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株式会社OKULAB

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  • コンサルティング・リサーチ

<リアル×デジタル> 付加価値の高いセルフランドリーブランドを展開 好調なランドリー事業を軸に「生活ソリューション」のグローバルカンパニーへ

自社サービス製品あり

企業について

株式会社OKULABは付加価値を高めたセルフランドリーブランド『Baluko Laundry Place』のフランチャイズ(FC)展開を中心に、ランドリー事業を手掛けるスタートアップだ。

これまでのコインランドリーのイメージとは全く異なるサービス提供で高い成長率を誇る。洗濯品質の高さはもちろんのこと、デザイン性に富む居心地の良い空間が注目を浴びている。

洗濯代行ECサービス『Laundry OUT』では自社運営のランドリー店舗の一部を専用のランドリー工場として活用。一般消費者や法人向けに洗濯物の集荷・洗濯・乾燥・たたみ・配達をサービスとして提供する。

今後は好調なランドリー事業を軸に、ライフスタイルを豊かにするための「生活ソリューション」を拡充する計画だ。
ソリューションの仕組みづくりにはITの力が必要不可欠。IT部門のメンバーを強化して、次なる成長フェーズへ向けて加速する。

代表取締役を務める久保田淳氏は同社以前にも起業経験を持ち、全株式を売却後、複数のグロ-バル企業にて事業開発と事業再建に携わった。その後、グローバル家電メーカーの事業本部長としてIoTなどの新規事業開発とコインランドリー事業全般を牽引する。事業開発と組織リードで豊富な経験を持つ人物だ。

常に起業が念頭にあった久保田氏は再び会社を興すに当たり、ベストな産業は何かを考えていた。
「手掛けてきた事業の中で生活する人に一番近く」「急拡大ではなく継続的に成長し続けられて喜ばれ」「グローバルに展開していける」サービスは何か。
突き詰めていき、「ランドリーを中心にしたサービスにITの力を入れて利用者の求めるものをつくり込めば必ず伸びる」との確信を得た。
こうして前職で繋がりがあった永松氏と共に2016年に設立したのが同社だ。

旧来のコインランドリーのビジネスモデルは企業目線過ぎる、と久保田氏は指摘する。
「運営管理や掃除の方法など、企業側のメリットを優先しており、顧客が求めるものではありません。無人であるランドリーは安心・安全が担保されるべき。その実現には“仕組み”が必要で、ITの力で顧客のニーズに沿うべきだ、と思っています」と久保田氏は力を込める。

セルフランドリーブランド『Baluko Laundry Place(以下Baluko)』では洗濯の質の良さはもちろんのこと、清潔でデザイン性に富む居心地の良い空間づくりにこだわる。またキャッシュレス・アプリ操作・オンラインでの稼働状況確認など、これまでにない顧客体験を提供する。利用者目線に立ったサービス提供を通じて、ミッションである「人と“衣”との間に新たな価値を創造する」を体現している。

コアビジネスのランドリー事業は細やかな支援が特徴だ。出店計画・店舗設計からプロモーション、開店後の備品管理・補充、清掃、集金、コールセンター、機器メンテナンスに至るまで、店舗運営に必要な全てを同社が補う。
「『Baluko』は競合と比較して備品や機材管理に手間がかかりますが、FCのオーナーは関わらなくていいのが特徴。煩雑な管理は全て当社が行い、オーナーには随時運営管理のレポートを届けています。レポートは正確性がないと意味を成しません。正確性の向上と維持のためにはシステム強化が必要不可欠です」と久保田氏は話す。

『Baluko』は2022年5月現在全国で160店舗以上を展開しており、月平均5店舗のペースで増えている。出店計画フェーズでは複数のデータ・調査による分析をもとに、独自のスコアリングで事業性の高いロケーションを算出する。店舗開発のフェーズでは社内外における情報のやりとりの効率化に努める。出店後はデジタルマーケティングを活用したPRを行い、運営においては利用者が操作するWebサービスのフロントとUI設計を行い、備品の管理や配送、清掃管理において自社開発のシステムを活用する。あらゆるフェーズにおいてITテクノロジーが絡むことが分かる。
そのためITディビジョンはAI、データ分析、IoT、フロントエンド、バックエンドに至るまで関わる領域がとても広い。その上にスピーディーかつ質の高いアウトプットが必要となるため、ツールや技術を厳選してシステムづくりに励む。
同社CTOの木山功司氏は「少数精鋭の開発チームでスピード感と高品質を実現するためには、一からつくることに固執せず世にあるツールやサービスを使いこなすことが大事」だと話す。
開発チームにはこの考えが浸透しており、各自が自分で考え判断して実行するスタイルが確立されている。「自立自走」は同社がメンバーに求める働き方だ。

久保田氏は「各ディビジョンのリーダーとは常に方向性の擦り合わせを行い、権限を移譲しています。各リーダーを通してメンバーにビジョンが浸透しているため、細かな指示を必要とせず、違う方向に走ってしまう事態にはなりません。多様な経験と個性を持つメンバーが揃い、柔軟に発想しながら、スピード感を持って同じ方向へ進める一体感が強みです」と話す。

強みを発揮することでランドリー事業に磨きをかけ、売上規模を現在の30~40倍にしていきたいと久保田氏。
「その先には、ランドリー事業でファンになった顧客周辺の生活サービスの領域へと拡大していきたい。ランドリープラットフォームの横展開によって事業領域を広げ、日本ならではのホスピタリティを取り込んだ“ライフスタイルテック”を武器にグローバルで拡大していくことも計画しています」と力強い。
エンジニアは既存事業の強化・拡大と新規事業創出で「要」となるポジションだ。

同社ではITディビジョンが核となりつつ、全部門が横串で連携する。

「当社はどの部門も顧客視点のニーズを察知する感度が高いのが特徴。これまでにないランドリー事業を自分達で育てていこうという熱意があり、顧客の豊かなライフスタイルづくりに貢献したい強い思いが共通しています。そのためユーザーから感謝のメッセージが届いた時は会社全体の熱量が一気に上がり、ワッと湧きます」と久保田氏は笑みを見せた。
ITディビジョンも同様にテクノロジー優先の考えではなく、企業として本質的なニーズを見極めたうえで、テクノロジーを活用してソリューションに組み込もうというプロ意識の高いエンジニアが揃う。自分の果たした役割が店舗にどう繋がっているかが具体的に実感できるやりがいが同社のITディビジョンの仕事にはある。顧客のリアルなリアクションをモチベーションに、ソリューションのブラッシュアップと新規サービスの創出に励んでいる。

ITシステムを駆使したシステマチックな事業展開が特徴だが、組織では「血の通った」行動指針を掲げる。
「VALUEの一つに『心躍らせるしごと』を挙げて大切にしています。感動や安心感、感謝。そうした人の心が動く瞬間をつくる仕事に私も心を躍らせたい。生産性を考えた時、数字だけでは測れない気持ちの温度も縦軸に入ってくると思っています」こう話す久保田氏自身が先頭を切ってVALUEを実践する。
例えば社内の清掃とゴミ捨ては社員全員で行う。久保田氏は朝のトイレ掃除を心掛けているという。
「数字だけを見ればポジションによって生み出している利益は違うかもしれない。だからといって若手社員がゴミ捨てをすればいいとは、全く思いません。皆が大事な仕事をしているし、上長と部下が一緒にゴミ捨てをすることで交わされる些細な会話や気持ちの動きがモチベーションに関わってきます。モチベーションが高まれば、結果として高いアウトプットになる。生産性はシステマチィックに数字だけで語ることはできません」と代表自らが率先してVALUEに基づく行動を取る様は印象的だ。

また久保田氏は現場に近いメンバーの意見を尊重し、サービスになるべく活かしたいと話す。ポジションにかかわらず提案を上げやすく、公正な判断を受けることができる風土だ。ビジョンの実現ばかりでなく、それを「どのように行うか」を大切にする。
今後はこれまでにない生活ソリューションを世界に向けて発信し、顧客の安心・安全な生活へ貢献する企業を目指す。
培った経験と知見を活かして新たなチャレンジをしたいと感じたならば、是非ともコンタクトを取ってほしい。

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インタビュー

株式会社OKULABのインタビュー写真
ITディビジョン Senior Manager / CTO 木山 功司氏 ・15年間にわたるシステム開発会社での勤務を経て起業する。 ・自身の会社で開発事業を展開する中で、設立間もないOKULABのシステム開発に携わる。 ・「世の中のライフスタイルを変える事業をしたい」との代表の熱意に惹かれて、同社への参画を決めた。 ・2018年にCTOに就任。 ・2022年にはITディビジョンのSenior Managerにも就任し、開発体制の強化に尽力する。

── OKULABで開発に携わることで描ける将来像はどんな姿でしょうか。

我々はシステム開発会社ではなく事業会社です。システムをつくることが仕事ではなく、事業のためのソリューションを提供することが仕事です。

ライフスタイルの変化スピードが加速する中で、これまでのように要件定義に時間をかけて設計、開発に数年かかるといったシステム開発では到底間に合いません。スピード感を持って進めるためには一から全て作ろうとするのではなく、既にある便利なSaaSやPaaSを使いこなしていくことが大事になってきています。
チームメンバーにもこのことを何度もよく伝えていて、最先端のツールやサービスの情報をキャッチしてもらいたいと考えています。 ... 続きを読む

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企業情報

会社名

株式会社OKULAB

業界

サービス系 > その他サービス系

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

コンサルティング・リサーチ > その他コンサルティング系

企業の特徴
自社サービス製品あり
設立年月

2016年08月

代表者氏名

代表取締役CEO 久保田 淳

事業内容

ランドリーサービスFC展開、ランドリーサービスの海外展開
洗濯ソリューションサービスの企画・開発・提供
企業アライアンスなどに関するコンサルティング

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

100人

平均年齢

34.6歳

本社住所

東京都渋谷区元代々木町4ー5

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