平瀬様にとって、コンサルティングとはどのような仕事ですか?
当社ではコンサルタントだけでなく、エンジニアもサイエンティストも各々の役割においてコンサルティングの仕事をします。分厚い企画書を作ってスマートにプレゼンするというより、お客様の課題解決、目標達成を実現するために、お客様と一緒に汗をかき手を動かします。「スマートで上手い」よりも「泥臭く強い」。お客様に「懐刀」として頼っていただけることに喜びを感じます。 プロジェクト終了時の達成感は何にも代えがたいです。苦労を共にしたお客様と打ち上げでお互いをたたえ合い、勝利の美酒に酔う。この瞬間が好きでこの仕事を続けてきたのかもしれません。 これまでにお客様を泣かせたことが一度だけありました。困窮を極めたプロジェクトがなんとか大団円で完了し、打ち上げの席で感極まったお客様に、「仕事で男泣きできるなんて最高だ」と涙ながらにハグしていただきました。 お客様を泣かせるような仕事をしたいという思いで常に仕事をしています。
社内で使われている“QOBL”という言葉の意味を教えてください。
当社では“QOL(Quality Of Life)”ではなく、“QOBL(Quality Of Business Life)”にこだわっています(適切な言葉がなかったので作りました)。社員の皆さんにとって、職業人としての人生に満足できる場でありたいと考えているからです。 プライベートを犠牲にして猛烈に働こう、という意味ではありません。プライベートをどう充実させるかは、あくまで個々人のテーマ。会社では仕事に全力で打ち込み、自分を成長させていってほしいと思っています。 職業人にとって、仕事をする時間が人生の大半を占めるはずで、その時間が受け身であったり、ましてイヤイヤ過ごす時間であることは実に不幸であると思います。 仕事の時間を楽しみ、仕事を通じて人としても成長し、ビジネスマンとしての市場価値を高めていく。そして、職業人としての人生に満足できる場でありたいと考えています。
平瀬様はどのような趣味をお持ちですか?
実を言うと運動はそこまで好きではないのですが、趣味でもストイックにチャレンジを続けてきました。 以前は登山が大好きで、雪の北アルプスにもテントを担いで一人で登っていました。 雪山の登山はとてもリスクが伴うものですが、入念に装備や経路の確認、情報収集などの準備をしてひとつひとつリスクをつぶし、そのうえで山中では限界に近い状況で、数々の判断が必要になります。 その分やりがいも大きく、厳しい山道を登り森林限界を超えると、別世界にたどり着きます。苦しい登山の後の美しい景色、頭が真っ白になるような爽快感、仕事のことを忘れて山男となれる最高の瞬間でした。 次に山で怪我をしてしまった事をきっかけにマラソンを走ろうと思い立ちました。せっかくフルマラソンチャレンジするなら4時間切ると心に誓い、ストイックに練習した結果、4か月後に達成しています。 さらなるタイム短縮を目指して練習を重ねましたが膝に限界を感じ、今はゴルフに取り組んでいます。実は長いこと避けていたのですが、ここでも目標を立て、ストイックに練習を重ねました。今は無理をしない程度にボチボチ楽しんでいます。
平瀬様は“健康オタク”だそうですが、どのようなことに気を配っていますか。
身内が大病を患ったことをきっかけに、健康に関する本をかたっぱしから読んでいた時期がありました。そして最後に行きついたのが「食」。 それまでは恥ずかしながら、自分の体を作っているのは自分が食べたものである、と言う当たり前の認識がなく、実にひどい食生活をしていました。それ以来、食には気をつかっています。 オフィスではフリードリンクのほかにナッツ(アーモンド、クルミ等)を食べ放題にしています。ドリンクコーナーはコーヒー・お茶ともに種類も豊富で、はちみつも常備してあり、社員の憩いのスペースとなっています。またサラダやフルーツ、ヨーグルトや無添加のジュースをオフィスで安価に購入できるサービスを導入し、健康的な食事のサポートをしています。 啓蒙活動が功を奏したのか、健康を気にする人が増え、お菓子を食べる人は減ったように思います。 “QOBL(Quality Of Business Life)”を上げるためにも、社員とそのご家族にも常に健康でいてもらいたいと心から願っています。
最後に、平瀬様の座右の銘を教えてください。
座右の銘ではないかもしれませんが、チャレンジという言葉の意義や大切さを改めて感じています。 「チャレンジ」とだけ言うと月並みかもしれませんが、健康で不自由もなく、何ら制約を受けることもない自由があり、何にでもチャレンジできることはものすごく幸せなことだと思います。 ある調査では、臨終する時に90%の人が後悔に思うことは、失敗したことの後悔ではなくチャレンジしなかったことの後悔だといいます。 わたしは後悔しないためにも、命ある限り、チャレンジし続けていきたいと考えています。 そして社員に対しても同じ思いを持っています。仲間はもちろんのこと、お客様と一緒に、仕事を通じて様々なチャレンジをしてほしい。そして是非自らを成長させてほしい。 そんな思いに共感してくれる人に是非お越しいただきたい。そして、職業人として人生の満足を分かち合いたいと思います。