前社長から受け継いだもの、そして今後新たに推進していきたいことは何でしょうか?
受け継ぎたいのは、前社長が作ってきた文化です。 パワーソリューションズの強さの秘訣は、誰よりも、(他のコンサルファームやベンダー、あるいは実の当事者である顧客の社員よりも)その仕事に主体的に取り組むという「突出した当事者意識」にあります。これを受け継いでいきたいです。 当社の社員は、顧客であるお客様から評価されれば、より多くの報酬を得られるというマインドをもっています。このことが労働意欲につながり、会社の成長の要因なっていると思っています。 推進したいのは、ビジネスウェイトをこれまで以上にコンサルティング領域にシフトすることです。 私は当社ならではのDX推進アプローチを次のように考えています。 ①俯瞰的な視点で「よく考えて」、 (=業務コンサルティング) ②多様な汎用サービスだけでなく、新たなITサービスも「くっつけて」、 (=優れた外部サービスの利活用推進をするDXコンサルティング) ③それでも残るラストワンマイルは自ら「埋める」 (=システム設計・開発) いま、当社の仕事のボリュームは、まだまだ③が多いですが、今後は①、②の仕事の比率をこれまで以上に増やしていきたいと思います。これはつまり、システムを「つくる」から「できるだけつくらない」という方向性を目指すということであり、よりコンサルティング領域へのシフトを推進したいです。
今後どのような成長を実現していくのか、数値感、規模感、成長戦略等を教えてください。
2021年6月の社長就任後の初の納会で、当社グループを桁違いに大きな企業グループにする。具体的数値目標はグループ社員数1,000名ということで『Road to 1,000』というスローガンを社員に伝えました。 背景には「社員のみなさんが、この先、部下を持ってより上位の役職につける機会や、学びの機会そして、その学びを生かして挑戦できる機会を提供し続けたいから。もっといえば、ワクワクした成長機会に溢れる企業グループにしたいから。」との思いがあります。 我々は創業以来、大手IT企業から提供される汎用的な業務パッケージやITサービスを活用するお客様が、あともう一歩をITで何とかしたい領域を「ラストワンマイル領域」と呼び、そこを「埋める」ことに専門特化してビジネスを拡大してきました。 DX時代になり、業務プロセス変革への対応が急務です。 これまでのように「埋める」役割だけでなく、俯瞰的な視点で「よく考える」業務コンサルタントの育成を強化し、RPAやAI等の優れた外部サービスを「くっつける」必要性が増しています。 より具体的にお話しすると、顧客に近いところで課題を聞き、顧客と一緒に作る努力をします。ただ、ゼロから作ることにこだわるのではなく、世にある優れたITサービスを上手く使うのです。あるのに作ると言う冗長な仕事は止めた方がDXへのシフトが早まります。 現在、国内、海外問わず、既に実績のある優れた外部サービスが溢れています。例えば、クラウド基盤もそうですし、複数システムを横断したマニュアル作業を自動化するRPA/AIもそうです。他にも、ローコード、BI、ETL、運用管理等あらゆる分野で新たなITサービスが次々と生まれています。 すでに顧客が利用している業務ソフトウェアにそれらをくっつけて、それでもくっつけられずに残る部分(ラストワンマイル)だけを埋めることで、システムの目的を達成することができるのなら、顧客の期待以上のスピードで、顧客の期待以上のかっこいいシステムが提供できそうでワクワクします。 また、そういうDXを推進できる人材を育成する機関として、2023年には企業内大学の開校を予定しています。 私は、専門業務知見があり、かつ、外部ITサービスに精通して、「よく考えて」、「くっつける」ができる人が世の中で価値あるDX人材になると考えており、企業内大学ではその機会を多く持てるようにしたいと考えています。
求める人物像を教えてください、また入社後に担ってほしい役割を教えてください。
ビジネススキルとエンジニアスキルをベン図にした時、中心の重なる部分をやりたい人を求めています。ファシリテーションスキルも発揮して、顧客との対話を通じて生まれたことを実現したい人ですね。 顧客との対話を通して、これまで培った経験をアウトプットしてください。プライム案件が主体の当社で提案する機会を活かして、成長に繋げてほしいです。 私自身、当社に入社した直後から対話の機会を与えてもらい成長したという実感があります。 良い関係性を築いたお客様が他社に転職して、さらに再びそこからも発注をいただけるという良いスパイラルを経験できたことは楽しかったです。「仕事の報酬は仕事である」という言葉がありますが、社員にも是非ともそうした経験をしてほしいと思っています。
代表の仕事観について教えてください。またどんな方法でリフレッシュしていますか?
私の仕事観は、オーケストラの指揮者じゃなくて、バラエティ番組の司会者でありたい、という感じです。 オーケストラの指揮者のように、自分では楽器を演奏せず大上段に構えて楽譜どおりに指揮するではなく、バラエティ番組の司会者のように、台本どおりにいかない状況を楽しんで自分でも笑いを挟みつつ場にいる人達を喋らせて面白い番組をつくり上げるのが理想のイメージ。 だから、色々な人達の力を借りて、自らもラストワンマイルを埋めながら全体として良いソリューションを提供したい。 我々の仕事は、お客様との共創であり、業務パッケージやITサービス、あるいは先端技術を提供する他社との共創であり、ともに仕事で切磋琢磨する仲間との共創です。 みんなで一緒になって頭で汗をかきながら全体最適解を実現できればと思っています。 リフレッシュ方法はキャンプとゴルフです。キャンプもゴルフも自然が豊かな場所に行き、青い空、白い雲、木々の緑を眺めることができます。青、白、緑の色のコントラストが好きなんです。そこにいるだけで気持ちが前向きになります。 キャンプとゴルフは、とてもいいリフレッシュになっていますね。
Greenユーザーに向けたメッセージをお願いいたします。
当社はプロフェッショナルな雰囲気とフレンドリーな雰囲気が絶妙なバランスで調和している会社です。プロフェッショナルに徹すると、とっつきにくさが生じることもありますが、社内には殺伐とした空気がなく優しく穏やかなカルチャーが根付いています。 そしてフラットなコミュニケーションが常に取られています。 以前、会社のブランディングビジョンの再策定をテーマに社員とディスカッションをした際は意見が次々に出て、自由な議論が繰り広げられました。アイデアを否定しない風土は、他ファームやベンダーとは圧倒的に違う点だと自負しています。 こうした社風の中、「よく考えて、くっつけて、埋める」というアプローチでDX推進する1,000名規模のプロフェッショナルファームへの道を一緒に目指しませんか? どうぞ会社の成長と自分の成長を同時に楽しんでください。 現状二次請け・三次請けの立場にいて、やりたいことができていないという方にも活躍の機会を与えられる会社です。是非ご参加ください。