起業に至る経緯や印象的なエピソードをお聞かせください。
「最初に内定が出た会社」という理由でインターネット広告代理店に入社しました。そこがたまたまインターネット広告を扱っていた会社だったのです。もし先物取引の会社だったら、SARUCREWの事業内容は違っていたかもしれません。 入社後は電子書籍案件の広告営業としてスタートしました。当時のインターネット広告代理店ではイーコマースの広告展開が出来ていなかったので、そこを攻めることにしました。チームを立ち上げ、部下との出会いがあり、年間MVP獲得に至りました。会社代表から独立してはどうか、という提案があり、元々独立したい気持ちはあったので、支援を受ける形で会社設立を決めました。 そこで自分よりすごい人と組みたいと思って声を掛けたのが、競合他社にいた大保です。しかし、最初彼は全く乗り気ではありませんでした。何しろ大保もナンバーワンでいたい人ですから、 1か月かけて口説き、最終的にはナンバー2の立場を受け入れてくれて落ち着きました。 社名は大保と私が申年なので猿をモチーフに。猿は日本の童話で滑稽に描かれてバッドエンドのストーリーが多いですが、逆説的に捉えて私達はハッピーエンドになろうと。それと私達は仲間をとても大事にしているので仲間という意味のCREWであり、20代の今、がむしゃらに仕事をしよう、という意味を込めてSARUCREWと名付け“猿、狂う。”を副題に付けました。
会社として目指している姿を教えてください。
創業当初に3期目の年間売上目標100億円を掲げ、無事達成しました。社会に対する会社の貢献度は「売上」だと考えていて、明確なビジョンとして社員全員で共有しています。私自身の給与を上げたいから、100億円と言っていたわけではありません。0から立ち上げて100億を売り上げられる仲間・組織を作ることが大きな目的でした。 実際、100億を達成した時には喜びや達成感と同時に「もっといける」という気持ちの方が強かったです。もちろん多少の波はありますが、次の大きな目標に向けて今いるメンバーはもっと成長し、外部からももっと優秀なメンバーにジョインしていただき、10期目には500億の会社になっていたいと考えています。
社員に望む働き方、社員への思いをお聞かせください。
映画のような人生を生きてほしいですね。自分達がその環境を与えて、与えられて、そんな風にずっと寄り添っていきたいです。各々が映画の主人公であり、互いの物語の登場人物であるという、会社が「舞台」として機能する世界観です。 レオナルド・ディカプリオが主演した『ウルフ・オブ・ウォールストリート』というアメリカ映画が好きで、影響は少なくありません。ドラッグの描写が多くて、そこはどうでもいいのですが、腹心と一緒になって勢いだけで会社を大きくしていく成り上がりストーリーに魅力を感じます。
ご自身の仕事観や日常の心掛け、趣味について教えてください。
「若いうちにがむしゃらにがんばろう!」です。例えばベンツのような素晴らしい車は、作るのに100年はかかります。実際、ベンツを生んだダイムラー社は100年以上の歴史を持つ会社です。 しかしインターネットの世界では、GAFAだって20年~30年ぐらい。他の業界とは比べ物にならないほど短いサイクルです。がむしゃらに頑張ればすぐに結果を出せる世界にいるのだから、頑張ろう!ということです。 あと、自分は応援団長だと意識しています。旗を振って皆に発破をかけて、みんなのレベルを伸ばすことが役割です。そのために一緒によく飲むし、よく遊ぶ。コミュニケーションを大切にしています。 趣味はゴルフ、映画、音楽、洋服、時計、車。洋服は自分で着るのはもちろん、人に買ってプレゼントするのも好きですね。 師範だった父の影響で、7歳から始めた柔道は18歳までほぼ毎日練習を続けました。学んだのは「投げられたら痛い」ということです。そして、強い人ほど礼儀正しい。同じことを長く続ける大事さです。柔道は体の成長に応じて強さが変わります。昨日負けていたのに、今日は勝つこともある。ビジネスも同じで、今は負けていたとしても、いつかは勝てる。そう信じられるのは、柔道から学んだ経験のおかげです。
応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
人生は短いです。死んだことがないから本当のところは分からないですけれど、思っている以上に多分すごく短い。 その中で、20代に訪れるチャンスは多くて2回だと私は思っています。 チャンスを逃すと、自分達が思い描いている人生は実現しません。 そのチャンスを掴み取れる環境であったり、 チャンスが来た時に対応できる自分の能力であったりを、当社で育むことができます。 そういう部分に魅力を感じて「我こそは」という方に、是非来てほしいです。