代表取締役 関口 哲也氏
＜プロフィール＞
2013年に現在の代表取締役に就任する以前は、エンジニアとして数々の開発プロジェクトに参加。現在はグループ会社である株式会社チエ・オプティマム・ソリューションズの代表取締役も兼任。ゆくゆくはグループ全体で100名の組織を目指し、エンジニアの採用や育成に力を注いでいる。
エンジニアの経験者採用を行う背景を教えてください
1985年に当社が設立して、今年の12月で35年目を迎えます。私たちはこれまで大手家電メーカーをはじめとする大手企業のソフトウェア開発を行っており、以前は携帯電話やスマートフォンのプリインストールアプリやカーナビのタッチパネルなどを制御するソフトウェアの開発に取り組んでいました。現在も自動車や医療機器、工場の生産管理などに私たちの技術力が活かされ、社会インフラの安定稼動に貢献しています。 これまで長く安定した成長を続けてはいますが、そろそろエンジニアの世代交代も考えていかなければならない時期にさしかかっています。そこでまずは若手・未経験層の拡充を目指し、積極的な新卒採用を行ってきました。新人研修など教育体制を充実させることで20代を中心とする若手エンジニアの数は着実に増えました。2020年4月には、おかげさまで女性5名の文系出身者の入社も決まっています。そこで次のフェーズとして、今後は即戦力としてご活躍いただける、実務経験者の採用に力を入れていこうと思い、今回の採用にいたったのです。
今回採用する方にどのような仕事をお任せしたいでしょうか
お願いしたいと考えているのは、「組み込み系ソフトウェアの開発」と「金融系を中心とするインフラ設計」。これまで何かしらのシステム開発や構築に携わった経験が2～3年ほどあり、成長意欲をお持ちであればぜひ私たちの仲間となっていただきたいと考えています。 できれば新しい技術による実務経験があると嬉しいのですが、開発エンジニアならCやC++など、インフラエンジニアならShellやSQLなどのスキルをしっかりと習得していれば大丈夫。あとは入社してから技術を習得すればいいですし、技術以上にコミュニケーションスキルを発揮すれば十分活躍することができます。 実は当社は営業部門が組織化しておらず、案件のほとんどが実際にプロジェクトに参加しているエンジニアを介しています。これはどのような内容であっても、どのようなフェーズであっても、クライアントからの要望や期待に応えるべく誠実な対応を行ってきたことが背景にあります。現在もさまざまなプロジェクトに参加しているエンジニアは全員、嘘やごまかしをすることなく、業務課題に真正面で取り組む人たち。こうした真面目な姿勢が当社の強みであり、財産だと考えています。
採用に関して、社長が大切にしていることを教えてください
基本的には「人柄採用」を行っています。先ほどの新卒社員に関しても、理系だからという理由で選考しておりません。これまでも文系出身者も採用していて、現在はグループリーダーとして活躍している先輩も在籍しています。人柄採用に関しては経験者採用においても重要と考えており、私が面接を行う際も一人ひとりの言葉や表情などを見て、意欲があるかどうかを判断した上で合否を決めています。 あと、私には会社組織は家族同様の関係であることがベスト、という考えがあります。これはエンジニアから社長に就任した当時、どのような経営を行っていけばいいかを考え、学んでいく課程で見つけた真理。家族のようにお互いが意見を言い合える関係こそが、私にとってベストな経営基盤や企業文化を形成できると思ったのです。だからプロジェクトに関して希望があればしっかり伺った上で決定しますし、キャリアアップについてもなりたい夢を語っていただければ、それ相当のフェーズにチャレンジできるポジションへのアサインも行います。
今回採用される方に期待していることをお聞かせください
何か目指すものを持っていてほしいと思います。極端な例ですが、社長になりたいのであれば実現してほしいですし、もっと技術を極めたい、エキスパートになりたいのであれば、それ相当のポジションを確立してほしい。一人ひとりのエンジニアが各々に目指すものがあれば、必然的に誰もが頑張ろうと思いますし、私もそのような組織になっていってほしいと願っています。 株主や役員、クライアント、そして従業員すべてを表すステークホルダーの中で、何かしらの負担がかかりがちなのが従業員だと考えています。下手するとその負担が良くない結果を導き出しかねない、大きな経営リスクとなることも考えられます。私はステークホルダー全員が幸せになってほしいし、幸せになるためのマネジメントを推進していくのがミッションとも考えています。利益は必ず従業員に還元することは当然のこと、先ほども触れましたテレワークをはじめ、働きやすさを感じてもらうためのあらゆる可能性の実現にも取り組んでいきます。 当社は新たな目標に向けて、組織をつくり変えている段階にあります。次の時代に向け、一緒に組織をつくる仲間としてみなさんを迎え入れたいと思います。
