代表取締役社長・国吉 巧氏 1977年生まれ。大学卒業後、アミューズメント企業に新卒入社。その後、ITコンサルティング企業、モバイルサービス企業への転職を経て、フリーランスの開発者・プロジェクトマネージャーとして活躍。開発領域の事業立ち上げ支援業務に関わった後、同社の事業に参画した。

国吉様のこれまでの経歴について教えてください。

大学卒業後は、アミューズメント企業に新卒入社し、施設での業務を約3年間経験しました。その中で、IT領域の業務に対する興味を持ったことから、25歳で未経験からチャレンジすることになりました。主に、大手企業に対するERPの導入支援等を担当していましたが、その当時は携帯端末向けのビジネスが急成長していました。そこから、モバイルサービス向けのモノづくりを手掛けるベンチャー企業に転職し、色々と経験しました。 その後は、29歳頃からフリーランスとして独立し、システム開発やセールス、プロジェクトマネジメントといった業務を6年間にわたって経験しました。そこから、36歳の時に開発事業の新規立ち上げ支援という領域の業務に携わるようになり、グループ内のIT業務専門企業として体制を整えることになった当社に参画。現在は代表取締役という立場で、当社の運営に取り組んでいます。

御社の特徴はどのようなところにあるとお考えですか？

事業に取り組む上で、「楽しいかどうか」を重視することをポリシーとしているのが、当社の大きな特徴だと思っています。その「楽しい」は、お客様はもちろん、つくっている側も感じられるかどうかが重要。実際に、当社ではお客様から相談を受けた際に、ご要望を技術で実現できるかをまずお話しして、その後に予算や費用に関する提案を行っています。課題解決によってお客様に「楽しさ」を感じてもらうことが大切で、お金は後から付いてくるというのが当社の考えなんです。 実際に、当社ではシステム開発に関するお見積もりをする前に、提案用の成果物を提示することもありますし、極端なケースではその提案したものがサービスとして世に出たということもあるぐらいです。大切なのは、「つくることが好き」「開発を楽しさに繋げたい」という思い。その思いに共感できる方であれば、当社の環境にマッチすると思っています。

企業を運営する際に、国吉様が大切にしていることを教えてください。

一つ目は社員に対しては家族のように接することであり、二つ目は社員達に常にプロとしての意識を持ってもらうことです。 プロ意識については、未経験スタートの方であっても業務開始の時点で持っておくべきものだと思いますし、質の高い成果物を提供するために熱意を持って取り組むということを自覚してほしいと思っています。そして、プロとしてお客様にサービスを提供する上では、常に学びの姿勢を持つことは当たり前のこと。そんな考えを社員達には持ってもらいたいですし、その学びについての支援は全面的に行っていきます。 また、コミュニケーションをもとにした関係性というものも大切にしています。リモートで勤務する社員達とも、なるべく対面で話をする機会を増やすようにしていますし、そこから信頼関係を築きたいというのが、私の考えなんです。

人材を迎える上で、一番重視しているのはどのようなことですか？

人材採用に当たって、私がその面接担当者にいつもお願いしているのは、「一緒に仕事をしたいと思える人物かどうかを判断してほしい」ということです。その判断は、技術的なスキルよりも重要だというのが私の考えなんです。 もちろん、私自身も面接を行う場合もありますが、その際に基準とするのは「興味あるものに対する接し方」と言えるかもしれません。例えば、その人物の趣味を聞いた場合にはそれをどのように大切にしているかということを確認しますし、どのような学びを行っているかということも聞くようにしています。 応募いただく方にも色々な方がいますし、面接でお会いする方々にも多様なタイプがあると思っています。そして、それぞれの興味を知り、どう接しているかをお聞きするというコミュニケーションによって、その方の仕事への向き合い方をイメージできますし、明確に話せる方は成長できると、私は思っています。

企業の代表として、御社でどのようなことを目指したいと考えていますか？

直近の目標としては、3年後を目途に自社サービスを新規に立ち上げたいと思っています。現在の受託開発という柱に加え、もう一つの柱として成長させたいというのが私の考えなんです。その目的は、顧客のシステムを開発するだけではなく、自分達の手元に残る作品を手掛けてもらいたいということ。その作品をつくり、しっかりとマネタイズも実現するような取り組みを、今後は行っていきたいと考えています。 また、5年後を見据えた考えとしては、グループとしてのサービスを国外にも展開していきたいというものがあります。その時点までに約200名規模に社内体制も拡大させたいですし、ITエンジニアリング企業としての成長を目指したいと思っています。この目標を達成するために、首都圏に限らず、愛媛や四国、関西、九州を含めた日本全国のデジタル人材を広くお迎えしたいと考えていますので、意欲のある方には是非仲間になっていただきたいですね。