代表取締役医師・山田 裕揮氏 1989年生まれ。和歌山県にある医科大学を卒業後、大学病院等で勤務。学生時代に難病を患った経験に加え、臨床医として勤務を経験したことから、地域における特殊症例診察にある問題点を解決する事業を構想。2020年3月に同社を設立し、事業としてプラットフォームサービスである『E-コンサル』を展開している。

御社を設立した経緯を教えてください。

私自身、学生時代に難病を患った経験があり、また臨床医としての勤務経験があったことから、希少疾患や特殊な症例に関する対応に地域格差があるという社会課題を実感していました。その課題を解決することで社会的なインパクトを起こしながら、未来に繋がるような取り組みをしてみたいという個人のモチベーションが、当社の事業を構想したきっかけになっています。 しかし、課題を実感しながらも、その解決をどのように実現するか、ビジネスとしていかに発展させるか、という具体策は固まっていませんでしたので、様々な領域の方々にお会いし、アドバイスを頂くという活動を始めました。そして、市場の状況、可能性、ビジネスアプローチの手法といった情報を吸収できたことから、持続可能な事業として『E-コンサル』を展開することを決定し、2020年3月に当社を設立したということです。

御社にはどのような特徴があると感じていますか？

当社は、医師や医療業務経験者、理学療法士のほか、元コンサルタントやエンジニア等、あらゆる領域の業務経験者が在籍していることから、ダイバーシティに溢れた環境になっていると思います。そして、メンバー達が対等な立場で議論し、フラットな関係性の中で業務に取り組んでいるのが当社の特徴です。その特徴こそが、当社のサービスを強くしている側面もあると思っています。 各領域のスペシャリスト達が、上下関係を意識することなく互いに尊重し合い、背中を預け合うような形で大きな意義のある事業に取り組んでいる。それが当社の姿だと思っています。ビジネスと医療というそれぞれの得意分野を、各メンバーの能力で補い合いながらサービスを発展させ、充実したソリューションを提供することが私達の目標です。この多様性とフラットな関係性というカルチャーは、今後も大切にしていきたいと思っています。

これから入社する方を含め、自社のメンバーに大切にしてほしいことは？

まずは、現在の医療現場にある社会的課題を解決する、継続的に社会に価値を提供するという、当社の理念に共感していただくこと。メンバー全員が同じマインドで同じ方向を向き、事業を進めていくことが必要だと思っていますので、その共通意識を大切にしてほしいと思っています。 また、プロフェッショナリズムにこだわりを持ち、成果にコミットした業務スタイルを貫く意識も大切にしてほしいですね。当社には、医療領域、ビジネス領域に関するプロフェッショナルがメンバーとして在籍し、それぞれのスキルを最大限に生かしながらより良い社会環境を実現するために業務に取り組んでいます。もちろん、自身の努力が結果に繋がらないこともありますが、そこで諦めることなく前向きに、ある意味では泥臭くチャレンジを続けています。成果を出すための手段を模索しながら、プロとして仕事をする。そんなマインドも大切にしてほしいと思います。

企業として目指すのはどのような姿ですか？

私が理想としているのは、在籍するメンバーにとって当社が「思いを実現するための場所」になることです。医療に関する課題に向き合うメンバー達が、理想とする社会実現のための拠り所となる。社会に価値を提供する人材達が集う場所、愛されるホームになることが、当社が目指す姿と思っています。 そして、理想の実現のために常に新しいことを試せる環境をつくり上げたいという思いも、私にはあります。当社の事業は、社会に欠かせないインフラを構築するものであり、正しさや必要性が確実に存在しているものなので、拡大の可能性は大きいと思っています。そのために必要なのは、同じことを変化なく継続することではなく、ニーズの形や時代の変化に合わせて試行錯誤し続けること。思いを形にするためにメンバー達が集い、常に新しいことを追求できる場所となることが、当社の目指す姿だと私は考えています。

最後に、転職者に向けてメッセージをお願いします。

医療の分野で高い専門性のある事業を展開する環境で、是非やりがいのある業務を体験していただきたいと思っています。当社の業務には、巨大な市場規模を持つビジネスとしての魅力はもちろん、社会的なインパクトの大きさを実感できるという魅力があるはずです。成功の可能性が大きい事業に前向きに取り組み、チャレンジを楽しめる環境で力を発揮していただきたいと思います。 これから入社する方々は、理想の社会を実現するために一緒に戦う仲間だと、私は考えています。巨大な組織で一部の業務を担う一人ではなく、チームにとって不可欠な存在である仲間としてお迎えしたいと思っていますので、チャレンジ精神を発揮する場所として当社を選んでいただければ嬉しいですね。医療の分野やスタートアップ企業に興味がある方には是非お会いしたいですし、その方と当社の「will（意思）」が重なるかどうか、じっくりとお話ししてみたいと思っています。