ビジネスソリューション事業本部長 植村　由治

スクリプトの創業後、すぐに入社されたそうですが、これまでの来歴をお聞かせ下さい。

高校では生物を専攻していたので、バイオテクノロジーの分野に興味があったのですが、ITの発展の可能性も非常に感じていたため、情報系の専門学校を選択しました。 そこで、SE/PGとなるための基礎としてシステム設計とCOBOL、FORTRAN、VBでのプログラミングを学びました。 就職活動では、自宅から近いことと、大手のグループ会社でITの受注を一括で請け負い、幅広く事業展開をしていることから、大手SIerの企業に入社しました。 そこでシステム開発に携わり、2年目の時には、同期1名、新人1名、パートナー1名の計4名で、大手メーカーの派遣システムをフルスクラッチで作成しました。 今では考えられない無茶なメンバー構成でしたが、他プロジェクトの先輩に電話で協力を仰ぎながら無事に納品できたことが今でも忘れられませんね。 入社から3年経った頃に、会社の業績が傾いたことでリストラが始まり、私はその対象ではなかったのですが、その後のグループ会社合併や本社移転で会社の将来に不安を感じて退職しました。 ちょうどバブルがはじけた頃で、IT以外の分野にも興味が出てきたため、業種転換でメーカーに転職し、商品管理を1人で担当しました。その中でPOSを使用した在庫管理システムに携わったことで、ITの仕組みに再び興味を持ちました。 ちょうどその頃、前職の上司（現社長）から、起業するから一緒にやらないか？と話をもらいました。 ドイツに本社を構えるSAPが、リクルート社を中心にして、日本に人事給与システムの導入を展開していくので、そのコンサルタントや開発者が必要になるということでした。当時は、コンサルタントという言葉も知りませんでしたし、人事給与の知識もなく、SAPが何なのかも分かりませんでしたので、不安があったのですが、研修からスタートするとのことで、それであれば基本から学べそうだと思い、会社創業1ヶ月後に合流しました。

現在は、事業部のトップという立場ですが、組織を発展させるために何を大切にしていますか？

まずは1人のコンサルタントとして、常に社員の手本になるような行動は心がけています。最前線でお客様と向き合えるスキルを保てるように、社外のコネクションを多用して、情報のキャッチアップをしっかり行っています。 現在、プロジェクトは社内全体で15案件ほど抱えていますが、それぞれのプロジェクトの情報をマネージャーやサブマネージャーから収集し、適宜指示を出して、必要な場合は顧客と直接話し合い、社員が働きやすく、成長を感じられる環境を作ることを常に考えています。

中途入社の社員は現在12名ですが、これまで新卒採用中心だった理由と、なぜ中途採用に力を入れ始めたかを教えてください。

新卒採用は2002年から始めましたが、当時の社員数は5名でした。 各人が別々のプロジェクトで勤務し、月に1回集まって情報共有する程度の状況で、もっと会社として事業拡大していきたいという思いが強くなり、採用を考えました。 中途採用でSAP経験者を採用することは、市場にもいないので難しいと判断して新卒採用を開始しました。 長い時間がかかりましたが、最近では、プロジェクトでマネージャーやリーダー、コンサルタントとして活躍する社員がだいぶ増えました。 中途で入社した社員も安心して仕事をスタートできる体制が整ったので、中途採用に力を入れて、実績を出しています。

創業30年を超え、中途で入社される方に、スクリプトに入社する魅力をお聞かせください。

上流から下流までの全ての工程に携われます。新規導入や開発、運用保守まで幅広く手掛けていますので、自分のやりたいことをやれる環境があります。 また、終業後、休日含め、社員交流を積極的に実施しています。最近では、駅伝に20名ほどの社員が参加し、チームを組んで楽しく競い合いました。他にもボルダリング部やキャンプサークルなどもあります。 IT業界ではありますが、スポーツに興味がある社員が多いので、体を動かすことが好きな人が向いている会社だと思います。 仕事、プライベート、共に充実させたい方のご応募をお待ちしています！