ゲンキー株式会社

福井県を中心とした5県に400以上の店舗を展開。近年急速に新規出店を進めているドラッグストアチェーン『ゲンキー』。その運営母体が、ゲンキー株式会社だ。親会社は、一部上場企業である持株会社・Genky DrugStores株式会社である。

1988年、福井県に誕生したゲンキーは、創業の地・福井をはじめ、石川県、岐阜県、愛知県、滋賀県に広がる店舗網を持つ。店の特徴は、徹底した効率化とコストダウンによる「エブリデイ・ロープライス」（EDLP）。同社の表現を借りれば「ディスカウント・ドラッグストア」。顧客向けキャッチコピーにも「近所で生活費が節約できるお店・ゲンキー」と掲げる等、安さを強調している。

さらにもう一つ、ゲンキーの業績を押し上げている強みある。食料品への注力だ。

「ゲンキーの店舗としての強みは、何といっても食品に力を入れていることでしょう。店舗のロゴや看板にも『FOOD&DRUG』とあるとおり、同業他社に比べ飲料から生鮮食料品まで幅広く食品を販売している点が特徴です。食品は全体の売上の約6割を占めるまでになっており、この数値はドラッグストア業界でもトップクラスです」（採用責任者　小島氏）。

さらに、チェーン全体での強みとして、店舗出店規格を徹底的に標準化していることや、独自開発商品の多さも挙げられる。店舗規格の標準化は、コンビニエンスストアと同等かそれ以上のレベルで推し進められ、取扱商品も同じならば店舗レイアウトも同じ。駐車場の最低台数も決まっている。小島氏によれば「ドアの左右の違いくらいで、どこの店舗に入っても迷わず買い物ができます」というレベルだとか。これにより、店舗運営の効率化はもとより、高速での新規出店が可能となった。

「当社の独自開発商品も、現在では約2,500種に及び、さらに増えています。今後は、原料選びから当社が関わることで、商品原価からコントロールすることができるようにしていきたいという方針です。これによって、さらなるコストダウンを実現し、お客様には安く良いモノをお届けするという形で還元してまいります」（小島氏）。

ちなみに、人気の独自商品には、マヨネーズやペットボトルのお茶があるという。前者は年間31万本を売り上げる主力商品に成長。後者は月間20万本、リピート率も5割近いというゲンキーの定番商品となっている。

ゲンキーは今、1,000店舗出店に向けて、急速に業容を拡大している。
しかも1,000という数字はあくまでマイルストーン。最終的には、前人未踏の1万店展開が目標だ。ドラッグストア業界トップのチェーンは既に2,000店舗以上展開しており、数的にはまだまだこれからのゲンキー。ただ、上場している同種企業の中では売上の伸び率トップを記録したほか、ここ5年で売上を約2倍にしており、勢いに乗っていることは間違いない。

「店舗数も年100店ペースでの出店を目標にしています。さらには物流の『自前化』を推し進めて物流コストを改善するため、富山県内に当社2番目となる大型物流センターを開設します。そのためにもエンジニアを増やしたいのです」（小島氏）。

ゲンキーのエンジニア達は、現在は東京オフィスに10名ほど在籍。協力会社と共にシステム構築に当たっているという。

「今は外注部分も多いシステム部門ですが、今後はシステムの内製化を実現したいと考えています。現状、店舗の規模からするとまだ少ないので、今後、エンジニアをどんどん採用していきます」（小島氏）。

特に経験者が不足しているという同社のエンジニア事情。これまでの経験を活かして、プレイングマネージャ的な活躍ができる方を求めていると小島氏は語る。

「伸びている会社で物流システムを担当する社内SE、というポジションに興味のある方は、是非ともチャレンジしていただきたいですね。自らも手を動かして開発に参加しつつ、部下を育て、協力会社とのコミュニケーションを図るという、プレイングマネージャタイプの方を希望します。会社にとっても重要な、非常に有意義な仕事です」（小島氏）。

なお、システム部門では、勤務地は東京となるが、転勤はないという。さらに、同社では格安で利用できる社宅の手配のほか、単身赴任手当等も用意されているとのことなので、域外に住む読者も一考の価値ありだ。

さて、職場の雰囲気はどうなのだろうか。

小島氏によれば、急成長中の会社らしく、適度な緊張感を持ちつつも、大きな裁量が個々人に与えられるため伸び伸び働ける、働きやすい環境だという。

「風通しが良い環境ですね。役員との距離も近く、意見が言いやすいです。社員の提案もよく通りますし、若手含めチャンスの非常に多い職場だと感じます。仕事のやり方も自分次第。自ら考えて動ける人には理想ですよね」（小島氏）。

全国から注目される、業界屈指の伸び率を誇る会社で、大規模な物流網の構築というダイナミックな仕事に携われること。社員の意見や提案がどんどん通る風通しの良い環境であること。個々の社員に裁量が与えられ、自由に仕事を進められること……。

ゲンキーを次の舞台に選ぶ「理由」を探せばこれだけある。
さらには、ワークライフバランスの面でも改善を続け、働きやすさも増していることも付記しておこう。

既に400以上の店舗網を持つ中堅ドラッグストアチェーンではあるが、今、伸び盛りなだけあってベンチャー的な雰囲気も感じるゲンキー。社員の平均年齢も20代であるといい、若さと勢いも伝わってくる。そんな同社に向く人材とは、どんな人物なのだろうか。

「自分の思いや考えをしっかり持っている方ですね。そして、何よりチャレンジ精神を持っていること。『挑戦』が社風の当社ですので、受け身な方では務まらないでしょう」（小島氏）。

一大物流網を構築するという大きな仕事にチャレンジしてみたい方、裁量を与えられた中で存分に能力を発揮したい方、急成長中の会社で自分も成長したい方。そんな方のチャレンジを、ゲンキーは待っている。

「繰り返しになりますが、チャンスが沢山ある会社です。業界の経験は問いませんので、是非ご応募をお待ちしています。なお、当社ではGoogleMeetを利用した『カジュアル面談』も実施しています。会社のことや働き方等、お話ししたいと思います。聞くだけでも構いませんので、是非お気軽にどうぞ！」（小島氏）。