株式会社ライフスポーツ

株式会社ライフスポーツが提供する「Life SPORTS」は、スポーツを一緒に楽しむ仲間を探したり、スポーツのできる場所や施設を探すことができる「スポーツマッチングアプリ」だ。

自身が行いたいスポーツの参加者を募ったり、他のユーザーが募集するスポーツイベントに参加したり、対戦相手を探すことだって簡単にできる。まさに「スポーツを楽しみたい人が、気軽にスポーツをできるようにする」サービスだ。

代表取締役の中村俊一氏が「Life SPORTS」を生み出した背景には、「人と人をつなげること」への強い関心・興味があったという。

「そもそも私自身が本質思考の持ち主。会社から与えられた仕事だけをやる人生に全く魅力を感じなかった中で、『じゃあ仕事とはなんだろう』ということをずっと考えてきたんです。そして行き着いたのが、『仕事とは未来を作ること』だと。ならば、未来に何を残せるかを考えることが私にとっての課題だと思うようになったんです」（中村氏）

今はできていないけれどそれが変わればワクワクできることがあるとしたら、それは一体何か。そうやって未来に思いをはせた時に、行き着いたのが「人と人をつなげること」だったという。

「最近はインバウンドで人が増えているはずなのに、現地の人と会うきっかけはなかなかないですよね。日本人同士だって、何か共通項がないとなかなか出会えないなと思っていて。でも、人と人が繋がらないと、そもそも新しい未来なんて作れないと思うんです。一人でできることには限界があるし、人と人がつながっていくことで解決できる社会問題だってたくさんあるんじゃないかと感じたんですよね」（中村氏）

中村氏自身のかつての経験も、1つの大きな原体験として影響している。やりたいことを見つけようと19歳で単身ニューヨークに渡った彼は、あのテロを間近で体験する。その中で人種を超えていろいろな人と出会い、つながり合ったことで、見えてきたものがあった。

「言葉も文化も人種も違う人同士が繋がる世界を作るにはどうしたらいいか。たどり着いたのが『スポーツ』でした。スポーツを一緒にやると、言葉が通じなくてもものすごく仲良くなれるじゃないですか。だったら気軽にスポーツができる世の中を作っていければ、人と人が自ずと繋がっていく未来だって作れるはずだと思ったんです」（中村氏）

中村氏が考えているのは「スポーツの可能性」だ。共通のルールさえあれば言葉さえもいらないスポーツは、万国共通のもの。人は誰しも何らかのスポーツに関わりながら成長してきているため、ものすごく身近なものでもある。子供たちにとって夢を託すものにもなり得る。ライフスタイルとも密接だ。

それなのに、その力を生かしきれていないのではないか。「ビジネス」という枠を気にせず、その可能性にかけてみたい…。「まだまだできることがあるはずだ」という思いが、中村氏を、そしてライフスポーツに集まった仲間たちを激しく突き動かしている。

「国境を越えて、スポーツをきっかけに人と人が出会っていくような未来をつくっていきたいですね。僕らが目指すのは、グローバルコミュニケーションのきっかけです。そう、『きっかけ』を作りたいんです。きっかけを通じて、出会った人たちがどういう未来を作るのかに興味があるんですよ。例えば、困っていることがあるなら何かを送り合ったり、意気投合して一緒にビジネスを始めたり、いろんな可能性が広がっていくと思うんです」（中村氏）

今はアプリという形で事業展開しているが、実はそこに大きなこだわりはないという。「ゆくゆくはリアル店舗の構想もある」と話すように、「人と人をつなげる」「気軽にスポーツができる世界を作る」というビジョンに沿って体験をグローバル化させることができるなら、あらゆる可能性を検討・追求していく考えだ。

「たくさんの人にアプローチできるのがITの醍醐味ですから、その画期的なところをどう活用していくかは、皆でしっかり考えていきたいですね。開発プロジェクトは大きいものばかりですし、モダンな開発をしていますから、その中でユーザーファーストを考え、必要な最新の技術を好きに使ってもらったらいいと思います」（中村氏）

ライフスポーツは、ビジョンとミッションを何より大切にしている。一般的なビジネスが「利益」にとらわれるあまりに実現したいことを見失うとしたら、ライフスポーツではいついかなる時も、ビジョンを柱に考える。つまり、全ての判断軸が「どうすれば気軽にスポーツができる世の中を作れるか？」で徹底されているのだ。

「ビジョンを追うために足かせになることは、すべて排除したいと考えています。究極的には、働く上でビジョン以外のものは何でもいいとさえ思っています。ですから、働く時間も場所も働き方も、本人が自由に選んでいいシステムにしているんです。既成概念に縛られずに自由に働くというのは、時には厳しいものです。だからこそ、『自分の時間を使いたいように使える人』と一緒に働きたいですね」（中村氏）

体調が悪い中、無理して働くよりも、しっかり休んでその分、仕事に集中すると効率がいい。満員電車に乗って無駄に疲弊するぐらいなら、無理をせずに出勤時間をずらせばいい。ライフスポーツでは出勤時間も退勤時間もまったくの自由。出勤せずにリモートワークでも問題ないという。ビジョンを実現するために時間を自由に使う、つまるところ効率的に働くのがライフスポーツ流のワークスタイルなのだ。

「私は満員電車が苦手なので、朝は少し遅めに出勤しています。ライフスポーツで働いていると、無駄なストレスを感じないので、業務に集中できます。苦手な満員電車に乗って疲弊し、それが原因で業務に集中できないのは、本末転倒ですからね。ただ、自分を律することができる自走型の人間でないと、合わないかもしれません。それぐらい自由な会社です」（ディレクター／マーケター・佐々木 貴寛氏）

会社を「目的地へ向かう船」と代表の中村氏は例える。航海にはいろんな困難が待ち構えているが、それを乗り越えていくにはスキルを持ったメンバー同士で、信頼し合う必要がある。同社の採用面談では、ライフスポーツのメンバーが応募者を信頼できるか見定める一方、応募者にも同社のメンバーを信頼して共に進めるか判断してもらいたいと、中村氏は語る。

「ライフスポーツは、みんなで考えて作り上げていく会社です。ビジョンの実現につなげるためにサービスをどう組み立てていくか、そしてその中で、個々がどんな貢献ができるかを考えて動く。そんなチームを素敵だと思いますし、メンバーにとってもかけがえのない経験になると信じています」（中村氏）

ライフスポーツはこれからも優秀なメンバーを集め、必要な資金を投資し、自由な組織体制を強化し、ビジョンの実現に向かってひた走る。そんな素敵な会社、ライフスポーツで思う存分、能力を発揮してほしい。