株式会社ブレストメディアサポート

名古屋に本拠を置く株式会社ブレストメディアサポートは、Webサイトの企画・運営を行う会社。地元名古屋の大手メディアである中日新聞社、プロ野球・中日ドラゴンズ、そしてテレビ愛知のWebサイト制作を担っている。

「私達ブレストメディアサポートは、新聞メディアチーム、電波メディアチームの2チーム体制で、総勢20名がWebサイト作りに関わっています。新聞チームは中日新聞社と中日ドラゴンズのサイトを、電波チームはテレビ愛知をそれぞれ担当。クライアントの社内に常駐して仕事を進めています。どちらも、クライアントの担当者と密接な関係を持ち、二人三脚でサイトの運用を行っています」

このように語るのは、同社課長で新聞メディアチームを束ねる青木雅行氏。日々のコンテンツ更新はもちろん、特集コンテンツの新規制作やイベント用のランディングページ制作、時にはWebサイト全体に関わる大規模リニューアルも彼らが担う。

「新聞チームでは、高校野球等シーズン毎のイベントや選挙、世界的スポーツイベント等の特集コンテンツを。電波チームでは新番組のコンテンツ等、新しく作るものも沢山あります。他にも動画撮影、配信等も行います」（青木氏）。

どちらのチームでも、クライアントの「こんなことがやりたい」「こういうコンテンツを作りたい」という要望を受け、一から完成形まで持っていき、さらには継続した運用を続けるまで、一気通貫して担当する。

「キックオフの段階から大手メディアの制作に関与でき、さらには成果物を世の大勢の方々に見てもらえるというのが、この仕事の一番のやりがいです。当社の仕事は、どちらのチームもクライアントの理解に支えられていますし、クライアントも技術面で私達を頼ってくれます。これだけ県内、東海圏はもちろん、全国から見てもらえる大きなメディアを自分達の手で作れる仕事は、他にはなかなかないでしょう」（青木氏）。

新聞社、プロ野球チーム、地上波テレビ局。
多くの人々から注目されるWebコンテンツを作れる仕事は、確かに貴重だ。では、実際に働く立場から見た「職場環境」はどうか。発信する情報の多い大手メディアなだけに、激務のイメージもあるが……。

「もちろん、大きな案件の締め切り間際となると多少忙しいこともありますが、当社ではどちらのチームでも、一般的なメディア制作会社と比べると圧倒的に残業も少なく、働きやすいと思います。休みもキッチリと取れますし、むしろ会社から『ちゃんと休め』と言われる時代です。ワークライフバランスの面でも、全く心配ありません」（青木氏）。

時間に余裕を持って仕事ができる理由は「クライアントとの繋がりの深さ」にあると青木氏は言う。途中に別の制作会社等を経由しない、ダイレクトな取引を継続しているため、クライアントと密なやりとりができ、仕事の進め方もスピード感がある。いわゆる「待ち」の時間がほとんどないそうだ。同社のあるデザイナーも「普通の会社なら、クライアント側の確認待ちで余計な時間を取らされるところ、当社の仕事ではそれがない」ことを強調していた。

「クライアントの指示でコンテンツを作るだけでなく、時には私達の方からクライアントに提案することもあります。電波メディアチームでは、番組作りのアイデアを出すこともあるんですよ。それだけクライアントからも信頼されていることの証といえるでしょう」（青木氏）。

クライアントからの厚い信頼を背景に、言いたいことはキッチリと言え、提案も通りやすい環境。しかも、自分が制作や運用に携わったメディアは大勢の人々に注目され、反応も大きい。プラスして、自らの趣味やこだわりを仕事に活かせる……。これは得がたい職場環境だ。

「メディアに興味のある方、テレビ好きの方、野球好きの方。Webの企画・制作・運用という仕事を通じて、自分の『好き』や『興味』を仕事にできる場が当社にはあります。是非、チャレンジしていただきたいですね」（青木氏）。

基本的に2チーム間の交流は少なく、各チームがほぼクライアントと一体化して仕事に取り組んでいるブレストメディアサポート。では会社としてのカラー、カルチャーはどのようなものなのか。同社代表取締役、加藤竜一氏に聞いた。

「前身となる企業で愛知万博、いわゆる愛・地球博のWebサイト制作を担当したことをきっかけに、メディア企業のWebに特化した事業を始めました。2010年に当社を設立して以来、ずっと私が考えているのが『必要とされる人、企業になりたい』ということ。お客様に必要とされるには、どうしたらいいか。会社として、社員個人として、そのことを忘れず、日々仕事に真剣に取り組んでいかねばなりません。私は常に、取引先のためになり、クライアントに必要とされるために、個々のスキルを磨いてほしい、とメンバーに伝えています」

明るい雰囲気の中、コミュニケーションを活発に取り、チームで支え合いながら仕事をしているブレストメディアサポートの面々。そんなカルチャーが根付いているのは、加藤氏の言う「必要とされる人になりたい」という思いを皆が持ち、それが形として表れているからなのかもしれない。

また、同社のビジネス上の特徴は『メディア業界に特化』していることなのだが、加えて「長期プロジェクトが多く」「ある程度の年数で担当が代わるクライアントよりも業務に詳しい」ことも大きく影響しているだろう。専門家として、技術面はもちろん、蓄積していた豊富な知見、そして継続性を活かして様々な面でクライアントをリードすることができる。だからこそ、クライアントも全面的に彼らを信頼して任せてくれるし、地に足を付けて仕事ができるのだ。

「新聞やテレビ等、普通は希望しても働けないようなメディアで仕事ができることが、当社で働く最大の“売り”です。特に今、新聞業界もテレビ業界も大きく変わろうとしています。Webメディアや動画配信等、私達が関わる分野は、両業界にとって『新たなメディア』でもあります。新しいメディアが作られる場に立ち会えて、なおかつ自分達が責任と自由な裁量を持って取り組める。なかなかないチャンスだと思いますよ」と、前出の青木氏は語る。

メディア業界に興味があり、大勢に見られるコンテンツに関わりたい。そんな方は、是非同社にトライしてみてほしい。チャレンジしがいのある仕事が、そこにはある。