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株式会社ホビージャパン

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系
  • サービス系

目指すは強力なIP創出!模型・フィギュア・ノベル・コミック・カードゲーム~ホビーの総合プロデュース企業

自社サービス製品あり
シェアトップクラス
残業少なめ

企業について

株式会社ホビージャパンは、熱量の高いファン層をターゲットにホビービジネスを展開する総合ホビープロデュース企業だ。会社設立した1969年に、『月刊ホビージャパン』を創刊。ミニカー情報を皮切りに、プラモデルやフィギュア等へテーマを拡大しながら、現在も日本を代表する趣味情報の雑誌として人気を集める。

事業の主軸である出版事業の他、オリジナルミニカーやフィギュアの製造販売、ボードゲームやカードゲームといったアナログゲームの輸入・開発・販売等、手掛ける事業は多岐にわたる。創業以来変わらないのは、「ホビー」という揺るがない核だ。世界中の人々にホビーを楽しんでもらいたいという強い想いがあるからこそ、ツールや対象が変わっても、会社として進む方向に迷うことがない。今後はデジタル面を強化して、さらなる成長を図る。50年以上という歴史を誇りながらも、常に前進を続けているのだ。

同社は、創業者である先代の代表が、高価な輸入玩具を取り扱う業者としてスタートしたのが始まり。それまでは玩具といえば子ども向けだったが、大人の趣味人に向けて展開するという、当時他にはない斬新な発想だった。そうしてミニカーの小売事業を開始し、そのミニカー関連の情報を紹介するために創刊したのが『月刊ホビージャパン』だったのだ。

先代の代表から経営のバトンを受け継ぎ、2010年より代表取締役社長を務める松下大介氏に、同社の変遷や事業展開について聞いた。

「『月刊ホビージャパン』の創刊時のテーマはミニカーでしたが、次はプラモデルをメインに扱う雑誌となりました。今はキャラクタープラモデル関連が主要になっています。ニーズに合わせて柔軟にテーマ設定を行うスタイルは今も変わりません。他にも、サバイバルゲームやミリタリー関連の『アームズマガジン』や拳銃・軍用銃等の情報を扱う『Gun Professionals』といった月刊誌、特撮作品や自動車模型のムック、ライトノベルの文庫等、マニア心をくすぐる情報誌や書籍を発行しています」(松下氏)

このように出版事業は主力なのだが、あくまでも「ホビー」を核とするだけに、出版以外の事業にも注力しているのが同社の特徴だ。

「ライトノベルの『HJ文庫』やコミック、Webメディア等をプラットフォームにしたキャラクタービジネスも当社の基幹事業となっています。文庫コミック事業から生まれた作品をテレビアニメ化・フィギュア化してのメディアミックスも多数行っています。出版だけに留まらない多方面への展開が可能な点は、総合ホビービジネスのパイオニアである当社ならではの強みです」と松下氏は自信を覗かせた。

同社は近年Webの事業領域における新たな挑戦として、Web小説投稿サイト『ノベルアップ+(プラス)』(2019年)と、自社ライトノベル・コミックレーベルのポータルサイトである『ファイアCROSS』(2021年)を開設、現在に至るまでそれぞれサービス運営を続けている。

『ファイアCROSS』は同社のライトノベルレーベルである「HJ文庫」「HJノベルス」、コミックレーベルの「コミックファイア」の公式ポータルサービスとして2021年に立ち上げられたサイトだ。
同サイトでは、各レーベルの新刊情報や最新情報を伝えるレーベル公式としての役割を果たしつつ、「WEB読み」コーナーではノベル、コミックそれぞれをビューアで読むことができる小説購読サイト、マンガ購読サイトとしての機能も兼ね備えたハイブリッド型のサービスである。近年では同社レーベルから映像化する人気作品も増えてきており、『ファイアCROSS』はファンにいちはやくコンテンツと情報を伝えるオウンドメディアとして、今後もさらなる発展を目指している。

『ノベルアップ+』は、誰もが小説作品を投稿することができ、自由に読むことができるサイト。サービスインから5年目を迎える2024年現在、7万件を超える公開作品、100万件を超える作品エピソード(話)が投稿されている。
作品に対する「応援」機能は、気軽に読者が作品の感想を作家に伝えることができるシステムとして同サービスの特徴となっており、進化していくWeb投稿サービスとして、今後もアップデートを重ねていく計画だ。また、書籍化コンテストやテーマを定めた投稿イベントも盛んに開催しており、ライトノベル、コミックといった人気作品も数多く輩出している。

『ノベルアップ+』の運営に関わる取締役の河原正信氏は新規事業の位置付けについて次のように話す。

「当社は紙の出版に関して、長年蓄積してきた情報収集力と発信力が強みです。しかし、今後も出版領域を広げていくためには紙だけに固執してはいけません。その危機感から『ノベルアップ+』を開設しました。同時に、クリエイターを育成し強力なIPを生み出したいという思いも強く持っています。『ノベルアップ+』は、その期待を担うプラットフォームなのです」(河原氏)

河原氏が言うように、新たな人気IPを育てていくことは全社的な目標である。その最前線を担うノベルアップ+に寄せる期待は大きく、携わる人材は自負を持って挑戦に挑めるだろう。

取材を通して、"ホビー"という他社にはない強みを持ったスペシャリスト集団という印象を受けたが、実際の社風はどのようなものなのだろうか?

代表の松下氏は、「イメージ通りだと思いますよ。社員はそれぞれの趣味に精通したマニアックな面を持っています。ホビーという共通項があるので相互理解があり仲も良いのですが、ワーッとお祭り騒ぎのように盛り上がる雰囲気ではないですね」と話す。

確かに自社ビルである本社オフィスの各フロアを見学させてもらうと、各々が静かに仕事に没頭している様子だった。PCに向かう姿と共に、カードゲームをしたりプラモデルを組み立てたりする姿が見られるのは、同社ならでは。プラモデルの組み立て専用部屋や、写真撮影スタジオ・配信動画の撮影スタジオまで備えているのはさすがだ。フィギュアやプラモデル、ライトノベル文庫本、アニメDVD等がそこかしこに積まれていて、好きな人にとっては宝の山に囲まれるような環境だろう。

「我々は、社員であると同時にユーザーの立場でもあります。好きなことを仕事にして、それがウケれば嬉しいという感覚です。ビジネスライクな空気は皆無ですし、そうじゃないタイプの方がいいですね」(松下氏)

「好きといっても、作るのが好きな人・好きなIPに関わりたい人等、色々いると思いますが、当社はどちらもできます。仕事でありながら、趣味の延長線上なのです」(河原氏)

両氏が口を揃える通り、「趣味が好き」という気持ちが核であり原動力となる。同社には、そんな価値観が当たり前に根付いているのだ。

代表の趣味は?と水を向けると、松下氏は、はにかむような笑みを浮かべながら、「一番の趣味は写真です」と、一冊の雑誌を見せてくれた。それは同社が発行したカメラ専門情報誌で、松下氏自らが事業化を提案して計画を進めたもの。好評で第二弾も発行したという。個人的な趣味が一つの事業になった実例だ。

「私が社長という立場だから実現したわけではありません。事業化の提案は誰もが自由に行えますし、上司も役員もそれを自然に受け止める風土です。もちろん、事業として成り立つかどうかという視点が入りますが、決して無下に却下することはなく、こうすればいいというアドバイスをしながらブラッシュアップしていきます」と松下氏。

河原氏は求める人物像について、「ホビーに対する情熱とアイディアがある人には良い環境でしょう。また、どちらかと言うとWebサービスは当社の弱い部分なので、その領域の知見・経験を持つ人ならば、すぐにリーダー的な立場で活躍できます!」と力を込めた。ホビーは自由であり、可能性は無限だと松下氏は言う。

「お持ちの知見と経験を、ホビーというジャンルを無限に伸ばすチャンスに活かせます。やりたいという気持ちを汲み取る会社ですし、そうありたいと常に思っています。ご応募をお待ちしています!」と松下氏は、Greenユーザーへ向けて力強いメッセージを寄せてくれた。

ホビーに対する思いを仕事の場で表現したいならば、是非同社に問い合わせて欲しい。

企業情報

会社名

株式会社ホビージャパン

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > 出版・新聞・雑誌

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

サービス系 > 飲食・旅行・レジャー・アミューズメント

企業の特徴
自社サービス製品あり、シェアトップクラス、残業少なめ
資本金

2000万円

設立年月

1969年09月

代表者氏名

代表取締役社長 松下 大介

事業内容

■ホビー専門誌・ライトノベル・コミック・ホビー関連書籍の出版事業
■キャラクター開発・版権事業
■ホビー商品の企画・販売事業
■各種ゲームの開発・販売事業
■国外のホビー商品、ゲームなどの輸入・販売事業
■WEBコンテンツ・サービスの企画制作事業
■ホビー商品の小売事業(ポストホビー)

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

日本出版販売 / トーハン / 大日本印刷 / バンダイナムコ / タミヤ / セガ / 東京マルイ / タカラトミー / スクウェア・エニックス / 壽屋 / メガハウス / アルター / グッドスマイルカンパニー / ジェンコ / KADOKAWA / イオン / 宮沢模型 / ブシロード / NBCユニバーサル / ポニーキャニオン / 東映ビデオ 他  (順不同)

従業員数

150人

平均年齢

42歳

本社住所

東京都渋谷区代々木2丁目15番8号 新宿Hobbyビル

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