起業までの経緯を教えてください。
学生の頃から、いつかは自分で会社を立ち上げようと思っていました。そのためにも、サイバーエージェントの藤田さんなど、自分が尊敬しているスーパーな人たちを輩出したインテリジェンス(現パーソルキャリア)で、スーパーな人材を育む文化を学びたいと思ったんです。 でも、文化を学ぶつもりで入ったのに、すぐに文化を伝える側になれといわれてしまって……。「お前がインテリジェンサーだ」みたいに。「おい、おい」とも思いましたが、ナンバーワンになれば違う景色が見えるかもしれないとがむしゃらに頑張りましたよ。結果、トップ営業にもなれましたし、最年少でITマーケットのマネージャーを経験することもできました。それに、「一枚岩で局地戦を戦う」など、今でも影響を受けているさまざまな考え方も。もうここで学ぶことはないと思ったところで辞めました。それから5社ほど役員を兼務して2016年に起業したのが簡単な経緯です。
起業するときの思いを聞かせてください。
私は小中高大とサッカーをしてきて、今も経営者仲間でチームをつくって続けています。決して上手ではないのですが、ずっとキャプテンを任せてもらって、「森木」、「森木」と言われながら楽しくプレーしてきました。気の置けない仲間たちとサッカーをするのが、本当に好きなんです。だから、試合の朝はワクワクしすぎて目覚ましが鳴る前に目が覚めることが何度もありました。 社会へ出てからは、そんな世界をつくりたいな、と思うようになりました。一緒に働く仲間や関わる人たちみんなが、目覚まし時計など使わなくてもワクワク感で目が覚めてしまうような世界を。それを実現するには、自分で会社をつくる必要があると思ったので起業を決意したんです。 それと、熱狂的なチームをつくりたいとも思っています。「社会課題に立ち向かえる組織」「隣にいる人やその家族のために頑張れる組織」です。それって最高だと思いませんか。
社員に期待することは何でしょうか?
朝、ワクワクして起きてほしいし、仲間や親など近しい人を大切にしてほしいですね。スキルセットや戦うため云々といったことは、こっちで何とかできるから心配しなくていい。「何のためにこの仕事をしているのか」という問いにしっかりと答えられるものを見つけてあげられる自信もあるので、初めから「これをやりたい」という明確な目標をもっていなくても構いません。経験上、明確な目標や働く理由を持っている人はそれほど多くはないし、その理由や目標を求めて走り切ることのできる人は、もっと少ないと感じています。仮に、そういったものを持っているなら、それを実現できる会社に行けばいいんです。当社が重視しているのは、近しい人を大切にして、その人たちに誇れる会社にするため頑張れる人であるかどうかです。
社員のモチベーションアップのための仕組みなどはありますか?
サッカーJ1湘南ベルマーレ・町田ゼルビア、バスケットB1越谷アルファーズのオフィシャルクラブパートナー、をしているので、パートナー先のホームゲームは無料で観戦できます。今日(取材日)も、16時で仕事を切り上げて、女性社員だけで湘南ベルマーレの試合観戦に行くようです。そのあたりはかなり自由ですね。体調が悪いなら休めといっていますし、早く帰らなければならない事情があれば、早退すればいいんです。ただし、その際、申し訳ないと思える気持ちがあるかを重視します。自分のせいで仲間に負荷をかけてしまったから、リカバーするために自分に何ができるだろうか。そう自然に考えられる人であれば、自由でいいというのが私の考えです。 不思議と、当社にはそういう人材が集まっていますね。エラビバの記者発表のときも、「自分も何か手伝いたい」と大阪オフィスから駆け付けて、翌日の朝一番で大阪へ帰って行った社員がいました。HANDICAP CLOUDは、そんな雰囲気の会社です。
最後に、応募者へメッセージをお願いします。
今、当社以上に素晴らしい会社で働いている人であれば、その素晴らしさを当社に持ち込んで、引き揚げようという気概のある方に来てほしいと思います。また、今いる会社にい続けていて社会のためになっているのか疑問を感じている人であれば、当社はその気持ちを裏切るようなことはしないと自信を持っていえます。だから、騙されたと思って来てください。HANDICAP CLOUDの雰囲気の自分で感じ取ってください。そのうえで、この仲間たちと働きたいと感じてもらえたなら、一緒に誇れる会社を創っていきましょう。お待ちしています。