ロックスタ株式会社

ロックスタ株式会社（ROCST .Inc.）は、「WEBで新しい価値を創造する」という経営方針の下、WEBマーケティングを主体とした事業を展開している会社だ。本社は東京都中央区東日本橋にあり、2016年8月にSILVERBACK合同会社として設立。2018年11月に現社名に商号変更した。
【事業内容】
・企業戦略の立案
・WEBメディアの運営
・WEBメディアに関するコンサルティング
・ネット通販の運営およびコンサルティング

主な事業は、SEOを中心としたコンテンツマーケティング事業とD2C事業の2軸。マーケティング事業ではアフィリエイトサイトの運営や外部コンサルタントとして活動し、D2C事業では自社美容ブランド商品の単品通販を手掛ける。売上比率は年度により異なるが、マーケティング事業がやや多い。マーケティングでは金融やSEOに強く、金融メディアでは特定のキーワードで上位を占める。

代表取締役を務める曹一道氏は26歳で起業し、営業代行やフランチャイズの支援事業等の会社を経営。その後、金融系のソフトウェア開発会社を設立した。海外進出の実績もあり、農業事業や不動産事業等、多角化した後に売却。ロックスタは4社目の会社となる。

曹氏はこれまで複数の会社で利益を追求してきたが、ロックスタでは「若手の成長」に特に焦点を当てている。曹氏と現・常務取締役が出会い、若手が成長しやすい職場環境をつくることをコンセプトに設立された背景もある。社員一人ひとりが社長の意識を持ち、社内の空気、業務内容、人間関係まで、全てに当事者認識を持ってチャレンジすることを大切にしている。

インターネットは生活に深く根付き、AI技術やIoTをはじめ、これからも新しいモノや技術がWEBを通じて次々と誕生していくだろう。こうした中でロックスタは、WEBに関する独自のノウハウを活かして、新たな価値を創造することを企業理念としている。ロックスタにしか生み出せない価値あるものを模索し、“朝令暮改”も含めてどんどん修正変更し、失敗を恐れず実行し、理想を実現し続ける会社を目指している。

ロックスタは、クライアントの様々な商品をユーザー目線で切り分け、解析し、分かりやすく提供するよう心掛けている。

自社メディア運用では、自社コンテンツの拡大・拡散にこだわり、デジタル資産を積み重ねている。大手企業から受託する仕事にも魅力はあるが、ロックスタは設立当初より一貫して【全てのWEBサービスを自社で】を合言葉にビジネスを成長させてきた。

現在は資産運用やフィンテックのコンテンツマーケティングを中心に幅広いジャンルでWEBメディアを運営している。No.1のシェアを獲れるマーケットを探し、その中で最も効率的なアプローチは何かを見つけ、戦略プロジェクトを発足。事業開発はそれぞれのメンバーが担い、ほとんどの人がプロジェクトを二つ以上抱えながら、商品企画力、コンテンツクリエイティブ、チームワークの三つの強みを武器に事業に臨んでいる。

WEBマーケティング事業では、WEB上での顧客のニーズや動向を調査し、その調査結果をもとにWEBサイトの構成やページ表現、またはマーケティングから流入するページを最適化して、販売促進に繋げる作業全般に取り組んでいる。

コンテンツマーケティングでは、収益に繋がるユーザーに向けて価値あるコンテンツを制作・提供することで、ユーザーを惹き付け、コンテンツと顧客の結び付きを生み出している。SEOでは、検索エンジンで、検索結果の表示順位を上位に上げるためのSEO対策を行っている。

EC事業では、2019年に自社コスメブランド『charclair（シャルクレール）』を立ち上げ、シミ対策オールインワン美容液『1et1（アンエアン）』の販売を開始した。翌2020年にはシワ改善オールインワンジェル『SIWAFUA（シワフア）』をリリースし、WEBでの販売を展開している。上に挙げたBtoBでのWEBマーケティングノウハウを最大限に活用し、SEOやクリエイティブを駆使しながら、アクセスの獲得とビジネスのスケールを日々志している。

2022年1月時点の従業員数は30名で、平均年齢は29歳。男女比は7：3の比率だ。9割が中途採用で、年に一人のペースで新卒採用している。

働き方はコアタイム12:00～16:00のフレックスタイムで、残業はみなし時間以外はほとんどない（残業をする場合は上長の許可が必要）。ミーティングは週に数回で、チームやポジションによって異なるが、属しているチームの定例MTGが最低週1回はある。

教育制度は、OJC制度（ロックスタではOn the Job Coaching）を採用している。評価制度は月に1回の上長との1on1、四半期に1回の事業部責任者との1on1があり、関わっているメディアの数字や貢献度等を評価する。

独自の制度には、「感動を共有しよう」というテーマで年に数回のイベントが実施されている。コロナ禍の前は年3回ほど海外研修が行われ、2021年はワーケーションを沖縄で実施。社員同士が深く触れ合う機会の提供に努めている（2022年は年3回を予定）。飲み会等も比較的多いが強制ではない。

また、月に1回まで使える「半休リカバリー制度」という制度があり、急な体調不良で当日に業務を続けるのが難しいと判断した場合、上長の許可により半日休める。休んだ分は翌週同曜日まで、30分単位でリカバリーできる。

今回の採用では、学歴・資格・性別は問わない。志向性としては、組織強化や組織を盛り上げていくことにやりがいを見出せる人材だ。中途採用者は、オウンドメディアの運営経験者や金融関連の経験者等、同業界が多い。こういった分野に強い興味関心がある、ある意味“オタク”気質の人に向いているだろう。

待っている人にはチャンスが来ないので、自分から進んで手を出していくことが求められる。また、個人の成長と共に、組織/チームの成長を考えられることも重要だ。ベンチャー企業らしく、スキルと意欲さえあれば入社後まもなく重要なポストを任せることもある。ロックスタには年齢や経験に関係なく、誰に対しても等しくチャンスが転がっている。