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インタビュー画像代表清水(左)、企画マネージャー関戸(右)

これまでの経歴を教えてください。

(清水)2003年に、アルバイトとしてゲーム会社で働いたのがスタートです。 その後、何社かを経験してさまざまな開発現場に携わってきました。プレイステーション、スマートフォン、VRなどプラットフォームもさまざまですし、規模もまちまち。また、PRGやアクションといったゲームジャンルも一通り経験してきたと思います。 ゲームプランナーやディレクター、エンジニアなどの経験がありますが、一番多いのはプランナー。企画をする立場が多かったです。 会社の経営に関わるようになったのは、前職の同僚がきっかけです。その友人が会社を興すときに誘われました。オーナーは別の方で、僕と友人は経営層として参画。その後、友人は退職したのですが、オーナー兼社長が社長を退くタイミングで、2017年に私が代表になりました。 現在は、経営も見つつ、ゲーム開発もしています。ゲーム開発では、主にプロデューサーとして参画しています。

ゲーム業界を目指した理由はなぜですか?

さまざまなエンタメ業界に興味があったのですが、ゲーム業界には、デザイナーやエンジニアなど、様々な種類のアーティストのセンスが融合して作品が生まれるところに魅力を感じました。 また、ユーザーとしてゲームが好きだったという理由もあります。 ゲームはエンタテインメントとして大きな可能性があります。受け身ではなく能動的な遊びなので、非常に複雑性の高いものが作れる。作っている側としては、大きなやりがいがあります。 さらに、経営者として、チーム作りや、クライアントとのやり取りなども楽しい。とくに、チーム作りは工夫のしがいがあります。

会社として目指しているのはどんなことですか?

会社を始めたときに、あくまでプロダクトを大事にしようと考えました。その考えは“「こんなのが遊びたかった!」をつくる”というミッションにも込められています。 好きなゲームや面白いゲームは、すでにゲーマーたちの頭の中にあるものではなく、新しいゲームを初めて触ったときに「こういうのが遊びたかったんだ!」とわかるものだと思っています。私にとっては「バイオハザード」や「サイレン」などのゲームがそうでした。その時の体験が、忘れられないものになっています。 会社のミッションを達成するのは、当然ながら簡単ではありません。達成するための考え方や行動規範を定め、毎月の全社集会などで話すようにしています。 1. 知的コミュニケーション 2. クリエイター能力の研鑽 3. ジブンゴト主義 上記3つを行動規範としています。これは一人でできることではありません。チームで実現させるために、日々の努力を重ねています。

会社やチームメンバーに求めているのはどんなことですか?

当社は、まだ見つけられていない、新しい正解に挑もうとしています。時には、今までのゲーム開発のセオリーに反した提案や思考が必要になります。セオリー以外によりどころとなるのは「問題の本質は何か」を発見できる能力です。 当社では、下記のようなステップを通じて本質を見極め、問題を解決するようにしています。 第1段階:互いに正確な情報をシェアすること 第2段階:シェアされた情報から状況を正確に把握すること 第3段階:把握された状況から、問題の本質を見つけ出すこと 第4段階:見つけ出された問題を解決すること この工程を通して、未知のものに挑む覚悟と、問題の本質を探究できる力が付くと考えており、メンバーにもその覚悟と力を求めています。 そのために、「本質をとらえてチャレンジしたなら、失敗してもいい」と伝えています。仮説を立ててチャレンジしても、想定通りに行かないことは多々あります。一般的に見て非常識なことでも、本質を見極め、考えたうえでの行動なら、失敗を恐れずチャレンジしてもらいたいと考えています。

今後の展望を教えてください。

現在取り組んでいるのは、「インディゲームの自社開発と販売」です。 これまで当社は、受託開発が中心でした。ゲームが売れても売れなくても、会社としては間違いなく売り上げが上がり、リスクが少ないのが特徴です。 ただ、受託開発の場合は「クライアントが作りたいものを作る」ことが目的であり、新しいチャレンジには限界があります。 ミッション達成のためには、インディゲームの自社開発は外せないものでした。チームとしての経験や実力が十分になったタイミングでスタートし、現在取り組んでいる真っ最中。8月にお披露目をする予定です。 実際に取り組んでみると、やはりチャレンジする部分は多くい。大変ではありますが、同時に楽しくもあります。大変なのは、ビジネスとして成立させる難しさ。それは今後、ふたを開けてみないとわかりません。一方で、自分たちの正解を目指して、作りたいものを作れる喜びが強くあります。 今後も、自社開発を続けていきたいと考えています。インディゲームを開発することで、ディベロッパーとしての目線や価値観も変わり、受託の仕事をする際にも役立つと考えています。 クリエイターとしての能力を高めながら、誰も見たことのないゲームを作る。それを本気で目指していける人と、一緒に働きたいと思っています。

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