今後、DCSとして注力していく分野等、会社の戦略やビジョンについて教えてください。
ベースになるのは、技術力の持続的向上と安定的な収益確保のために、お客様から評価される技術・人間性を培うことに注力していくことです。加えて、新たなことへのチャレンジにも積極的に取り組んでいます。 SESという安定的な事業を基盤としつつも、次に繋がる事業を開発していくことが、今後生き残っていくために、また、さらなる成長を実現するためには欠かせません。そのため、新しい技術を積極的に取り入れ、且つ、市場ニーズのキャッチアップを早めることで、先端技術を活かした新しいビジネスの創出に力を入れているところです。現在は、社内ベンチャーのような形で、ブロックチェーンやAI、IoT等の技術の習得とそれを活用した新規事業の開発への投資比率を高めています。将来的には、新規事業が、既存の事業を超えるところまで成長してくれることを期待しています。
社員への想いや期待することを教えてください。
会社を居場所の一つと考えてもらえればと思っています。SES事業ではお客様のところに常駐している社員が多いため、会社が帰りたいと思える場所になることがとても大切だと考えているからです。そうなるために、自分の意見を発信しやすい雰囲気づくりや、自らゴールを設定してそこに向かって走る社員を周りがサポートしてくれるような風土を培ってきました。 また、期待することは、“今”を生きてほしいということです。人は経験を積むほど、自らの経験則に縛られるようになります。それが一概に悪いわけではありませんが、目まぐるしく変化する世の中や、IT技術の只中にいる当社では、自分から新しい情報を取りにいって自分のものにしていく姿勢が欠かせません。過去の経験則に引っ張られ過ぎては、“今”が見えなくなってしまいます。だから、自分が今、立っている場所をきちんと知り、そこから未来を見て、今何をするべきかアイデアを考え、行動し、発信してほしいと思っています。
若いうちから課長や部長へ抜擢していますが、その背景にはどのような考えがあるのでしょうか。
ITベンチャー等、伸びている会社は、若い人が経営層と社員を繋ぐポジションで活躍しているケースが多いですよね。当社も業歴は40年以上と長いのですが、組織の新陳代謝を高め、活性化するためには、若い人の力を会社運営に取り入れていく必要があると考えたからです。 それに、社員にとっても早い段階でマネジメントの経験を積むことは、その人のその後のキャリア形成において、間違いなくプラスになると思っています。また、成果を出せば正当に評価される会社であれば、モチベーションの向上にも繋がるはずです。モチベーション向上という観点でいえば、今年度から導入するメンター制度もそのための施策の一つだといえるでしょう。一人の新入社員に年代の異なるメンターが複数名ついて、仕事面に限らず様々な相談事に対応したり、サポートしたりしていきます。会社との結びつきが希薄になりがちなSES事業をメインにしている会社だからこそ、社員同士の繋がりには気を配っています。
鮎沢さんご自身が大切にしていることはありますか?
人との出会いは大切にしています。その理由はいくつもありますが、自己成長という意味でいえば、何も学ぶことのない人等、いないと思っているからです。そのことを強く実感したのは、営業をしていた頃でした。お会いするお客様は、皆さん色々な趣味や得意な分野を持っていて、話す度に、様々なことを教えていただきました。自分にない知識を知ることがとても楽しくて、お話しを聞くためにお客様を訪ねていたようなところもありました。 今は執行役員を務めていますが、新入社員とも積極的に話すようにしています。理由は同じく、学ぶところがあるからです。私が20代、30代を過ごしてきた時代と、若手が生きてきた時代は全く異なります。考え方や趣味嗜好も違い、新しい情報に触れられたりします。また、自分にはない新鮮な視点や考え方に驚かされることもあります。そんな経験をするたび、自分が何歳であろうが、どのようなポジションであろうが、今を知るためには、様々な人と接することが欠かせないのだと痛感します。
最後に応募者へのメッセージをお願いします。
もし、今いる会社で自分の殻に閉じこもり、自分を出せていないと感じているなら、当社でその殻を破ってみませんか。そして、新規事業の立ち上げから軌道に乗せるまで、一緒に力を尽くしましょう。会社は、そのための支援を惜しみません。新たなフィールドで結果を出そうと意気込んでいるなら、ぜひ当社の門を叩いてみてください。 また、SES事業に興味のある方も大歓迎です。近年若い社員が増えているので、若手を育てながら自分自身も成長していく――そんな体験が当社でならできます。