入社の経緯について教えてください。
前職は、同業のライバル企業で勤務していました。50歳を超え、その企業で定年まで勤めるという道もあったのですが、「もう一度チャレンジしたい」と思ったことが転職を目指すきっかけとなりました。 開発という業務においては、新しい技術を駆使してシステムやその仕組みをつくっていくことが最大の醍醐味。自分自身、同じことの繰り返しとなる仕事ではなく、未知の領域に踏み込んでいくことが好きなので、新しいチャレンジができる当社の環境に魅力を感じて入社を決めました。 入社後は、社内基幹システムのフルリニューアルに取り組みました。元々クライアントサーバーモデルだったものをブラウザで稼働するWeb系のシステムへとリニューアルするプロジェクトで、まさにチャレンジしがいのある仕事でした。プロジェクトが成功した際に役員会で直接お褒めの言葉をいただけたことで大きな喜び、そして開発業務の醍醐味を味わうことができましたね。
開発部門として現在はどのようなことに取り組んでいますか?
システムのリニューアルは2017年でしたので、約3年の期間で安定稼働ができるようになってきました。次は「攻め」の開発に取り組む土台が整ったので、現在は様々な強化策を実行している段階です。 具体的には、店舗マネジメントに関する仕組み、データ分析に関する仕組みの構築を強化させて、基幹システムを改修する形で機能追加を行っています。当社の開発ペースでいうと、年間で5~6件の新規開発プロジェクトが発生しますので、その対応を行いながら機能改修も並行してやっていくというのが開発部門の業務スタイルとなっています。 今後入社するエンジニアの方にも、その改修業務や新規開発プロジェクトの業務に参加していただくことになりますので、当社での新しいチャレンジで仕事の面白味を存分に味わっていただけると思います。
貴社での開発業務における特徴はどんな部分にありますか?
中古車販売の業界におけるシステムということで、通常の小売業等のシステムを開発する場合と比べ、考え方が大きく異なると思います。 スーパーのような小売業の場合は、商品数が多く単価が低いものを、いかに効率的に管理するかということを重視すると思いますが、当社の場合は商品が常に「一点物」になります。同じ商品は存在しませんし、なおかつ高単価のものを扱うシステムになるので、最適なシステムの形を考える際には、その意識を持たなければなりません。 また同じ自動車でも、新車であれば商品情報はある程度パターン化できますが、中古車となると国内だけではなく、海外も含めた全ての車種が商品となります。そして1台ごとに状態も違いますので、あらゆるアイデアを出しながら効率的なシステムを形にする必要があります。 これらが、お客様に満足していただけるサービスの提供を実現する当社の開発業務にある、最大の特徴だと思います。
開発に取り組む環境として、貴社にはどんな魅力がありますか?
新規開発業務においては、基本的にプラットフォームや開発言語に関する決まりはありません。その内容に沿って最適なものを使って開発する、というのが当社の開発スタイルです。基幹システムはJava言語で開発していますが、サブシステムの開発に関しては自由度を高くして取り組んでいます。今後も、話題になるような新しい言語等も選択肢に入れながら開発を行っていきますので、開発の最先端に触れながら業務ができるという魅力はあると思います。 そして、社内の基幹システム等に関わる業務においては、自社の課題となっている部分や問題点を解決する現場に立ち会えるという醍醐味もあると思います。自分の取り組みの結果が目の前で確認できる、自社の改善や成長を自分のこととして体感できるというのは、エンジニアとして魅力ある環境だと思います。
最後に、転職者に向けてメッセージをお願いします。
当社の場合、社内SEの役割は既存システムの保守・管理業務ではなく、開発業務がメインとなります。つまり、純粋に「開発者」としての仕事に取り組めますので、ベンダー企業と同様の業務を通してエンジニアとして成長できる環境があるはずです。 また、決まったニーズに基づいて設計するだけではなく、要件定義の部分からユーザー、つまり社内スタッフ達とやり取りをしながら取り組んでいきますので、技術者として充実した仕事で成長することができると思います。 今後、当社では社内の技術力向上、ノウハウの蓄積を進めながら、開発部門の強化を一層進めていく予定です。形にこだわらず自由に、思った形での開発が実現する当社の環境で、皆さんがやりたいと思う仕事を手掛けていただきたいと思います。経験が浅い方でも、強い思いがあれば私達がフォローしますので、当社のプロジェクトで一緒にチャレンジしていきましょう。