創業のきっかけを教えてください。
人と違うユニークなことがしたい。そんな想いから立ち上げたのが、少額短期保険を扱うjustInCaseです。 高校の頃、自分は天才だと思っていて、数学者になるつもりでした。いざ京都大学に進学してみると、上には上がいることを知り、数学者の道を断念。それでも数字を扱う仕事がしたかったので、保険業界へ。保険数理コンサルティングの会社に入社し、保険業界のことを学びながら、計算漬けの日々。約3年勤務した後、一度証券会社へ転職し、また保険業界に戻るという変遷をたどるなか、次第に自分で新しい保険の会社を興したいと思うようになりました。 起業に先駆け、最初にやったのはAIの活用で、ユーザーごとにリスク評価をして最適な保険料を決定するスマホ完結の保険」というビジネスモデルの特許を取ることでした。まだアイデアベースの頃、相談した先輩に「そのアイデア、特許を取ってみたら?」と言われ、さっそく特許庁に申請。ビジネスモデル自体の特許を取る、という前例がなかったので時間はかかりましたが申請は無事に通り、2016年12月に株式会社 justInCaseを設立しました。
justInCaseが扱う保険というサービスについて、どのようなものにされていきたいですか。
私自身、15年あまり保険に関わってきて、保険をもっと身近な「お守り」のような存在に変えられないだろうかと考えていました。ITがこれだけ進んでいるのだから、人から説明を受けなくても、小さい案件にスマホから自発的に入れるような気軽な保険があってもいいはず・・・その想いでここまでやってきました。 幸い仲間にも恵まれ、誰もしたことのないユニークなことをする夢も叶い、これからさらに世界を視野に入れ、サービスを拡充させていきたいと思っています。
justInCaseにはどんな人がはたらいているか教えてください。
「反抗心のある人や型にはまらないユニークな人を迎え入れる」 これは、創業当初からjustInCaseにあった考えです。 革新的な変化を起こすには、独特な個性を持つキャラクターが必要です。こういった概念が、職場でも活きています。様々な文化や経歴を持った仲間がいるからこそ、新たな発想や視点が生まれていきます。また、社員は互いに敬意を持ちつつも、衝突・議論や対立などを繰り返すことで、さらに成長しています。 そう考えると、justInCaseはこういったお互いの違いを尊重しつつ、成長していける知的文化の衝突のるつぼですね!