株式会社イズム

株式会社イズムは設立から33期を迎えるシステム開発会社。
第二創業期として、正当な評価を反映する給与体系とエンジニアが働きやすい環境を追求し続けてきたことで、社員数は順調に増えてきた。
その根底には「顧客のビジネス成功への貢献」と「社員の幸せ」への思いがある。
新たな成長軸を定めた同社は、顧客との直接取引をいっそう増やしていく計画だ。
それはコンサルティング・企画から参画し、基本設計、開発、運用保守までの一貫体制を敷き顧客の事業課題解決に取り組む。
目指すのはSESを超えたその先、ITソリューションカンパニーへのシフトである。

「お客様に一番信頼される存在でありたい」と願う株式会社イズムは、ビジョンに共感を抱く新しい仲間を求める。

同社のはじまりは1992年。ワープロ専用機のシステムエンジニアだった大口弘孝氏が創業した。
メインフレームからダウンサイジングが進んだ過渡期には、いち早くオープン系システムの案件を手がけた。
その後、インターネット系の案件にも素早く対応して、順調に売上を伸ばしていく。
そこへリーマンショックが起こり、大口代表は「会社規模を縮小せざるを得なくなり、経営者としては一番苦しい時期でした」と振り返る。
京セラ・KDDI創業者の稲盛和夫氏が塾長を務めた経営塾に入塾し、改めて経営哲学を学んだ代表は「社員が長期的に安定して快適に働ける労働環境と、社員を守る水準の営業利益率維持が重要」との気付きを得る。

「実現には働きやすさを保持できてリターンが多い、エンドとの直接取引が必要」
そう判断した大口代表は二次請け・三次請けが当たり前のIT業界構造打破を掲げて、セールスチームの強化を図った。
経営戦略の再構築から3年近くが経ち、新進のWebサービスベンチャーを中心に、直接取引が増えていった。
セールスチームの地道な開拓が実を結び始め、新たに立ち上げたコンサルティングチームも活性してきたのだ。

企業体力がついた今、人員を増強して、顧客のビジネス成功への貢献と社員の幸せ維持への取り組みを加速する。
第二創業期といえる成長局面で、新しい人材には開発エンジニア、そして事業拡大のコアメンバーとして活躍を期待する。

エンジニアにとって理想的な会社づくりを進める同社。
多くのSES企業にあるような、「スキルアップも給与アップもできない、エンジニアを使い捨てにするような会社にはしたくない。家庭をもって幸せになってほしい」と願う代表の思いは実際の数値に表れている。
現在(2024/10時点)イズムでは子育て中の社員は54名中12名で、既婚者は17名。
安心して長く働ける環境づくりを大事にしており、残業時間も平均7時間とライフワークバランスにこだわり、エンジニアの9割がリモートで勤務。社員は全国にいる。

また、「年齢が上がると仕事が減るのではないか」というエンジニアが抱えやすい不安を理解して、スキルアップできる環境整備に注力している。
「長く活躍できるエンジニアを目指すならば、上流工程のスキルを磨くのが最も効果的だと思っています。基本設計ができるようになったあとに、マネジメントやスペシャリストなど方向性を定めればいいのではないでしょうか」と大口代表は話す。

社内で言語ごとにエンジニアチームとして分けることで効率的にキャリアアップする体制を整えており、エンド・大手SIerにて上流工程からチームで入るビジネスモデルにシフトしている同社では、新しい経験を積む機会も多い。
そのためエンジニアの7割が詳細設計以降担当、テスターやQAエンジニアはゼロ。
平均ではなく、年収の中央値は550万円を超えておりSESとしては異例の数値となっている。

高いスキルを身に着けて顧客に信頼されるエンジニアになれば、成果は自ずと会社の業績に現れる。
努力した社員には、給与としてしっかりと還元する。それが同社の方針だ。
「よい収入を得ることは、安定した人生を送る上でとても大事です。家族がいたら尚更ですよね」と大口代表。
給与面の充実をはかるとともに、リモート勤務を取り入れた柔軟な働き方を推進するのも社員と家族への配慮だ。結婚生活や子育てとの両立が必要な社員がいれば、老親を介護する社員もいる。公私のメリハリをつけやすい働き方は友人との交流や趣味を楽しむ時間、スキルアップのための勉強時間も取りやすい。
表立って社員のプライベートに立ち入ることはないが、大口代表は社員と家族の幸せな未来には何が必要かを常に考えている。

セールスは「当社には社員の生活基盤を守りたいという安定企業としての発想と、変化を厭わず柔軟に対応していこうというベンチャーマインドが共存しています。ハイブリッドなカルチャーは、他にはない魅力です。提案や意見を歓迎する風土で、アイディアを活かせることをやりがいに感じるエンジニアは多いです」と話す。
ざっくばらんに意見を交換しあう自由闊達な雰囲気のなか、エンジニアファーストのセールスが力強くサポートする。エンジニアは期待に応えるべく、真摯に業務に取り組む。全社一丸となって成長を目指す一体感が印象的だ。

現状は客先でのフルリモート、週一出社の残りリモート(ハイブリッド)、常駐で業務を行う勤務スタイルに分かれている。
現在(2024/10時点)ではフルリモートは20名、23名がハイブリッド、常駐は2名となっており9割がリモート勤務。

物理的な距離はあってもコミュニケーションツール(Teams)を使った連携体制で、大口代表とセールスは社員のサポートに努める。
また透明性の高い経営を心がけており、業績発表を四半期ごとに行い社内Webには四半期の業績を開示する他、エンドユーザー案件の一覧や経費など多くの情報を公開している。
働きに見合った還元を明言するからには、根拠になる情報を公開しないと説得力がないと考えるからだ。
「あいまいな評価基準ではなく、当社ではあくまでも実績をベースに正当な評価(単価評価制度)を行います。自身の努力がきちんと反映される給与体系で、スキルアップ・年収アップを確実に目指していけます」と力を込める。

20年来という長い勤務歴の社員もいるが、培った経験とスキルを伸ばせる環境だと感じ、ここ数年で入社した社員が最も多い。
エンジニアとしてのキャリアや得意な技術領域は様々だ。しかし、「エンドユーザーとの直案件に上流から参画して顧客の課題解決に挑みたい」との思いは共通する。

エンジニアのスキルアップとキャリアアップを叶えながら、同時にITソリューションカンパニーへ進化しようという同社。自身の成長と会社の成長がリンクする第二創業期にふさわしい活気が溢れている。
社員には安定した環境のなかでスキルアップに励み、顧客から一番信頼されるエンジニアへ成長してほしい。これが大口代表の願いだ。
安定した生活を成り立たせるのに十分な報酬があり、エンジニアの働きやすさに配慮する同社でスキルアップ・キャリアアップを目指してはどうだろうか。