起業の経緯や当時の想いを教えてください。
当社を設立する前に、日本の中小企業、特に製造業の海外進出を支援するコンサルティングの会社を立ち上げました。その過程で、現在の当社の株主の一人と出会いました。その株主は海外の方だったので、日本で起業するという話の手伝いをすることになりました。その流れで私が代表を務めることになり、当社が立ち上がったという経緯です。 元々、強い起業志向があったわけではありませんが、事業への使命感や、自分にとって新たな挑戦になると感じたことで、AIMを創業することになりました。3人で創業し、現在につながる携帯電話のネットワークのインテグレーションの事業をスタートしました。 起業当時から今に至るまで、社会的に重要なインフラを支えるという自負と使命感を持って取り組んでいます。起業当時から「社員が働くなかで、それぞれの幸せをつかみとることができる会社にしたい」という強い思いも続いています。
「働く幸せ」を重視されているとのことですが、実現のために具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。
「働く幸せ」は人それぞれです。そのため、会社としては、成長の機会が多くあることと、常に働きやすさを高めていくことを追求すべきだと思います。 当社では、切磋琢磨する環境の提供と、自己実現できるチャンスを少しずつ大きくしていくことに、地道に取り組んでいます。人事制度や採用も、このような考え方ベースとなって様々な制度を考えています。 具体的に社員一人一人のチャンスを増やすには、やはり事業の拡大が不可欠だと考えています。モバイルのネットワークの会社としてスタートした当社ですが、それだけでは成長に限りがあります。技術の動向やお客様や社会からの要望は、刻々と変化しています。変化と期待に対応できる会社として力をつけていくことが必要で、そのような流れのなかで、近年はICTソリューション、AIなどの最新技術を活用した業務効率化コンサルティングへと事業を拡大しているところです。
社長ご自身の仕事観を教えてください。
ビジネスの利害を追求するだけでなく、社会との関わりのなかで、どのような会社になっていくべきかという価値観を持って、会社を経営していくべきだと考えています。ITは人の生活と社会を支えるもの。技術的な変化は本当に激しいですが、しっかりキャッチアップしながら、より良い社会を実現することが会社の使命だと思います。また、会社の経営を通じて、良き社会人を育成することも重要な使命でしょう。 私自身は社長をやっている以上、自分自身の成長を追求する一方で、会社がそのような使命を全うできる存在になれるよう、少しでもその姿に近づけるよう、やるべきことは何かを常に考えていかなければいけません。それが、自分の仕事観の根幹にあるものです。 自分の人生で大切にしていることは、やはり「挑戦」でしょうか。自分が「今、何ができるか」と、「何ができるようになるか」は違うので、まだ見ぬ自分に辿りつくためには、常に挑戦が必要です。 挑戦の先にある到達点は、やはり会社のこととなってしまうのですが、まずはこの会社が、業界の中で日本を代表するような会社に成長することが一つの大きな目標です。
目指す会社像や組織のあり方についても、お考えをお聞かせください。
当社の社員は真面目で、一生懸命に頑張る人が多いと感じています。今もとてもいい会社ですが、目指す姿としては、一つの目標に向かってしっかりと考えを共有した上で、いろいろな才能を持った人間が集い、ポジティブな切磋琢磨をしながら会社として成長し、お客様に提供できる価値が上がっていく――そのような会社でありたいと考えています。 これから仲間になる方には、これまでの自分の経験やスキルだけでなく、ここで自分の才能を磨いてもらい、未来の自分が手にするスキルや経験を、ここでしっかり活かしてほしいです。当社での経験を自己実現、自己成長につなげていくという気持ちを持った方に、来てほしいと思います。 そして今いる社員も、これから仲間になる方も、周りを引っ張り、中心となって活躍する気概を持って日々の仕事に取り組んでくれるといいですね。
転職を考えている人に伝えたい御社の魅力は何でしょうか。
当社の魅力は、熱意と努力次第で、入社年度に関わらず存分に活躍できる環境ではないでしょうか。年齢、性別、社歴などは、基本的にはまったく考慮せず、どのような人に対してもフラットな条件の職場です。 とはいえ、人を蹴落としたり、過度な競争を強いたりするわけではありません。人の成長のスピードは、時期や成長の段階によって違います。私は、人と人を比べて上下をつけるようなことはしません。それぞれに自分が成し遂げたい自己実現があり、それに対して当社は、本人の熱意と努力次第で実現できる環境であると思いますし、そうあるべく、私は全力で環境を整えていくつもりです。 AIソリューションなど新しい事業に挑戦している今、当社は変革期にあります。まだ世の中にない何かを、自社のソリューションとして世に出すことにも挑戦したいですし、その土壌として、社内でアイデアを発信する仕組みなどチャレンジする環境も、これからもっと整えていきたいです。今は国内の事業を固めるフェーズにありますが、当然、いずれは海外へ事業を展開することも視野に入れています。これから入る方には、変革期にあるCMJを共に創り、支えていく仲間として期待しています。意欲ある方の参画を待っています。