社システム開発なども行っています。このように、一部上場企業の安定基盤とベンチャーらしいスピード感が共存している環境も、当社の強みの一つといえるかもしれません」（石坂氏）

上場企業である安定性はもちろんのこと、幅広く技術や知識を伸ばしていくことができる環境があることが、IBJで働く大きな魅力だ。
IBJ社では、100％内製。デザイナーとエンジニア、ディレクター、サービススタッフが連携して一つのものを作り出すため、自身の制作物への反響をダイレクトに感じることができ、お客様のニーズをスピーディーに落とし込むことができます。また、事業部制により程よいチーム規模だからこそ、自らサイトを作る実感を持て成長にも繋がりやすい環境です。

グループ全体として、評価制度は目標管理制度を用いており、成果を上げた社員は年齢や入社年次に関係なく正当な評価を得られるのも魅力だろう。また、各社とも残業削減に取り組むなどワークライフバランスにも気を遣っており、福利厚生も充実した働きやすい環境が整っている。

このような働きやすい環境だけでなく、「成長できる機会もある」と石坂氏は続ける。

「基本的に開発は企画段階から実装、保守まで一貫して担当。そのため、いわゆる上流工程から経験を積むことができ、力量さえあれば、チームリーダーやプロジェクトリーダーとしてメンバーをマネジメントするポジションを提供することも可能です。そして何よりも、自分が手掛けたプロダクトを通じて、ヒトの人生に大きな影響を与え、幸せにできる、社会的価値を実感できる仕事です。このやりがいは、他ではなかなか得難いものだと思います。少しでも興味を覚えたなら、一度、話をしましょう。お待ちしております」（石坂氏）